
※画像出典:CNN.co.jp
2024年11月05日(火)。同日投開票された米国大統領選挙。共和党のドナルド・トランプ氏は日本時間11月6日(水)の16時半頃にフロリダ州の集会場で「勝利宣言」を行いました。ドナルド・トランプ氏は今年夏に発生した暗殺未遂事件以降、大幅に支持率を伸ばしました。マスコミ各社は民主党のカマラ・ハリス副大統領の「優勢」を伝える中で下馬評を覆す劇的な返り咲きを果した形です。
■米大統領選 トランプ氏が勝利、ハリス氏を破り歴史的な再選 CNN予測
https://www.cnn.co.jp/usa/35225819.html
CNN.co.jp 2024.11.06 Wed posted at 20:03 JST
(CNN)CNNの予測では、5日投開票の米大統領選は、共和党候補のトランプ前大統領が民主党候補のハリス副大統領を破り再選を決めた。トランプ氏は前回2020年の大統領選での敗北の後、再びホワイトハウスに返り咲いた。
トランプ氏は、連邦議会襲撃事件の4年後に再びホワイトハウスに戻ることになる。トランプ氏は当時、バイデン大統領に敗北した結果を受け入れず、権力を保持しようとした。
■トランプ氏が大統領選で圧勝 ハリス氏、女性初ならず
https://nordot.app/1226842234133332239?c=302675738515047521
共同通信 2024/11/06
【ワシントン共同】5日投開票された米大統領選で、共和党のドナルド・トランプ前大統領が女性初の大統領を目指した民主党のカマラ・ハリス副大統領に圧勝した。主要メディアが6日報じた。4年ぶりに返り咲く。トランプ氏は支持者を前に「米国を再び偉大な国にする」と勝利宣言した。「米国第一」を推進し、同盟軽視の姿勢で日本にも米軍駐留経費の負担増などを求める可能性がある。
このニュースについて!
当選に必要な選挙人は270人。ドナルド・トランプ氏は312人。カマラ・ハリス氏は226人。都市部を中心に民主党の強い地域で予想以上に票を伸ばしたドナルド・トランプ氏は中西部の激戦州「ウィスコンシン州での勝利」によって当選に必要な選挙人を確保しました。
一方で、バイデン政権下での「物価高や不法移民対策への不満」は根強く「民主党の中核である黒人やラティーノ(中南米系)の支持」を得られずカマラ・ハリス氏の伸び悩みは顕著です。後継指名を受けて3カ月程度。民主党の次の顔として浸透しませんでした。
2024年11月06日(水)。ワシントンD.C.のハワード大学の選挙対策本部で支持者を前に演説を行った民主党候補のカマラ・ハリス氏は、今回の選挙結果について「私たちが望んだものではなかった」と述べて敗北を認めました。また「平和的な政権移譲」を強調、ドナルド・トランプ氏に祝意を伝えたそうです。
一方で「アメリカの約束の光は、常に明るく燃え続ける」と次の挑戦に含みを持たせました。支持者に対して理想の為に戦うことを決してあきらめないように訴えています。
X(旧Twitter)の反応!
