31 21:36:54 | 三重県全般 | コメント：8件

今日の三重県は、かなりの大雨に見舞われました。

昼頃からは、線状降水帯が発生し、ガッツリと大量の雨に降られ、

松阪市内の河川は、軒並み氾濫危険水位を超え、

市内はかなり危険な状態に置かれました。

それもあり、市内全域にレベル4相当の避難指示が出され、

一部では、レベル5相当の、緊急安全確保が出されました。

僕はというと、お昼に呼び出され、そこから先ほどまで、休日出勤となりました。

今回の大雨は、短時間に一気に降るだけでなく、それが数時間続くというもので、

線状降水帯の威力に、打ちのめされました。

これは、多気町下出江（しもいずえ）の雨量データです。

10時から15時の間に、かなりの量の雨が降ったことがわかります。

総雨量も519mmと、これもかなり多いです。

三重県は、雨が多いので、400mmぐらいでは、まあ普通程度となりますが、

500mmはあまりありませんからね。

こちらは、中日新聞のYouTube。

なんか、三脚置いてカメラで撮影してる人がいるなぁと思っていたら、

多分これの撮影でした。撮影時に近くにいたことになります。

この動画の、多気町佐奈の佐奈川は、普段ここまでになることがないので、とても驚きました。

二人でパトロールしていますが、

二人して「うえぇぇぇ・・・なんじゃこりゃぁぁぁ」と、何度も口にしましたから。

多分、水が引いたあと、たくさんの災害が発生していることでしょう・・・。

また、いろいろな場所で、冠水と土砂崩れによる通行止めになっていました。

異常なほど、山から水が溢れている箇所も、たくさんありましたし、

今回の大雨の異常さがよくわかりました。

今回、松阪市内の全域に避難指示、一部に緊急安全確保が出されましたが、

全くと言っていいほど、避難などする人は見ませんでした。

多気町でも、全域に避難指示が出されていましたが、

こちらは多くの人が、集会所に避難していました。

田舎のほうが、危機感が高く、周囲に声を掛け合って、一緒に避難するのでしょうが、

市街地では、そういう意識が希薄なのかもしれません。

避難指示で、絶対避難は行われなくてはなりませんし、

緊急安全確保は、もう手遅れという段階なわけで、直ちに身の安全を確保するタイミングです。

僕らのように、保安的な業務にあたっているならともかく、

お仕事していても、避難指示が出たら、必ず避難してほしいと思います。

また、台風10号は、とても動きが遅く、また到達すらしていません。

明日には三重県に最接近し、その後熱帯低気圧に変わると予想されています。

明日もまた三重県は、大雨の予報が出ているので、とても心配です。