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エル・カミーノ・レアル
2006/11/27 22:44:26 | 音楽関係 | コメント:0件


「エル・カミーノ・レアル」は、アルフレッド・リード(1921年~2005年)によって、
1985年のはじめに完成。
この作品は、スペインのフラメンコ音楽のギター演奏者が好んで使う、コード進行が基礎になり、
情熱的で華麗な雰囲気を盛り上げている。
作品の第一部分は、ホータと呼ばれる舞踏形式に基づいており、
それと対照的となる(第二)部分は、ファンダンゴの形式が取り入れられている。

                 「吹奏楽名曲選~エル・カミーノ・レアル」説明文より抜粋
                  括弧内は補足


http://www.youtube.com/watch?v=j89dYNRFG4w&feature=related


「エル・カミーノ・レアル」とは、日本語で「王道」とか「皇道」と訳されます。
スペインの伝統であるフラメンコの手法を取り入れ、
情熱的であり、かつ官能的であり、また哀愁が漂う雰囲気が表現されているように思います。
また、どことなくイスラム圏の匂いも感じるのは僕だけでしょうか?


前半の部分は早い部分となります。
最初の硬い音が大好きです。
勇ましいホルンのメロディに続き、クラリネットのメロディの後ろには、
フラメンコ調のカスタネットが雰囲気を盛り上げます。
この①の部分が、この曲のメインメロディとなります。


僕がこの曲で好きなのが、中盤のゆっくりの部分です。
前半は、オーボエのソロから始まり、ハープの音色も手伝い、哀愁のあるメロディ。
その後は、ファンダンゴの3拍子の中に5拍子などの変拍子を織り交ぜていきます。
後半は、僕が特に好きな部分になります。
基本的に短調の曲ですが、ここからしばらく長調へとなります。
ハープのアルペジオの流れる中、木管楽器のメロディが始まり、
マリンバによるトリルが厚みを与え、フルートやミュートトランペットの副旋律が美しいです。
そしてユーフォ(だったかな?)のソロから一転、短調へと戻っていきます。


後半の部分は再度早い部分になります。
メインメロディに加え、ゆっくり部分のメロディも取り入れていき、一気にクライマックスへ!

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