It is morning in America again pic.twitter.com/GNTE0cUWoc
— Elon Musk (@elonmusk) November 6, 2024
トランプあっさり勝ちそうになってるけど、2016年に引き続いて民主党優勢ばかり報道してきたマスコミ、それを受けてコメントしてきた言論人やジャーナリストは、本格的に自分たちのバイアスを意識し検証しなおしたほうがいいと思う。たんに現実を見ていない。
— 東浩紀 Hiroki Azuma (@hazuma) November 6, 2024
📢米大統領選で起きている真実。
— Mohammed Goda (@Moret57) November 5, 2024
これは日本のメディアでは流されないだろう。しかし、日本にとっても非常に重要な話だ。イーロン・マスク氏とジョー・ローガン氏のトーク。なぜトランプ大統領が誕生しないとまずいのか。🇺🇸が民主主義を失う寸前まで来ているのだ。 pic.twitter.com/PUw5sE86HA
トランプ大統領「彼女は移民を高級ホテルに泊まらせているが、家を失ったアメリカ人はテント生活を強いられている… 私が大統領になったら、不法移民を退去させ、住まいを失った市民一人ひとりが必要な住宅を確保できるようにする。」pic.twitter.com/95l9KmH4BN
— いけ@永遠にトランプ応援 (@ikeTrump555) November 3, 2024
トランプ大統領 男を女性スポーツから締め出す‼️
— @koume® Ver.2.0 🇯🇵with love (@koume_withlove) November 2, 2024
「性.別は2つだけ」と定める法案可決を議会に求める
男.性は男性、女.性は女性「性.別は2つだけ」
差別ではなく明確な区別、保護は必要なのです‼️
岸田さん、あなたが可決させたLGBT法は
明らかにおかしい‼️#LGBT法廃案#トランプ大統領の復活を pic.twitter.com/T0eJ9NPhv6
管理人後記!
勝利演説では「これはアメリカ国民にとって壮大な勝利だ」「アメリカを再び偉大な国にすることができる」と述べた上で「真の黄金時代の到来」を強調しました。まずは「国境の壁」を建設して「不法移民」の止める意向です。
ドナルド・トランプ氏は2025年1月20日(月)に第47代大統領の就任式に臨みます。任期は4年間。副大統領にはJ.D.ヴァンス上院議員を起用する方針です。大統領経験者の返り咲きは「第22代・第24代で大統領を務めたグローバー・クリーブランド氏以来で『132年』ぶり」で史上2人目です。
同時に投開票された「米国連邦議会選挙」で「共和党」は「上院の過半数(定数100)(改選34)」を確保しました。下院の方は「共和党優勢」ではあるものの大勢判明まで数日掛かる見通しです。
勝利宣言したドナルド・トランプ氏は、宣言通りに返り咲きを果たせば大統領就任時には「満78歳7カ月」になる見込みです。これは史上最高齢で大統領になったジョー・バイデン現大統領の就任時の満78歳2カ月を5カ月上回ります。
ジョー・バイデン氏は来年1月の退任時には史上最高齢の満82歳2カ月になります。大統領を1期4年を務めた場合、ドナルド・トランプ氏に退任時の年齢は満82歳7カ月で同じく史上最高齢記録を更新します。
事前の世論調査では接戦。結果はドナルド・トランプ氏の圧勝でした。特に2020年の大統領選挙で民主党の勝利した激戦州「ジョージア」「ペンシルヴェニア」「ウィスコンシン」「ミシガン」で競り勝ったのは大きいです。
しかし、選挙人の数では圧勝だったものの「一般投票者数」で大差はなくこの4州はいずれも僅差でした。ウィスコンシン州での得票率の差は1ポイント未満です。
カマラ・ハリス氏の敗因について様々な意見はあるものの「バイデン政権への逆風」「経験不足」「知名度不足」は大きく影響しました。また「行き過ぎたリベラル」を指摘する声は多いです。
バーニー・サンダース上院議員は自身のX(旧Twitter)で「労働者階級の人々を見捨てた民主党が当の労働者階級から見捨てられても、大して驚くには当たらないはずだ」と投稿、会派を組む民主党を厳しく批判しました。その上で、カマラ・ハリス氏の敗北を「大した驚きではない」と付け加えています。
実際、黒人、ヒスパニック系、アジア系、いずれも2020年の選挙に比べて得票率を伸ばしたのはドナルド・トランプ氏でした。NBCの世論調査によれば、女性の投票者数は全体の53%で前回比で1%増えました。しかし、女性でカマラ・ハリス氏の投票した割合は全体の54%、前回の選挙でジョー・バイデン氏に投票した57%で3%減っています。逆に共和党に投票した女性は前回の42%⇒44%に増えています。




