2013/01/24

[ ニッキ ] あ・・・ありのまま 今日 見てきたことを書くぜ

         ,. -‐'''''""¨¨¨ヽ
         (.___,,,... -ァァフ|          あ…ありのまま 今日 見てきたことを書くぜ
          |i i|    }! }} //|
         |l、{   j} /,,ィ//|       『おれはとあるエレベーターに乗り込んでドアを閉めようとしたが
        i|:!ヾ、_ノ/ u {:}//ヘ        ドアを閉めるボタンがなかった』
        |リ u' }  ,ノ _,!V,ハ |
       /´fト、_{ル{,ィ'eラ , タ人
     /'   ヾ|宀| {´,)⌒`/ |<ヽトiゝ
    ,゙  / )ヽ iLレ  u' | | ヾlトハ〉
     |/_/  ハ !ニ⊇ '/:}  V:::::ヽ
    // 二二二7'T'' /u' __ /:::::::/`ヽ
   /'´r -―一ァ‐゙T´ '"´ /::::/-‐  \
   / //   广¨´  /'   /:::::/´ ̄`ヽ ⌒ヽ
  ノ ' /  ノ:::::`ー-、___/::::://       ヽ  }
_/`丶 /:::::::::::::::::::::::::: ̄`ー-{:::...       イ

         ,. -‐'''''""¨¨¨ヽ
         (.___,,,... -ァァフ|          な… 何を言ってるのか わからねーと思うが
          |i i|    }! }} //|          おれも何を見たのかわからなかった…
         |l、{   j} /,,ィ//|
        i|:!ヾ、_ノ/ u {:}//ヘ        頭がどうにかなりそうだった…
        |リ u' }  ,ノ _,!V,ハ |
       /´fト、_{ル{,ィ'eラ , タ人        催眠術だとか錯視だとか
     /'   ヾ|宀| {´,)⌒`/ |<ヽトiゝ        そんなチャチなもんじゃあ 断じてねえ
    ,゙  / )ヽ iLレ  u' | | ヾlトハ〉
     |/_/  ハ !ニ⊇ '/:}  V:::::ヽ        もっと笑えるものの片鱗を味わったぜ…
    // 二二二7'T'' /u' __ /:::::::/`ヽ
   /'´r -―一ァ‐゙T´ '"´ /::::/-‐  \
   / //   广¨´  /'   /:::::/´ ̄`ヽ ⌒ヽ
  ノ ' /  ノ:::::`ー-、___/::::://       ヽ  }
_/`丶 /:::::::::::::::::::::::::: ̄`ー-{:::...

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2012/06/19

[ ニッキ ] 推定有罪の恐ろしさ

自分はロリコンじゃないし、妻の目も厳しいからエロ画像なんてHDDになんて入れてないよ、とか思ってませんか?
私も、そうです。ロリコンじゃないし、エロ画像も溜め込んでいません。違法アップロードもしてません。

でも、家宅捜索をうけたんです。令状をとられたんです。
これ、人ごとじゃないですよ。ほんと、まじヤバイですって。

( 児童ポルノ法が私に及ぼした実害と、今後増えると予想される家宅捜索令状, seraphyの日記, 2012-05-19 )

やっぱりというか、児ポ法の危険性ってほとんど知られていなかったんだなぁと思いました。

MIAU も児童買春・児童ポルノ禁止法改正についての緊急声明を出して、冤罪の危険性、日本国憲法で保障されている「表現の自由」および「通信の秘密」の不当な侵害の危険性を指摘していたんですけど、一部の人たちの「気に食わないから規制っ」意見で成立しちゃったんですよね。

で、seraphy 氏が書いているようにダウンロード刑罰化はもっと危険。

JASRACのようにその分野の専門家を擁し権力を兼ねた組織を相手に、
無罪であることを自分で証明しなきゃならないのだ。

無罪であることを証明できなければアウト!
その後一生、あなたは前科付の烙印を背負って生きることになるのである。

たとえば、こんなケースを考えてみよう。

ある日、あなたは音楽 CD を買ってきた。
買ってきた音楽を気に入ったあなたは、MP3 に変換して Dropbox を使って同期することにした。
Dropbox を使えば iPhone でも PC でも、iPad でもどれを使っても好きな時に聴けるようになるのだ。

その後、しばらく経って引越ししなければならなくなった。
全部の荷物はもっていけない ( これはよくあることだ ) ので、
どの荷物を持っていくのか取捨選択する必要がある。

「今まで購入した音楽で気に入ったものは全部 Dropbox に入れてある。CD は諦めよう。」
あなたは CD を持っていくことをあきらめることにした。

新しいアパートに引っ越してからしばらくして、突然警察がやってきた。
捜査令状を突きつけられ、部屋の中を片っ端からひっくり返され、PC の中も片っ端から漁られた。
もちろん、iPhone の中もだ。

