歴史的速報 : 2013年07月

1: 結構きれいなもろきみφ ★ 2013/07/30(火) 00:59:15.65 ID:???

　
75年前、1938年の7月29日、日本軍がソビエト連邦領土のハサン湖地区に侵入した（ハサン湖事件／張鼓峰事件）。両陣営あわせて
3万5000人の軍人が戦闘に参加。戦闘は12日間つづき、侵略側の徹底的敗北で終わった。沿海州ではこの出来事を記念したイベント
「ハサン2013」が大々的に行われる。

ハサン湖はウラジオストクから南西に130km、太平洋沿岸に位置する。当時、日本軍は満州を占領し、満州国を建国させていた。
満州国には13万人の日本軍兵士が駐屯していた。

1938年7月29日、日本軍の中隊がソビエトのベズイーミャンナヤ丘検問所を攻撃した。アレクセイ・ミリューチン中尉率いる11人の国境警備兵が応戦。しかし防衛はかなわなかった。次いで日本軍の別の部隊が、やはり徹底抗戦を退け、付近のザオーゼルナヤ丘を占領した。

ただし、歴史家ワジーム・ロギンスキイ氏の語るように、これは戦争ではなかった。両国の外交関係は変化しなかった。
ロギンスキイ氏はさらに次のように語っている。

「当時、外交スキャンダルが発生した。モスクワでは重光葵公使が召喚され、当該領域がソビエトの領土であることを記した書類が手渡された。一方日本側は、当該領域が満州国の一部であると記した書類を送付した」

8月2日、ソビエト軍は、占領地の解放に関する決定を下した。反撃には戦車や戦闘機も加わった。日本軍は丘から追い落とされた。
8月11日、停戦合意が結ばれ、国境線が回復された。

こうした出来事を記念して、8月はじめ、沿海州で、国家的イベント「ハサン2013」が行われる。史上初めて、ハサン湖事件の「復元」がなされる。
沿海州の救助部隊「アヴィア・ポーイスク」司令官、ヤロソラフ・リヴァンスキイ氏は次のようなコメントを寄せている。

「『復元』には日本人も参加する。東京から飛行機で到着したら、すぐに『戦闘』だ。8月10日、ベズイーミャンナヤ丘の戦いが再現される。次いでハサン湖地帯に移動し、8月25日までフィールド調査を行う。目的は、戦死者の記憶を永遠のものとすることだ」

ハサン湖事件の75周年は沿海州全域で祝われる。一環として、国境防衛英雄たちの、墓所や記念碑の整備も行われる。
イベントの始まりを告げるのは、ウラジオストクにおける、カチューシャ記念像の除幕式である（8月4日）。
カチューシャは、ご存知のように、有名な戦争ソングのヒロイン。この除幕式の後、各地でイベントが行われ、その後ハサン湖でメインイベントが催される。

ソース（The Voice of Russia）　http://japanese.ruvr.ru/2013_07_29/118773288/