ボーカロイドにゃっぽんに参加したい!
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近況報告:
最近更新が滞ってしまって申し訳ありません。DTMをやる時間があまりとれていないので、書くネタが不足しているという現状です。
こういった情報が欲しい、こういったことを試して欲しいといったリクエストや質問があれば本記事のコメントにお願いします。もっとも、サンプル音源を駆使した楽曲作成や、ミキシング・マスタリングといったところは自分の苦手分野なので、充実した記事が書ける保障がないことを最初にお断りしておきます。(手探り精神で頑張る所存です!)
以上、よろしくお願いします。
MP3の音量を調整するソフト mp3gain の紹介
■ 事の起こり
このソフトを紹介するに至った失敗談を話します。
FL Studioで楽曲をMP3にレンダリングしたとき、FL Studio上では正常に演奏されていたものが、特定の音楽プレイヤー(WindowsMediaPlayer, iPod)で歪んでしまう(音割れ)現象が発生し、ずっと悩んでいました。
リミッターの出力ゲインを下げたりして対応していたのですが、どうやら音楽プレイヤー側のイコライザが有効になっていると歪みが発生することに気付き、プレイヤーのイコライザを切ることで問題が解決しました。
しかし、よく考えてみると、市販のCDから取り出した曲ではイコライザによる歪みが発生した覚えがありません。他人にMP3を配布するような場合、プレイヤーの種類やイコライザの有無を強制するわけにはいきませんから、なんらかの手を打つ必要があります。
作成したMP3に何らかの問題がありそうだということでネットでの調査を行ったところ、次のことが判りました。
・最大限の音量で作成されたMP3が、イコライザにより歪むこと
・mp3gainというソフトを使えば、MP3の音量を調節できること
■ mp3gain について
mp3gainとは、その名のとおりMP3の音量(ゲイン)を調整するソフトです。
音量調整の際、MP3の再エンコードは発生しないそうなので、音質劣化の心配はありません。
mp3gainのダウンロード・インストール方法・使い方については、nanahoshiさんのホームページの記事 [ MP3ファイルの音量調節 ] を参照してください。
それではmp3gainを使って、FL Studioで作成したMP3と市販CDから取り出したMP3を比較してみます。
市販CDを分析した結果(ジャズ)
市販CDを分析した結果(ちょっと前のJPOP)
FL Studioで作成した曲を分析した結果(自作曲、FLデモソング)
市販CDと比べて、FL Studioで作成したMP3のゲインが極めて高いことがわかります。
目標”標準”音量のデフォルト値 89db で調整してもいいのですが、音量が大きいほうが迫力があるので、少し大きめの 92db で音量調整してみました。
これにより、イコライザによる歪みの問題が解決しました。
■余談
ニコニコ動画にアップロードするFLVファイルを作成する場合は、mp3gainによる調整をしなくても問題ない(歪まない)ようです。ご参考まで。
以上
正規版FL Studioで使用期限切れのメッセージが出たときの対処方法
7日以内に使用期限が切れるとのこと。
私はFL Studio7 XXLボックス版とライフタイムフリーアップデートを購入済みであり、本来このメッセージが出ないはずなので、とても焦ってしまいました。
何らかのトラブルなのか、不正利用防止のためRegKeyに期間制限が設けられているのかはっきりしたことはわかりませんが、最新のFLRegKey.Regをダウンロードし実行したところ、警告メッセージは表示されなくなりました。
■ 最新のFLRegKeyのインストール方法
(1) FL Studioを起動し、[HELP]-[Register access to web site]メニューを選択します。
(2) Image-Lineのユーザプロファイル画面が表示されます。
(3) 画面右下 [My licenses] の [FL Studio Producer Edition]をクリックします。
(4) [Click here to unlock this product]ボタンをクリックします。
(5) FLRegKey.Regのダウンロード画面が開きます。
FLRegKey.Regをダウンロード後、実行してレジストリを登録します。
以上
音声合成ボーカル音源 AquesTone(ベータ版) の紹介
製品ページ [ AquesTone - VOCAL SYNTHESIZER PLUG-IN ]
AquesToneはリアルタイムで歌声を演奏するVSTiプラグインです。見かけはVOCALOID2のRealTimeVSTiに似ていますが、機能がシンプルで動作も軽く、しかも無償です。(将来有償化される可能性はあるそうです)
AquesToneを使って作成した音声合成音は、曲のクレジットに「AquesToneを使用していることを」明記すれば自由に使ってよいそうです。
曲を作ってニコニコにアップしたいけど、ボーカロイドを買うお金が・・・という方にはぴったりかもしれません。
また、打ち込み方によってはいい感じでケロってくれますので、意識的にロボっぽい雰囲気を出したいときにも使えそうです。
■ ダウンロード方法
製品ページ [ AquesTone - VOCAL SYNTHESIZER PLUG-IN ] から aquestone_0730.zip (2008/8/23現在) をダウンロードします。
日本語マニュアルも用意されています。aqtone_manual.pdfをダウンロードします。
■ インストール方法
zipファイルを解凍し、aquestoneフォルダごとVSTプラグインフォルダにコピーします。