家宅捜索で次の事実が指摘され、あなたは起訴されることになった。

  • CD は所持していない
  • 大量の MP3 ファイルが PC と iPhone の中にあった

さて、あなたはこの状態で自分は無罪だと、MP3 ファイルは正規の方法で入手したものだと
裁判官と裁判員に納得させることができるだろうか?(*1)
先に言っておくと、裁判員は専門知識の有無に関係なく選ばれる。

このケースの他にもある。不幸にもマルウェアに感染してしまい(*2)、そのマルウェアが児童ポルノや音楽ファイル、動画ファイルの収集・配布をした場合とかだ。この場合でも自分がマルウェアに感染していたことを知らなかったこと、感染したマルウェアが違法なファイルを収集・配布する動作をすること、マルウェアが関与していないファイルは全て正規の方法で入手したことを証明(*3)した上で裁判官と裁判員を納得させなければならない。できるだろうか?

違法行為は罰せられるべきという点については、わたしも賛同します。
しかし、「十人の真犯人を逃すとも一人の無辜を罰するなかれ」という原則に反する法案はそもそも成立させるべきではないのです。

改正児ポ法と違法ダウンロード刑罰化はいわば「推定有罪」という考えを前提にしたものです。
推定有罪を元にした法制度がどれほどの悲劇に繋がるかは、魔女狩りのように歴史を振り返ればわかることではないでしょうか。
これらの法律が早期に改正されることを望みます。

(*1) すべての CD の購入証明書を保管していれば無罪判決になるでしょう。が、そんな人が何人いるのでしょうか?

(*2) セキュリティソフトを入れれば全て防げるというのは大きな勘違い。ちなみに、マルウェアが収集した児童ポルノによって起訴されたという事例は海外で発生している。

(*3) サイバー空間における無犯罪証明問題、あるいはデータ同定問題と言われているもの。

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2012/06/03

[ ニッキ ] 続、デスマチームと(ry

「お前だって自分がやりたいことだけやりたいんだろ」と言われればその通り。
日々やりたいと思うことだけをやっていられたらといつも考えていた。

だが、「嫌なことを他のやつに押し付けられるならそうするだろ」と問われれば、否。
断じて否。

嫌だと思うことを他の人に押し付けて、やりたいことだけができるようになったとしても、わたしは嬉しいとは感じないし楽しいとも感じない。

わたし自身が、押し付けられた地獄を身を持って経験したからだ。

自分が書いたコードではない、誰が見ても設計レベルで間違ってるコードを引き継がされて「お前、なんだよこのクソコード」と言われた時は屈辱の極みだった
禁じ手を理解していないであろう奴が書いたコードを引き継いだ結果、「直せないじゃなくて直すんだよ、お前が書いたんだから」と言われた時は絶望を覚えた。
足し算と掛け算しか使っていない計算式を理解できない SIer を相手にしたときは俺の怒りが有頂天になった。
必死でバグの原因を調査しているときに、糞コードのメンテを押し付けた奴らが業務時間中にスト IV とか Diablo3 の話で盛り上がり馬鹿笑いを垂れ流しているのを見て湧き上がる殺意を必死で抑えた。

誰もやりたがらないことを押し付けられて屈辱に耐え、怒りに震え、殺意を抑えながら、絶望の深淵に沈み込んでいく人がいると知ったら、自分がやりたいことが目の前に会ってそれだけをやっていいと言われたとしても、わたしは全く喜べない。

かつて自分の心身を苛んだ苦しみと同じモノを押し付けられて苦しんでいる人がいる。
それを知ってなぜ喜べようか。

なんであれ、自分がやりたいことができれば他人はどうでもいいという人もいるかもしれない。
嫌なことは他人に上手く押し付けて自分は楽をするのが処世術だという人もいるかもしれない。

あえて言わせてもらう。
そんな人間としての品性を捨てて楽をすることが処世術だというのなら、そんなものクソくらえだ。

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2012/02/23

[ ニッキ ]同じオフィスにデスマ担当チームとそうでないチームがいたらどうなるか

考えがあったら表に出すべきだ。
当たり前のことだと思っていたけれど、自分がうちに引っ込めてしまっていた考えがあまりに多かったことに気付いた。あんまりいい話じゃないけど書こうと思う。

Reference:
受託の話をしよう ( F's Garage, 2012/02/21 )

えふしん氏は「受託の話をしよう」のなかで、いくつか重要な現実を突き付けている。
そのなかのひとつは受託(他社から案件を受けてその通りに作る)と自分たちのアイディアに基づいて 自分たちで何かをつくることを両立させることは難しいということ。

"もし同じオフィスに、デスマ的な顧客案件と、まだ数ヶ月以降に儲かるかわからない案件をやってるグループが共存していたらどうなるか。"

