Proteus VX のダウンロードとインストール方法
以前はE-MU社の製品(サウンドカード等)にバンドルされていたそうですが、この度無償で利用できるようになりました。
Proteus VXには、Proteus X Composer v2.0.1というプリセット音色が添付されており、プリセット集を購入しなくとも、約1000種類の音色を利用することができます。
他のフリー音源(Independence FreeやKore Player)では、ピアノなどの*肝心な*音色がバンドルされておらず、もどかしい思いをしたものですが、Proteus VXにはピアノ系音色だけでも50種類ほど入っており、非常に使い応えがあります。GM音源などの総合音源を持っていない方に特にお勧めできる音源です。
今回はProteux VXのダウンロードとインストール方法、スタンドアロンでの起動と設定方法を紹介します。
FL Studioユーザの方へ:
Proteus VXとFL Studioの相性は非常に悪く、次のような制限があります。
・FL Studio 8でのみ利用可能(FL7ではNG)。
・Proteus VXのEQメニューをクリックするとハングアップする。
・Proteus VXのエフェクタ操作が不可。
・Proteus VXの数字項目の入力が不可。
・MP3等へのレンダリング時、メモリ不足警告が出る。(実害はない模様)←間違いでした
・マルチアウト出力時、音が歪む (追加)
・MP3等へのレンダリング時、音のずれが発生する。
最後の音ずれの制限が一番問題なのですが、この制限はFruity Wrapperの[Compatibility]-[Use fixed size buffer]メニューをチェックすることで回避できます。その他の制限事項については、エフェクトなどの細かい操作は全てFL Studio側で行うと割り切ってしまえば回避できます。
マルチアウトできない制限については、Proteus VXを複数立ち上げて1プラグイン=1音色で利用すれば回避できます。(メモリ消費・CPU利用率が大きくなってしまいますが)
これだけ相性が悪くとも、使う価値のある音源だと思います。是非チャレンジしてみてください。
■ Proteus VXのダウンロード方法
Proteus VXをダウンロードするには、E-MU社へのメールアドレスの登録が必要です。
EMU社 Proteus VXのページを開きます。
メールアドレスを入力し、[Continue]ボタンを選択します。
受け取るメールマガジンの[Subscribed]欄をチェックし、[Submit]ボタンを選択します。
[Here] を選択します。
Proteus VXのダウンロードページが開きます。
[Proteus VX Free Download]を選択し、ProteusVX.zipをダウンロードします。
■ Proteus VXのインストール方法
ダウンロードしたProteusVX.zipを任意のフォルダに解凍します。
サブフォルダ ProtVX 下のファイル setup.exe を実行します。
[はい]ボタンを選択します。
[次へ]ボタンを選択します。
必要があればインストール先フォルダを変更し、[次へ]ボタンを選択します。
VSTプラグインのインストール先フォルダを入力し、[次へ]ボタンを選択します。
インストールが開始します。
[はい]ボタンを選択します。デスクトップ上にProteusVXの起動アイコンが作成されます。
[完了]ボタンを押し、インストールを終了します。
■ スタンドアロンでの起動と設定方法
デスクトップ上の[Proteus VX]アイコンを実行します。
警告メッセージが表示されます。[OK]ボタンを選択します。
[Options]-[Preferences]メニューを選択します。
[Audio]タブを開きます。
[Type]リストボックスから使用するASIOドライバを選択します。
[MIDI]タブを開きます。
[Ch. 1 - 16]メニューからMIDI入力デバイスを選択します。
最後に[OK]ボタンを押します。
■ ざっと使ってみよう
細かい使い方については次回以降の記事で紹介予定ですが、せっかくですから簡単な使い方だけを説明しておきます。
画面左のツリービューから[Presets]フォルダ下の音色名をクリックすることで、音色を変更することができます。
[MIDI Controllers]欄のツマミを操作することで、音色をエディットすることができます。
MIDIキーボードをお持ちでない場合、ツールバーの[Keyboard]ボタンをオンにすることで、仮想キーボードを開くことができます。マウスで鍵盤をクリックすることで、音を鳴らすことができます。
以上
掲題の通りですが、Vista(Ultimate)ではFLから呼び出すと、OSごと落ちてブルースクリーン状態になります(一応Proteus VXの対応OSにはVistaが含まれているようですが)。filenotfoundさんはXPでしょうか?
OS依存の問題かと思いましたが、2chのスレッド <a href="http://pc11.2ch.net/test/read.cgi/dtm/1218193848/" target="_blank">【神】「Proteus VX」がフリー化!【光臨】</a> によると、WinXPでブルースクリーンとなることもあるようです。
もう1台ノートPCがあるのでそちらでも試してみようと思います。
動作したPCのスペックを書いておきます。
・デスクトップ Pentium4XE メモリ2G,Creative Audigy Audio, WinXP SP2,DirectX 9.0c
・ノート CoreDuo メモリ2G,SigmaTel Audio,WinXP SP2,DirectX 9.0c
わたしの場合VistaとFL8でVstiの呼び出しについては何の問題
ありませんでしたがSOUNDBANKを当てようとしても上手くいかず
standaloneでも上手くいかないので四苦八苦していましたが
思いつきでstandaloneをWindowsXP互換に換えてひらく
ことに成功したあと、あらためてFL8のvstiをひらくとBANKの
読み込みに成功しました。ただし、残る問題はFL8の終了時に
正しく終了できずFLStudio Engine Launcherが動作を停止
したとの表示が現れてしまうことです。
情報提供ありがとうございます。
XP互換モードにして改善されるということは、Vistaでの動作に問題ありということでしょうか。
2chスレッドなどでもう少し報告が集まれば状況整理できそうですが・・・。
ところでImage-Line社のフォーラムでFruity Wrapperのβ版が公開されていました。残念ながらProteus VXの動作はまだ改善されませんでしたが、今後のWrapperの改良で制限が解除される可能性が出てきました!こちらのほうもウォッチして行こうと思います。
もうすこし情報が整理できたら FL + Proteus VXの連携の注意事項という記事を纏めてみたいなと考えています。何か情報をお持ちの方はコメントに書いていただけると助かります。
よろしくお願いします。
FL7だとレンダリングの時点でフリーズするみたいですね・・・
音源として普通に使えていたので、いざレンダリングするとき非常に困りました。
参考になるかわかりませんが、かなりの力技でレンダリングをしたので一応報告したいと思います。
sonarなど他のDAWでFL8の体験版をrewireで起動して、その上でFL7で作ったファイルを読み込んでレンダリングできました。
FL7しか持ってない人は一度試してみるといいと思います
同じように困ってる人がいると思うので参考程度に・・・