■ FL Studioでのプラグインの追加方法
・[CHANNELS]-[Add one]-[more]メニューを選択します。
・[Select generator plugin]画面が開きます。
・[Refresh]-[Fast scan]メニューを選択します。
・プラグイン一覧にAquesToneが追加されます。
AquesToneにチェック(Fマーク)を付け、[X]ボタンを押して画面を閉じます。
以上の手順は初回実行時のみです。
・[CHANNELS]-[Add one]-[Aques Tone]メニューを選択します。
AquesToneがチャンネル画面に追加されます。
■ 使い方
公式ページに使い方の動画(ニコニコ動画)が貼り付けてありますので、そちらをご覧ください。
FL Studioでの細かい使い方については、リクエストがあれば追記していきたいと思います。
■ FL Studioでの不具合点
普通に発声させるだけなら動作は良好ですが、次の不具合があるようです。
AquesTone Ver. 0.7.3.0使用時
(1) レンダリング時、MIDI CC#による歌詞位置のオートメーションが効かない(無視される)
(2) レンダリング完了時、またはプロジェクトセーブ時に、AquesToneに設定した歌詞がリセットされ、初期状態に戻ってしまう。
(3) 歌詞の情報がプロジェクトに保存されない。(仕様かもしれません)
■ デモソング
いつもの曲を歌わせてみました。
AquesToneの歌声にはコンプレッサー・ショートディレイ・リバーブをかけています。
FL-chanの歌(feat. AquesTone)
[ fl-chan-feat-AquesTone.mp3 ]
以上
FL StudioでProteus VXを使う方法(3)
今回紹介する内容は次のとおりです。
・音色をエディットする2つの方法
・音色のリストを出力する方法
・プリセットをエディットする方法
・自分専用の新しいバンクを作成する方法
注記:
今回の説明では、FL Studio 8 (8.0.2)を使用します。
FL Studio 7では正しく動作しないのでご注意ください。
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FL StudioでProteus VXを使う方法(2)
今回紹介する内容は次のとおりです。
・Proteus VXで複数の音色を演奏する方法
・音色をマルチアウトする方法
注記:
今回の説明では、FL Studio 8 (8.0.2)を使用します。
FL Studio 7では正しく動作しないのでご注意ください。
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FL StudioでProteus VXを使う方法(1)
FL StudioでProteus VXを使う方法を紹介します。
今回紹介する内容は次のとおりです。
・Proteus VXプラグインの読み込み方法
・FL Studioの環境設定
・Proteus VXの環境設定
・バンクのロード方法
・音色の選択方法いろいろ
・初期画面に戻る方法
・ピアノロールを使ったノートの打ち込み方法
注記:
今回の説明では、FL Studio 8 (8.0.2)を使用します。
FL Studio 7では正しく動作しないのでご注意ください。
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Proteus VX のダウンロードとインストール方法
以前はE-MU社の製品(サウンドカード等)にバンドルされていたそうですが、この度無償で利用できるようになりました。
Proteus VXには、Proteus X Composer v2.0.1というプリセット音色が添付されており、プリセット集を購入しなくとも、約1000種類の音色を利用することができます。
他のフリー音源(Independence FreeやKore Player)では、ピアノなどの*肝心な*音色がバンドルされておらず、もどかしい思いをしたものですが、Proteus VXにはピアノ系音色だけでも50種類ほど入っており、非常に使い応えがあります。GM音源などの総合音源を持っていない方に特にお勧めできる音源です。
今回はProteux VXのダウンロードとインストール方法、スタンドアロンでの起動と設定方法を紹介します。
FL Studioユーザの方へ:
Proteus VXとFL Studioの相性は非常に悪く、次のような制限があります。
・FL Studio 8でのみ利用可能(FL7ではNG)。
・Proteus VXのEQメニューをクリックするとハングアップする。
・Proteus VXのエフェクタ操作が不可。
・Proteus VXの数字項目の入力が不可。
・MP3等へのレンダリング時、メモリ不足警告が出る。(実害はない模様)←間違いでした
・マルチアウト出力時、音が歪む (追加)
・MP3等へのレンダリング時、音のずれが発生する。
最後の音ずれの制限が一番問題なのですが、この制限はFruity Wrapperの[Compatibility]-[Use fixed size buffer]メニューをチェックすることで回避できます。その他の制限事項については、エフェクトなどの細かい操作は全てFL Studio側で行うと割り切ってしまえば回避できます。
マルチアウトできない制限については、Proteus VXを複数立ち上げて1プラグイン=1音色で利用すれば回避できます。(メモリ消費・CPU利用率が大きくなってしまいますが)
これだけ相性が悪くとも、使う価値のある音源だと思います。是非チャレンジしてみてください。
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