実際の経験からいうと同じオフィスに「共存」は無理でしょう。

わたしもちょっと酷い経験をしている。

ある人たちが「自分は C が苦手だし、こんな酷い C++ のコードを扱うのは嫌だ」 と言いだしたのだ。

その時、実際にお金になるものは「こんな酷い C++ のコード」しかなかった。

そう主張した何人ものプログラマの名誉のために断わっておくと、本当に酷いコードだったのは事実。

グローバル変数がたくさんあった。
C++ なのになぜかグローバル関数だけで実装された機能もあった。
int 型はもちろん、ポインタでさえも初期化されていないことがざらだった。
ファイルの存在確認はするが、読み書きができるかどうかは確認しないこともざらだった。
まともなドキュメントはほとんど残っていなかったし、 それを書いた人のほとんどは辞めてしまっていた。
そこには実際に目にすることはないと思っていた「かつて見たこともないほど巨大なクソの山」があった。

ドキュメントもなく難解なソースコードに苦しめられた結果解読を諦め、 ダメ元でバイナリエディタでデータファイルを直接開いたらそっちの方が楽だったこともあったけな。
( バイナリエディタ覗いた方がマシだったことはさすがに5回もなかったけど )

わたし自身、「あまりに酷すぎるのでこれを使い続けるのは無理がある。作り直すべきだ」と主張した一人でもある。

話を元に戻して、オフィスはどんな状態になったかを話そう。

哀れなチームで働くことになった人たちがいた。
一方で「割と普通」なチームで働くことになった人達がいた。

哀れなチームで働くことになった人たちは、毎日オフィスでかつて見たこともないほど巨大なクソの山にもぐらされ、そのたびに何か問題を見つけてはなおし、また既存プログラムに対する顧客からの要望も聞くことになった。毎日がデバッグと、「デスマ的な顧客案件」というやつだ。

「割と普通」なチームで働くことになった人たちは、自分の会社の新たな製品をつくるというミッションが与えられた。「自分の会社の」というところがポイントなんだろうね。えふしん氏の指摘するように「そこまで追いつめられていない」。加えて基本的には仲良しさんだけで集まったようなチームだということもあるのだろう。「〇〇(業界での有名人さん)がどこの会社に移ったらしいよ」とか「あのサービス面白いよね、使ってみた?」とすぐに雑談に興じることになった。

割と普通な人たちはこうも言った「C/C++ は苦手だから」「C++ はわからないから」
さらに哀れな人たちは会社の上部からこういわれた「君たちの売り上げは保守契約料金の1割だ」
哀れなチームの人たちはいつまでたっても哀れなチームのままだった。

デバッグとデスマ的な顧客案件を押し付けられた人たちは「割と普通」な人たちの雑談と笑い声に仕事の邪魔をされ、それでも顧客から納期をせっつかれ、さらに悪いことに低い評価(メンテが低く見られがちなのはよくあることだけど)まで押し付けられる日々を送ることになったんだ。

そんな中で心の平静を保てるかって?
そんなこと、あるわけない

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2011/12/30

[ game ] カードバトルのソーシャルゲームがつまらない理由

2012-01-04 画像ミスを修正しました。

Twitter でこんな発言をしたら

というリクエストをいただいたので、わたしが面白くないと思っている理由を書いてみようかと。

カードバトルゲームそのものを否定しているわけじゃない

まず最初に、わたしはカードバトルゲームそのものを「つまらない」というつもりは全くありません。
この点は誤解されないようお願いします。

わたしが「つまらない」と思っているのは、聖戦なんちゃらとか美しすぎるなんちゃらのようなタイトル。 結論を最初に言ってしまうと、わたしは「各社が狙ってるプレイヤー層と違うこと」じゃないかなと思っています。 とはいっても、これだけじゃあまりにも短すぎるのでもう少し考察してみたいと思います。

あと、頭痛と咳と腹痛と闘いながら書いた文章なので誤字とか何を言ってるかわからないという個所があるかもしれません。 ご意見・ご指摘歓迎します。

カードバトルゲームの魅力って何?

一言で言ってしまうと、わたしは「わかりやすさと奥深さ」だと思います。

それぞれのカードは、将棋やチェスの駒のように決まったアイコンがあり、決まった能力があります。 それぞれのカードは比較的わかりやすい。

わかりやすいからといって薄っぺらいかというとそうではなく、これまた将棋とかチェスを想像するとわかりやすいでしょう。 初心者とトッププレイヤーでは大きな差があります。どの駒をどんな時にどのように動かすのかという戦略が求められるのです。

戦略の幅は(そのタイトルの設計の良し悪しにもよりますが)カードの枚数が多い分だけ広がります。 自分で使っているカードでも予想外の使い方をされて「こんな使い方もあったのか!」と驚かされることも少なくありません。 また、自分では「これはいったいどう使うんだろう」と悩んでしまうようなカードでも、ほかのプレイヤーの使い方を見て「あぁ!こう使うのか」と気付くこともあります。

1枚1枚のカードは将棋の駒と同じように簡単に理解できます。が、カードをどう組み合わせるかを考えると戦略は膨大な数存在するのです。 自分で戦略を練ることも楽しいですし、他のプレイヤーとの交流を通じて自分の持つ戦略の幅をどんどん広げていけるのもまた楽しい。

戦略性とは別の部分に楽しみを感じるプレイヤー

さて、価値観は人それぞれなので、当然のことではありますが、わたしとは別のことに魅力を感じるプレイヤーもいます。

その一つは古くはビックリマン、最近では遊戯王で見ることができる「コレクター」タイプです。
カードを集めること、それも希少なカードを集めることに楽しみを感じるタイプですね。

いまあるカードバトルタイプのソーシャルゲームってどのタイプ向き?

