FLStudio7:ピアノロールの操作(その1:準備編)
投稿日:2007-11-25 Sun
FLStudioで打ち込みを行う際、一番利用することになるのはピアノロール画面です。普通にマウスでポチポチ打ち込んでも十分使いやすいのですが、ショートカットキーやマウスとキーボードのコンビネーションで更に便利な使い方ができますので、是非操作をマスターしたいところです。
このシリーズでは、ピアノロールにおける操作方法について説明します。
今回はピアノロールでの打ち込みを行う前に確認しておきたい事柄について説明します。
■ピアノロールの操作(その1:準備編)
(1) 拍子の設定
[Options]-[Project general settings]メニューを選択します。
ここでは、曲の拍子を設定します。
[Bar]には1小節に含まれるBeat(ビート)数を、
[Beat]には1Beatに含まれるStep(ステップ)数を、それぞれ設定します。
Bar(小節) - Beat(ビート) - Step(ステップ) の関係は次のとおりです。
ワルツの場合には[Bar]に3を指定する、という感じですかね。
普通のロック・ポップス・ダンスミュージックは基本的に4拍子だし、3連符の入力は後で説明するスナップ設定で可能なので、デフォルトのままでよいと思います。
「ああ、こういう設定があるんだな」程度に覚えておけばOKですよ。
[Timebase]は音の分解能を設定する項目です。設定値96だと、4分音符の長さを96分割した細かさ(3連512分音符!)まで発声タイミング・発生長をコントロールできます。通常の曲では標準設定で十分だと思います。Timebaseを大きくするほど、CPU消費が大きくなるようです。
以降の説明は、デフォルトの設定([Bar]4 [Beat]4 [Timebase]96)を前提に説明します。
(2) スナップの設定
スナップとは、ノート配置/ノート移動/ノート長変更する単位のことです。
例えば8ビートの曲の場合、ノートの位置は(一般的には)8分音符単位になりますが、スナップ設定を8分音符にしておけば、自動的にノートの位置を揃えてくれます。
スナップの設定はピアノロール上部にあるツールボタン [Snap to Grid(スナップ設定)]で変更できます。
[Snap to Grid]で選択する値と、スナップの単位・グリッドの表示単位との関係は次のとおりです。
Snap to grid選択値 | スナップ単位 | グリッド表示単位 |
(none) | スナップしない | 32分音符 |
1/6step | 3連64分音符 | 32分音符 |
1/4step | 64分音符 | 32分音符 |
1/3step | 3連32分音符 | 3連16分音符 |
1/2step | 32分音符 | 同左 |
Step | 16分音符 | 同左 |
1/6beat | 3連16分音符 | 同左 |
1/4beat | 16分音符 | 同左 |
1/3beat | 3連8分音符 | 同左 |
1/2beat | 8分音符 | 同左 |
Beat | 4分音符 | 同左 |
Bar | 1小節 | 同左 |
(3) 描画モードの設定
ノート入力・編集の際には、基本的に[Draw]モードを利用します。
ピアノロール上部にあるツールボタン [Draw] を選択してください。
続きはこちら: FLStudio7:ピアノロールの操作(その2:基礎編)
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