THE GO AND MO'S 第28回公演『名帆の鈴』
公演終了報告
日時
2019年11月
22日(金) 19:30
23日(土・祝) 14:00/19:00
24日(日) 14:00
4ステージ
会場
円頓寺Les Piliers
料金
予約1,000円 ペア 1,800円 当日1,500円
クレジット
脚本・演出・出演/黒川猛
構成/中川剛、黒川猛
音楽/Nov.16
制作・他/丸井重樹
主催・企画製作/THE GO AND MO'S
ラインナップ
漫談「ご当地ヒーロー」…
今年6月に大阪で再演し、磨きがかかってきた漫談ネタ。
落ちはその土地・時事ネタに合わせて変更しています。
ご当地ヒーローになってほしいという出演オファーがあり、
どの県のご当地ヒーローになるかを選ぶさまを笑うという漫談。
滋賀・奈良・三重・千葉・岐阜…。
全てひらがな二文字の県であることも最後に拾います。
コント「今コントやってるからファイナル!」…
「黒川の笑」でやり溜めてきた「今コントやってるから!」の変形版。
取調室のコントをやろうとしている黒川の元に様々な人が乱入してくる。
これまでは実際にゲストが乱入してきたのですが、
ファイナルではスケールアップを図り、
「フランス人の知り合いがトヨタに入りたいと…」
「お笑い界の知り合いがコントをやりたいと…」
「官房長官が「令和」と書かれた色紙を持って…」
「音楽関係の知り合いが「シャングリ・ラ」で踊りたいと…」
などなど、今年話題になった有名人が続々と押し寄せてくる、というネタに。
黒川得意の「嘘トーク」炸裂となりました。
講談師「斎藤紋之丞」…
前回東京公演で「黒川流講談」のやり方が分かってきたのを受けて、
新たなシリーズ誕生です。
ご存知「活動弁士 斎藤記念美」で披露した、
奇っ怪なお話を講談風にリメイク。
「斎藤紋之丞」と名前も新たに披露しました。
今回は「わらしべ長者」と「SMクラブ」の2本。
個人的に「父がS、娘がMなら大惨事」は名セリフだと思います。
いずれも秀作講談となりました。
「体操のお兄さん」…
もう何度やったかしれない「コンチン体操」。
※何度もいいますが、「ちんちん体操」ではありません。
今回も照明スタッフを帯同しなかったため、
安っぽいミラーボールで演出。
極小空間だったこともあり、チープさ満載でした。
創作落語「鼻」…
2017年の最優秀落語賞にも輝いた「鼻」。
過去の映像を見直して不要な部分を切り落とし、
黒川流落語に当てはめた演出を活かして再々々演。
芥川龍之介の「鼻」、あるいは宇治拾遺物語の「鼻長き僧の事」
を元にした、創作落語。
鼻が大きすぎて何を言っているのかわからない僧侶と、
その弟子がどうやったら話ができるようになるか・・・。
おそらくこれが完成形、という出来になったと思います。
コント「お前、俺のことどう思ってんねん」…
2018年9月「黒川の旅vol.2~大阪」で上演したコントの再演。
とはいえ、相手にするモノが毎回異なるので、同じコントにはなりえません。
黒川の目の前に置かれた「けん玉」と会話が始まります。
「お前、俺のことどう思ってんねん」
「いや、どうって…」
一連の会話が終わり、黒川が
「ほな聞くけど、お前は俺のことどう思ってんねん」
「・・・・・・」
「返事ないかぁ」
で、黒川がお客さまに「返事しそうなものを貸してください」と
持ち物を提供してもらう。
そのモノとの会話の後、
「ほな聞くけど、お前は俺のことどう思ってんねん」
「・・・・・・」
「返事ないかぁ」
で、「お客さま、舞台に上がってください」
最後にお客さまが黒川に一言言って落ち、というコント。
最初の「けん玉」との会話が違うモノ/人になっても繰り返されるのですが、
「乗せる」と「刺す」というくだりがあり、
女性が来たらどうしようと恐れおののいていましたが、
4ステージ中3回は女性でした・・・。
モノを提供いただいた方、舞台に上がってくれた方、
ご協力ありがとうございました。
「体操のお兄さん~finale」…
こちらも何度となく踊っている「ちんちんカーニバル」。
これまでのタイトルは「ファイナル」でしたが、
「~finale」に変わりました。・・・内容は一緒です。
もう、公演の最後はこれを踊らないと締まらない、
病気のようになってきました。
「デラデラ詐欺」…
入場料を取っておきながら、気に入ったコントにお金を入れてもらう、
という詐欺。
結果はこちら。
第1位 お前、俺のことどう思ってんねんん 2,428円
第2位 創作落語 鼻 1,981円
第3位 今コントやってるからファイナル! 1,831円
第4位 講談師 斎藤紋之丞 1,640円
第5位 体操のお兄さん~finale 1,542円
第6位 体操のお兄さん 1,312円
第7位 漫談 ご当地ヒーロー 1,071円
合計 11,845円
(被害額累計 225,188円)
このコーナーでは稽古量に比例してお金が集まらないのが常で、
今回も即興的要素の強い「お前、俺のことどう思ってんねん」が1位でした。
しかし、全て1,000円以上獲得し、あまり差がつかなかったことは
嬉しいことでした。
創作落語が2位にランクインしたのは、
完成度の高さを証明したということでしょうか。
終演後 物販…
DVD『五輪』総集編(800円)
DVD『英雄』総集編(800円)
DVD『格闘』総集編(800円)
DVD『身体』総集編(800円)
朗読CD『斉藤記念美』(500円)
サントラCDmini『中と俺』(200円)
サントラCD『丸と俺』(500円)
サントラCD『黒と俺』(500円)
上演時間
約90分
動員
41名(内招待4名・関係者4名)
またしても、動員が50人を切りました。
初めての名古屋本公演で、チラシの折込も事前にリサーチし、
平均的な枚数を折り込んだはずなのですが・・・。
演劇関係者のリアクションが極端に少なかったですね。
制作の力不足を思い知らされました。
いよいよ考え直さなければなりません。
実は劇場周辺は週末イベントをやっていて、
通り掛かる人がとても多かったのですが、
近くのレストランでランチをした後ふらっと立ち寄った、
という方が当日券で観劇してくれ、
めちゃくちゃ笑って帰ってくれました。
twitterでも感想を入れてくれるなど、
初見の人たちに満足して帰っていただけたことは、
とても自信にはなりました。
- 2019/12/03(火) 15:19:00|
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