カードの追加を大々的に宣伝し、またガチャでとても希少なカードが手に入ることを強調する姿勢を見れば、 コレクタータイプに向いていると言えるでしょう。

一方で課金ガチャで極低確率で手に入るレアカードの異常な強さの前には(自分も同じカードをそろえない限り)戦略なんぞ吹き飛ばされてしまいますので、戦略性を求めるタイプには向いていないと言えます。

結論として

わたしの場合ですが、いっぱいカードがあるよ!とか美しすぎるカードがあるよ!と「集める楽しみ」を第一にアピールされても、「わたしが楽しみたいのはそれじゃないんだよね。」と思ってしまうのです。

わたしが求める楽しみとカードバトルゲーム製作者さんが提供しようとしている楽しみの違い。
これが、今あるタイトルに魅力を感じない理由です。

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2010/07/22

[ ニッキ ] iPad が Apple ファンにもダメだしされてた

Techcrunch で筋金入りの Apple ファンから iPad がだめだしされてました。
面白いのでちょっと翻訳してみました。

なぜ iPad を Cragslist に出品したのか

わたしは 1985 年から、スティーブ・ジョブスが創ったものを全て買ってきた。最初の Mac も買ったし Apple TV だってもってるし、iPod も複数、Macbook Pro も、 Macbook Air も iMac も持ってる。それから iPhone 2台と iPad が2つ ( 1個はもらったものだ ) も持っている。なんかの理由で Windows と Outlook が必要になったときは Mac に入れた仮想マシンでそれらを使うことにしている。そうさ、わたしは筋金入りの Apple ファンなんだ。しかしその Apple ファンが Cragslist ( 訳注:クレイグリストについてはこちらを参照 ) で iPad を売りに出している。なんでかって?iPad はたんなる文鎮代わりにしかなってないからだ。わたしは iPad をさっぱり使っていない。

iPad が最初に発表された時、わたしはこれが大革命をもたらすと予想した。おばあちゃんでも Wi-Fi 通信のために面倒な設定で四苦八苦することはなくなるから、おばあちゃんはすぐにでもモデムをケーブル会社に送り返すだろう。おばあちゃんでも月15ドルの 3G 回線で簡単にネットサーフィンしたりメールを確認できるようになる。子供たちはこの新しい洗練されたデバイスで仮想世界を自由に旅するようになるし、ゲームで遊びながら世界の歴史を学ぶこともできるようになる。こんな風に Twitter のフォロワーにしつこく宣伝したものだ。それにかさばるノート PC 持ち歩かなくて済むようになると思っていた。その代わりに iPhone のようにエレガントでノート PC と同等の機能を持ったデバイスを持ち歩くのだ。このクールな新しいデバイスがいくつもの問題を解決してくれて、いつも持ってなきゃならない電子機器の数を減らしてくれると信じていた。

今でもおばあちゃんや子供たちにはこの魔法がかかると思っているよ。でもわたしには縁がなかったようだ。その理由を挙げよう。

1つ目。USB メモリに保存してある Word、Excel、Powerpoint の資料、それから1年かそこらのメールが簡単に開けないんだ。iPad には USB ポートが1つもない。これは iTunes を使って転送しなきゃならないってことだけど、お粗末すぎて耐えられない。Apple のクラウド戦略は iTunes を中心に据えているようだ。iTunes は音楽とかムービーを買うにはいいものだけど、ドキュメントの管理には向いてない。あぁ、drop-box ( 訳注:オンラインストレージサービスの1つ ) は知ってるよ。でもわたしのファイルは論文やら何やら何千個もあって、必要に応じて検索したり取り出したり出来ないと困るんだ。drop-box じゃわたしがやりたいことはできない。

2つ目。Apple のオフィス向け製品 ( Microsoft Office に似ているやつだ ) は質の悪い模造品でしかない。Page は上品なワープロソフトだし、Number はよくできたスプレッド管理ソフトだけど、Word ファイルも Excel ファイルもまともに扱えない。ついでにエレガントな Zoho のサービスもこれまたよくできている Google Docs も使えない。iPad はこういったアプリサイトをまともに認識できないらしく、何か入力しようとしてもキーボードが表示されないんだ。

3つ目。わたしは普段、原稿を書いている時は複数のアプリのウィンドウを複数のスクリーンに表示させてる。ウェブブラウザのウィンドウとテキストエディタのウィンドウは分けて表示したいし、Mac とか Windows でやってるようにアプリの切り替えはさっと行いたい。iOS4 の「マルチタスク」は仕事をしながら音楽を聴くということは実現してくれたが、他はてんでできない。( 訳注: iOS4 にはウィンドウマネージャがなく、複数のアプリのウィンドウを同時に表示することができないことを指しているのだと思います。)

