試験運用中なLinux備忘録・旧記事

はてなダイアリーで公開していた2007年5月-2015年3月の記事を保存しています。

Adobe AIR 1.5のインストーラ使用時の使い方

(2015/1/8)GNU/Linux向けのAdobe AIRは廃止され、本記事の内容も古い内容となっている。

ここではAdobeが提供するインストーラによりAIRのランタイムをインストールした場合のAIRアプリケーションのインストール方法を扱う。

  1. Flashからのインストールについて
    1. AIRがインストールされていない?
    2. エラー2032
    3. Flashからインストールしたときの流れ
    4. Flashからインストールできない/したくない場合
  2. 直接.airファイルを開く場合
  3. アンインストール

Flashからのインストールについて

Webページ内のFlashの中をクリックしてインストールする形のもの(事前にWebブラウザにAdobeのFlashプラグインを入れておく)があるが、Mandriva Linux 2009.0で試したところ、うまく動かない場合があった。
挙動が安定しておらず、色々と試したのだが、動いたり動かなかったりしている。

AIRがインストールされていない?
一般ユーザがWebページのFlashからインストールしようとしても、何故かFlash内にインストーラが出てきてAIRのインストールを試みて失敗(書き込み失敗)することがあった。

その場合、何故かgksuにより管理者権限でWebブラウザを起動して開くとインストールできることがあった。

エラー2032
エラー2032が出てAIRアプリケーションがFlashからインストールできないことがあったが、条件はよく分からない。

Flashからインストールしたときの流れ

このようなダイアログが出て、.airファイルを保存する場合は保存ダイアログが開いて、インストールする場合は本記事内「直接.airファイルを開く場合」の最初の画像のようになる。ところが

失敗してしまうことがあり、その場合は開く代わりにファイルに保存後これをファイルマネージャかAIRアプリケーションのインストーラから開いてインストールを再試行したところ、成功した。

Flashからインストールできない/したくない場合
.airファイルへの直リンクがあれば後述の方法でインストールできるのだが、FlashしかWebページにない場合はWebブラウザでHTMLソースを開き、「.air」を検索すると見つかることがある。そのURLに直接アクセスし、.airファイルを保存後、下の手順でインストールすることになる。
どうしてもURLが分からない場合はWiresharkなどを使用する?

直接.airファイルを開く場合

インストーラ(AdobeAIRInstaller.bin)を使ってAIRをインストールした場合、.airファイルがAIRアプリケーションのインストーラに関連付けられていて、Webブラウザやファイルマネージャから開くとそれをインストールすることができる。

Webブラウザでサイトを開いて.airファイルを「開く」と、インストールするかの確認が出る。発行者IDは不明のことが多い?

インストール先などを指定し、次にライセンスの確認が出る。この後、gksuが入っていないと

となり(エラー番号5100)、入っていれば認証後インストールとなる。インストール後、すぐに起動することもできる。
アプリケーションは既定では/opt/[アプリケーション名]/以下にインストールされ、binディレクトリの中の実行ファイルで起動できる。
デスクトップアイコンを配置するようにした場合、ランチャも生成する。

このような内容になっている。

アンインストール

一度インストールしたAIRアプリケーションをもう一度インストールしようとするとアンインストールするためのボタンが出てくるので、これを押す。

使用したバージョン: