レディー・ガガ、ゲイTシャツで注意されたファンをtwitterで激励


ファンを「リトル・モンスター」と呼んで、大切にしているレディー・ガガ。先日は「ゲイ」という言葉が書かれたTシャツを着て登校し、家に帰って着替えるよう命じられた15歳の高校生ファンに激励コメントを送った。
米テネシー州のグリーンブライアー高校に通うコール・ゴーフォース君(15)は、「レディー・ゲイ・ゲイが大好き」(I Heart Lady Gay Gay)と書かれたTシャツを着用して登校。学校関係者から、家に帰って着替えるよう命じられた。
ガガは7日、SNS「Twitter」上に「誇りを持って学校でTシャツを着てくれてありがとう。あなたを誇りに思うわ。モンスターボール(ガガのコンサート・ツアーの名前)の私たち皆にとって、あなたはインスピレーションよ。愛しているわ」とつぶやいた。コール君が教師から差別を受けたと知ったときは、スタジオでレコーディング中だったという。
8日にはツアー先のオーストラリアから「コール、愛しているわ。自分らしくいてね」とつぶやいた。「あなたは神様に創られたままの状態で完璧なのよ」。
ナッシュヴィルの地元テレビ局によると、コール君の母親は学校の措置を言論の自由の侵害だと主張しているとのこと。宗教的なスローガンや南部連合国旗がプリントされたTシャツを着た他の生徒たちは、今回のような注意は受けていないと説明している。

さすがはレディー・ガガ。先日のLGBTニュースで紹介した「私のことは何とでも呼びなさい、でも私の友人の悪口を言ったら……」の一件に引き続き、お見事です。

なお上に引用した日本語のニュースだとちょっとわかりにくいんですが、このTシャツの胸に書かれているのは厳密には「I ♥ Lady Gay Gay」で、ハートマークの部分はレインボーカラーになっています。これはただのゲイTシャツではなく、レディー・ガガのTシャツで、商品名は「Lady Gaga Gay Gay Pride T-Shirt」。1æžš25〜27ドルで販売されています。PopEater.comの報道を見る限り、コール君はこのシャツをレディー・ガガのモンスターボール・ツアーで購入して着ていたようです。

ちなみにテネシー州がLGBTの子供たちにとってどんな環境であるかについては、以下のエントリが参考になるかと。

まだまだ偏見の残る州で誇りを持ってゲイ・プライドTシャツを着た15歳少年も偉いし、そんな1ファンをきちんと励ますレディー・ガガもまた偉いと思います。あたしまで欲しくなったわ、このTシャツ。日本でも売ってくれー。