[ python ] Eclipse に PyDev をインストールする
本エントリでは 2006/12/10 の時点で最新となる Eclipse SDK version 3.2.1 と PyDev plugin version 1.2.5 を対象にしています。これ以外のバージョンでは 操作が異なる場合があります。また、バージョンアップなどにより将来操作が変更となる 可能性があります。可能な限り修正していきますが、 操作手順のミスなどにお気づきになられましたら [email protected] までご連絡ください。
バージョンが異なるからか、実践 Python の説明と少し手順が異なる部分があったので
それを反映したエントリを作成することにしました。
PyDev は無料で使える素晴らしい IDE です。キーワード・文脈に基いたカラーリングはもちろん、クラスに定義されているメンバ変数やメソッドの一覧表示、ソースコード中のそれらが定義されている場所へ一瞬でジャンプできる機能、プロジェクトファイルの管理機能など便利な機能が簡単に使えます。楽にコードを書けるツールを探している方は試してみてはいかがでしょうか?
PyDev は Eclipse のプラグインですので、使用するためには Eclipse 本体が必要になります。Eclipse がインストールされていない場合はこちら ( Eclipse Wiki ) を参考にして Eclipse のインストールを行ってください。
Eclipse のインストールが終わったら、Eclipse を起動してメニューバーの "Help" にある "Software Update" のサブメニュー "Find and Install" を開いてください。
下のようなダイアログボックスが開きます。"Search for new features to install ( 新しい機能を探してインストールする )" にチェックを入れて Next ボタンをクリックします。
Update sites to visit というステップに進むと思います。「新しいプラグインを探したいサイトを選んでね」というようなことが書いてありますが、初期状態ではPyDev のサイトは登録されていません。まずはサイトを登録する必要があります。New Remote Site と書かれたボタンをクリックしてください。
Edit Remote Site というダイアログボックスが表示されますので、下の画像を参考に Name と URL を入力して OK ボタンを押してください。
先ほどの Update sites to visit に戻ってきました。今度はリストに PyDev がありますね。チェックボックスにチェックを入れてから Finish ボタンをクリックします。( Next ボタンじゃないんですよ。紛らわしいことに( ´・ω・`) )
ちいさなダイアログボックスが表示されてしばらくすると、 Search Result と書かれた下のようなウィンドウが表示されます。PyDev の左側にあるチェックボックスにチェックを入れて Next ボタンをクリックしてください。
PyDev のプラグインを使用するためには EULA に同意しなければなりません。PyDev は Eclipse 本体と同じ Eclipse Public License です。Eclipse を使用しているならこれに同意しているでしょうから "I accept the terms in the license agreement" を選択して Next ボタンをクリックしましょう。
特に変更することはないでしょう。Finish ボタンを押して次に進みましょう。
Update Manager がプラグインをダウンロードして Eclipse に組み込んでくれます。
しばらくすると下のような警告画面が出てきます。要約すると「電子署名されてないんだけど本当にインストールするの?」という内容です。署名されているプラグインの方が少数派でしょうよ。かまわず Install All をクリックして完了してください。
PyDev をインストールすると「設定を反映するには Eclipse を再起動してください」というダイアログボックスが表示されるので Eclipse を再起動してください。
Eclipse に組み込むことはできましたが、PyDev はそのままでは使えません。Python のインタープリタがどこにあるのか、Python のモジュールがどこにあるのかといったことを教えなければなりません。続いて PyDev の設定をする必要があります。
←画像のようにツールバーの Window -> Preferences の順にクリックして設定ウィンドウを開いてください。
下の画像を参考に、1 ~ 3 の順にクリックして、ファイル指定ダイアログボックスを開いてください。
ファイル指定ダイアログでは python.exe があるフォルダを指定します。
Python インタープリタがあるフォルダを指定すると、自動的に PYTHONPATH などを読みに行き、設定したほうがいいパスを表示してくれます。大抵のインストールされているサードパーティーモジュールのパスは見つけてくれます。表示されているもののうち設定したくないものがあったらチェックを外しましょう。パスが抜けている場合でも次で追加できますので、気にせずに OK ボタンをクリックしてください。
先ほどの自動設定でモジュールパスが抜けていた場合はここで追加してください。System PYTHONPATH の右側にある New Folder ボタンを押して出てきたダイアログボックスでパスを指定すると追加できます。また、間違って追加してしまったパスを削除することもできます。削除は目的のフォルダを選択して ( 選択すると背景が反転します ) Remove ボタンを押してください。設定の確認が終わったら OK ボタンをクリックします。
以上で PyDev の必要最低限の設定は終了です。あとは使いながら自分の好みにカスタマイズしていきましょう。
なお、プロジェクトは File メニューから New -> Other と辿って Select ウィザードを開きます。
リストエリアの Pydev を展開すると Pydev Project, Pydev Module, Pydev Package があるので目的にあったものを選びましょう。
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