4つ目。多くのサイトで Flash が使われているけど、iPad では Flash コンテンツは見れない。「Flash はサポートされていない」という青いロゴにはもううんざりだ。

最後。新しい iPhone にはついているカメラが iPad にはついてないなんて想像もしなかった。iPhone では Facetime がキラーアプリになっている。Facetime は電話の使い方、友人や家族とのコミュニケーションに革変をもたらした。iPad は Wi-Fi 越しに音声通話はできる。けど Facetime はない。カメラが付いてないからだ。

iPad は優れたブックリーダーだし、クールなゲームも遊べる。でもどれも Macbook Air でできることだ。Macbook Air にはフルキーボードが付いているし、より大きなディスプレイも付いていて、必要とあれば複数のウィンドウを表示してメモをとることだってできる。iPad はノート PC の代わりにもならないし、iPhone の代わりにもならない。つまり、わたしにとっては iPad の居場所はどこにもないのだ。iPad は余分な荷物でしかない。

きっと iPad 2 はカメラとびっくりするような機能を持って登場するだろう。その発売日には、わたしは大勢のファンとともに何時間でも並んで待つにきまってる。スティーブ、恐れることはない。君には大勢の狂信者がいる。しかし iPad 2 が発売されるその日まで、わたしが iPad を持ち歩く姿を見ることはないだろうし、iPad がどれだけ世界に革新をもたらしたかという賞賛を目にすることもないだろう。( そうそう、iPhone のアンテナについては心配することはない。誇張されて報道されていることくらいわかってるから。)

わたしも iPad が電子ブックリーダとして、また簡易ブラウジングツールとして優れているのは認めます。
が、しかし電子ブックリーダ+簡易ブラウジングツールでしかないデバイスに6万円もだす気にはなりません。

それに、原文でも触れられていますが、現状ではかなり多くのサイトで Flash が使用されています。Flash コンテンツが全く実行できないということは、かなりの数のサイトがまともに表示されないということでもあるのです。Flash が将来的に衰退するとしても、現在は実行するように作るというのが現実に則した選択でしょう。Apple は理想を追求しすぎていると思う。

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2010/05/27

[ ニッキ ] 口蹄疫の対処にワクチンはあり得ない

* Live Space から転載

via 日本経済新聞

赤松広隆農相は18日の閣議後の記者会見で、宮崎県での家畜伝染病、口蹄疫(こうていえき)の拡大を受け、発生が集中している地域の牛や豚にワクチン接種を検討していることを明らかにした。

( 口蹄疫感染 農相「ワクチン接種を検討」, 日本経済新聞, 2010-05-18 )

これは本気で言っているのだろうか?口蹄疫ワクチンは確かに存在するが、それが使用されることは基本的にないのだが。

なぜワクチンがあるにもかかわらず使用しないのか。理由はいくつかあるが、もっとも大きな理由は感染個体と非感染個体の区別ができなくなるからだ。ワクチンを接種することで口蹄疫に感染していない個体でも抗体をもつことになる。つまり、血清検査で感染個体と非感染個体を区別することができなくなるのだ。

これは流行範囲の特定はもちろん、流行が収束したかどうかの判断もできなくなることを意味する。口蹄疫のように非常に強い感染症では、少しでも疑いがあればその伝搬媒体となりうるものの流通はブロックされる。つまり、「殺処分はしなくて済むかもしれないが、畜産物の流通はブロックされる」という全く意味のないどころか畜産農家の負担を増やすだけの状況を作り出すことになり、これは抗体を保持する個体が存在する間ずっと続くことになる。

畜産学者や疫学者といった専門家の意見を取り入れた別の対策を考えるべきではないだろうか?

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iPad が騒がれる理由がわからない

* オリジナルは Live Space

iPad が騒がれているがわたしにはあれのどこが便利なのか、どうしても理解できない。

ITMedia に iPad に関する eWeek の評価記事の翻訳が掲載されており、そこでも書かれていることだが、iPad はマルチタスクではないのだ。

6. マルチタスクはどこに
 残念ながら、iPadはマルチタスクをサポートしていない。ユーザーが文書とWebを切り替えながら事実を確認したくても、できないのだ。今使っているアプリを閉じないと、ほかのアプリを開くことができないからだ。ほかのデバイスだったら、マルチタスクがなければ店頭で売れ残ってしまうだろう。iPadなら、マルチタスクでなくても売れるだろう。

( FlashもUSBもないiPad――Apple製品じゃなかったら売れない, e Week 原文 )

Flash や USB はどうでもいいことだが、マルチタスク非対応というのはいただけない。この一点でも実用性が大きく落ちていると思うのだ。

本を読んでいてわからないことに出くわすことは少なくない。専門書なら当たり前のようにあることだし、小説でも歴史的背景やその小説が書かれた地域あるいは国の文化的背景を知っていなければ理解できない表現を目にすることがあるだろう。こんな時、マルチタスク対応 OS であればちょいとブラウザに切り替えて調べて、何か適当なものにメモを取りながら本を読み進めていくことができる。しかしマルチタスク非対応だとこんな単純なこともできない。( 疑似マルチタスクだとタスクを切り替えるたびに待たされてイライラする )

それに IM を起動しておいてリアルタイムで友人からの連絡を受け取れるようにしておく ( 返信はできるときにするけど ) ということもできない。

Android は使ったことがないのでどうなのかわからないが、少なくとも Windows Phone ではブラウザとリーダと IM を同時に動作させるといった使い方くらいはできた。iPad ではこんな単純なこともできない。

iPad が売れるとしたら、それは Apple 製品で、さらにスティーブ・ジョブスが騒ぎ立てたからだろう。
狂信者というのはまったくもって理解しがたい。

2010-05-17 追記
Impress Watch に山田氏のコラムが掲載されており、そこでも次のように書かれていた。

資料のビューワとしてはどうかというと、さすがにiPadは秀逸だ。GUIも優れている。使っていて気持ちがいい。自炊した(最近は自分で書籍や書類をスキャンしたりすることを自炊というらしい)PDFを見たり、MPEGファイルを見たりするには悪くない。バッテリでの稼働時間も合格点だろう。でも、それはノートPCでも代替はできる。iPadはノートPCの代わりにはならないが、ノートPCはiPadの代わりになれる。

( どうしても見つからない iPad の居場所, 山田祥平, 2010-05-14 )

そう、iPad はノート PC で十分代用できるのだ。iPad でなければできないことはない。そして、ノート PC ではできることが iPad ではできないのだ。

iPad は Apple が認めたことしかできない。Jail Break なしでは Apple が認めたアプリしか使えない。そのアプリ開発環境ですら、Apple が次々に制限を加えてくる。
便利さはもちろんだが、「自由」という点でも、iPad には魅力がないように思える。

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2010/03/11

[ Thinkpad ] US サイトだと T410s が売られているのに日本サイトにはない

T410s がなかなか注文できるようにならないなと思っていたら、それは日本だけの様子。

2010-03-11 現在の日本 Lenovo の Thinkpad 注文サイトでは、T シリーズに T410s の影も見当たりません。T410s の代わりに旧式のT400 が未だに掲載されています。

一方でこちらは US サイト。T410s の文字がはっきり見えます。

実際に customize & buy ページへすすみカートへ商品を入れる手前までやってみましたが 9 日以内には出荷されるようですね。

え~~~っと、わたしの記憶が間違っていなければ、T410s など一部のモデルが注文できない状態にあるのは「予想を超える大量のオーダーが同時に発生したため」とか「液晶パネルの部材不足」だと聞いていたのだが気のせいだろうが。もし ITMedia のインタビューに対して執行役員のニコル・デイビット氏が答えた「在庫不足」が原因ならば日本でもアメリカでも注文できない状況になるんじゃないの?

親戚から「いいノート PC は無いだろうか」ということで相談を受けたので T410s を薦めようと思ったのだが、在庫が無い状況では推薦の仕様が無い。これは仕方ない。しかし、それ以前の問題として、執行役員の発言と現実が食い違うような会社の製品を薦めることはとてもではないができない。US サイトでは注文できて、日本サイトでは注文できないというのはどういうことなのだろうか?

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2010/02/24

[ ニッキ ] わたしが Thinkpad を選んできた理由

このエントリはThinkpad レビューコンテストに向けて書いていたのだが、途中ですっかり忘れてしまっていた。まぁ、大和事業所見学以外は率直に言っていらないもの ( X100e も Edge も実物を触ってきたがありゃ酷かった ) なので記憶に残らなかったのだろう。しかし、今まで使い続けてきた Thinkpad が素晴らしいのは事実だし、せっかくなので公開しようと思う。

親戚や友人から「ノートPCでいいものない?」と訊かれた時、わたしは大抵の場合は Thinkpad を薦めている。もちろん、用途によって ( たとえば3Dゲームをバリバリ遊びたいとか ) は他を薦めることもあるが、大学に持っていったりしたいとか仕事でも使えるようなものがほしいという場合に薦めるのは Thinkpad だ(*1)。

最初に断わっておくと、筆者はプライベートでも仕事でも他のノート PC を使ったことがある。最初に買ったノート PC は SHARP の Mebius だし、NEC の LaVie も使ったことがある。他に、会社で Let's note や VAIO も触った。そして、今でもノート PC を買うときは、Thinkpad 以外のものも触るようにしている。

しかし、結局は Thinkpad を買っている。理由は、わたしがノート PC を選ぶときの基準にある。わたしがノート PC を選ぶうえで絶対に譲れない基準は頑丈であること、それからメンテナンスが楽であることこの2つだ。その次に重視するのがキーボードと性能だ。価格は最後だ。

なぜ頑丈で、メンテナンスが楽じゃなきゃならないのか。理由は実に単純なことで、満員電車に乗っただけで壊れたり、1 回や 2 回机から落としただけで壊れてしまうようでは仕事の道具としては役に立たないからだ。経年劣化するパーツを交換するために数カ月も修理に出さなければならないようではやはり役に立たないからだ ( その空白の数ヶ月間はどうやって生活するんだ?)。

Thinkpad は頑丈

突然だが、東京の満員電車の酷さは相当なものだ。どれくらい酷いかを少しでも知ってもらうためにちょっと例を挙げると、VAIO のディスプレイがパッキリと割れ、MacBook Pro の重厚なアルミボディでさえもまともに動作しなくなるほどゆがんでしまうほどだ。

わたしはこんなことを言われたことがある --「ノート PC は精密機械であり、精密機械は一般的に丁寧に、そっと扱う必要がある」 -- OK、確かに一理ある。しかし東京に住んでいる以上はあの世界的にも悪名高い満員電車に乗り込まなければならいのは避けられない現実であり、仕事のためにノート PC を持ちこまなければならないこともあるのだ。

先ほどの現実が全く見えていない一般論(笑)を披露してくださったインテリ様に現実に基づいた要求を上申させていただくと、ビジネスユースにも耐えうるノート PC と豪語するなら、東京の満員電車、それも通勤ラッシュの一番ひどい奴に放り込まれても問題なく動作する必要がある。

そして、今のところは通勤ラッシュ時間帯の満員電車に放り込まれても、一度も壊れていないノート PC は Thinkpad だけなのだ。

ノート PC と機材を持って移動し拠点についたらすぐ作業ということを1日に何度も繰り返す仕事に就いていたことがあるが、Thinkpad は一度も壊れなかった。一緒に運んでいた他のノート PC は壊れてしまうことがあったが、Thinkpad が動作しなくなることは一度もなかったのだ (*2)。

わたしは Thinkpad の発表会などに呼ばれることがあるが、そういうときに VAIO とか Mac を持っているユーザがいると確認させてもらうことがある。それは店頭では確認できないこと、つまりは「頑丈さ」だ。ついこの間の Thinkpad 開発責任者との会談ではタフブックを持ってきたユーザ ( 会社から支給されたものらしい ) がいた。わたしは訊いてみた「それって本当にタフなの?落としても、通勤ラッシュにもまれても大丈夫?」。彼は答えた「1回落としたらドライブの蓋が閉まらなくなったよ。全然頑丈じゃないね」
どうやら本当に頑丈で実用的な「タフブック」になるにはまだまだ時間がかかるようだ。

余談だが、Thinkpad はディスプレイ部分だけを持って歩くこともできる。
V○IO はディスプレイ部分だけを持って運ぶとひん曲がった ( もちろんディスプレイは壊れる ) が。

高いメンテナンス性

10年前、初めて買ったノート PC の HDD が壊れたときのことだ。それまで自作デスクトップしか使ったことがなかったわたしはあることに仰天した。なにに仰天したのか。壊れた HDD を自前で交換すると、なんとメーカーの保障が一切なくなるということに加えて、たかだか HDD を交換するだけで 5 万円もかかるというのだ。しかも修理期間は1か月はかかるといわれた。

10 年前とはいえ HDD は 15000 円あれば購入できた。つまり、自分で買って交換すれば修理期間は半日で費用は 15000円で済むが、その後の保障は一切なくなる。しかし、メーカーに修理を依頼すると数か月待たされさらに 5万もぼったくられる。どちらかを選ばなければならないということらしい。なんてこった。

その後も驚くことは続く。メモリが不足気味なので追加しようと思ったのだが、これもメーカーの保障が一切なくなるというのだ。
まわりに訊いてみれば、ほとんどのメーカーはこれが当たり前なのだという。

HDD 交換もメモリ増設もたいして難しいことではない ( 少なくとも液晶パネル交換に比べれば ) にも関わらず、ユーザが自分でこれらの作業を行うとメーカー保証が一切なくなるという。メーカーに依頼すればパーツの価格の3倍以上もぼったくられるという。これが当たり前?率直に言ってバカとしか思えなかった。

このときも Thinkpad には驚かされた。Thinkpad では HDD やメモリはユーザが簡単に交換できるようになっているという。交換するところを見せてもらうと、HDD はネジ1本で取り外せるようになっているし、メモリもネジ2本はずしてさっと交換できるようになっていた。HDD 交換とメモリの交換、両方を合わせても5分もかかっていなかった (*3)。

Thinkpad にはさらに驚かされた。Thinkpad ではキーボードも、CPU の冷却部品もユーザも交換できるようになっているという。Thinkpad は「解体マニュアル」と「社員が解体作業を実演した動画」が公開されているし、ネジ1本にも部品番号がつけられているのでその気になればユーザが全ての部品をメンテナンスできるということもその時に知った。IBM のサイトには本当に筐体を開けてメンテナンスしている動画があったのだ。

実際に解体マニュアルをみると、キーボードの交換も CPU の冷却部品の交換も15分かからないくらい簡単そうに見えた。実際、Thinkpad ユーザになってからは何度か部品を交換しているが、操作はそれほど難しくない(*4)。デスクトップ PC を自作したことがあるならば「簡単だ」といえるレベルだ。

もちろんメンテナンスの方法がわかろうと部品が手に入らなければ意味がないのは言うまでもないが、Thinkpad は保守部品の入手も実に簡単に行えるようになっている。バッテリ、キーボード、AC アダプタはもちろん筐体のネジに至るまで使用している部品の部品番号が公開されており、部品センターの電話番号も公開されている。部品センターに電話をかけて注文するだけで保守部品を手に入れることができるのだ。ユーザの保守作業のサポートまで視野に入れた体制が用意されているノート PC は Thinkpad だけではないだろうか。

HDD は壊れやすいし、キーボードも CPU の冷却部品も経年劣化する。長期間つかっていればメモリを増設・交換しなければならないことも出てくるだろう。これらの部品の予備をあらかじめ用意しておけば、トラブルがあったときでもすぐに復旧できる。というと、大抵のお金持ち様は「もう一台ノート PC を用意すればいい」とおっしゃる。しかしまともなスペックの予備機を用意するとなると10万円はかかるし、今流行りのネットブックとかいうブラウジングとメーリングくらいしか役に立たないクズみたいなものでも5万円位は必要になるだろう。そして、大金を出して用意した予備機は 1~2 年で陳腐化するのだ。一方で、予備の部品を賢く手に入れたなら HDD とキーボードとメモリを合わせても1万円前後にしかならない。CPU クーラーを足したところで15000円あれば十分だ。お金が有り余っていてコスト削減なんて考える必要もないなら、好きにするといい。しかしわたしにはお金がないので保守部品を賢く用意して障害に備えておくことにしよう。

キーボード
わたしが Thinkpad に初めて触れたのは大学時代だ。理由は忘れたのだが、友人から借りたのがきっかけだ。それまでは「ノート PC は何となく入力がしにくい」と感じていたが、おや、Thinkpad ではそれを感じない。なぜだろう?わたしは借りた Thinkpad と自分が使っているノート PC ( Mebius か Lavie だったと思う ) とデスクトップのキーボードを比較してみた。

すると自分が使っていたノート PC で「入力しにくい」と感じていた理由がわかった。キーの配列だった。Thinkpad では、特に T シリーズでは、標準キーボードとほとんど配列が同じになっていた(*5)。ファンクションキーも4個ずつ分かれたブロックになっているし、PageUp とか Home とかなぜか省略されてしまっていることが多いキーもちゃんと存在している!しかも Fn とかわけのわからないキーと組み合わせることなくこれらのキーが使えるようになっている。素晴らしい!

携帯性を重視したノート PC の中には一部のキーを省略してしまうか特殊なキーと組み合わせるようになっている。その結果 Ctrl、ファンクションキー、Insert、Home、End、PageUp、PageDown 等を駆使した操作に慣れているユーザは、いつものキーを探したが見つからないという失望と、キーを探した時間が無駄だったという憤りとを抱えたまま、さて別の方法ではどうやるんだっけとストレスをためながら「携帯性には優れた」ノート PC を使うことになる。

しかし熟練したユーザがキーボードを駆使することでどれだけ生産性が高くなるかを理解したうえで設計された Thinkpad では Ctrl+F10 とか Ctrl+Shift+End, Shift+PageDown, Win+PauseBreak, Win+B, Alt+PrtScn 他にもたくさんあるが、これらのキーを組み合わせた操作だって普通にできる。これはキーボードを使った操作に慣れているユーザにとって素晴らしいメリットで、Thinkpad をより魅力的なものにしている。他に Thinkpad と同じようなキーボードを採用したノート PC は無いのだから。

残念なことに Thinkpad X100e とか Edge ではダメになったようだが、これはきっと「周りとおんなじにしなきゃならない」とか大きな勘違いをした頭の中に金太郎飴がつまっている人間が騒ぎ立てたからに違いないと思うのだが、愚痴と失望はまた別の機会に述べるとしよう。

(*1) 3D ゲームを快適に走らせたいという場合はそもそもノート PC は向いていないと説得します。

(*2) X100e, Edge が満員電車に耐えうるかは不明。個人的に、堅固性には疑問をもっている。

(*3) X100e では HDD 1つ交換するためにネジを7本もはずし、さらに底面パネルを全てはずさなければならないようだ。なんてこった。

(*4) DVD ドライブはネジをはずす必要すらなく、ラッチ1個を操作するだけで取り外し・取り付けできるほど簡単。

(*5) X100e や Edge のようにレイアウト崩れたものも出てきましたが、あれを薦めることはない。標準配列から大きく外れ、キーがいくつも省略されているあんなものは Thinkpad じゃない。

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