こんにちは。お久しぶりです…あおいです。
前回のエントリからだいぶ間が空いてしまい、気が付いたら年末真っ盛りですね…というわけで今回は今年下半期(つまりブログをサボっていた期間)にTwitterや飲み会などで適当に放出したネタなどをブログに纏めて一年の締めとしたいと思います。ただし気が向いたらまた年末に更新しますw
というわけで以下、YG最新号のネタバレなどがございます。単行本派のひとは注意してね!
◆ネリーちゃんの故郷についての重大なヒント?◆
さて。YGではダヴァンのつくりだした西部劇空間がなんだかスゴイことになってますね… 個人的にはあの世界に顕現した和・ユキ・絹・ダヴァンのアバターにはすべて艦これでいうところの改二と中破絵があるのではないかという気がしております。点を毟られたらあのダヴァンのマントも脱げるかもしれませんよ!中にどんなものを着ているんでしょう!すこし楽しみですね!(それただの脱衣麻雀じゃ)
あと仮に臨海が決勝進出した場合、灼ちゃんはいったいどんなアバターであの世界に現れるんでしょう。得物はまさか銃じゃなくてボーリングの玉?いや、まさかそんな…さすがに国崩しとか持ってくるはずだよ…
閑話休題。このダヴァンの能力が明らかになることにより、臨海のメンバーの出身地が「方角」を意識して設定されている可能性が浮かび上がってきました。
ガイトさんは「東東京」在住。ハオは中国・香港から来た、「中国麻将」にヒントを得た打ち方をする娘。ミョンファは南フランスのソフィア・アンティポリス出身。そしてダヴァンは西部劇空間で「決闘」をするわけですからおそらくアメリカ西部、テキサスあたりの出身と推測されます。
ということは…臨海大将のネリーちゃんに対応する方角は、残る「北」ではないでしょうか。ネリーちゃんの出身地はサカルトヴェロの中でも北のほうなのかも…?
ちょっと調べてみたところ、サカルトヴェロ(グルジア/ジョージア)の北のほうって紛争が多いようです(南オセチア紛争やアブハジア紛争など)。すると、彼女のすさんだまなざしやお金に固執する理由もうっすら見えてくるような気がします。紛争の中で苦しむ家族の生活を少しでも楽にするため、あるいはばらばらになった家族や大切な友達を探すため、場合によってはもっと大きな何かのために、彼女はお金を必要としているのではないでしょうか。
◆絹ちゃんの「蛸のエンブレム」の意味◆
つぎに注目したいのは、西部劇空間において絹ちゃんのアバターについている「蛸のエンブレム」です。ぶっちゃけズボンのウエスト部分のきわどい露出の方が気になってしまったという人、怒らないから手を挙げなさいw
アルカ茄子さんの「永水、宮守、姫松の共通点と2回戦に秘められたテーマ」という記事において、以下のような指摘がなされています。
そして近世以前、龍宮の眷属は往々にして魚介類を擬人化したような姿で描かれてきました。たとえば歌川国芳の浮世絵「龍宮玉取姫之図」。これは讃州志度寺の縁起、あるいはそれをもとにして成立した作品(謡曲「海人」、幸若「大織冠」など)を題材にした絵で、龍宮に奪われてしまった宝珠を奪還すべく、海女が海底に潜り、竜宮の眷属とたたかう様を描いています。ここに登場する眷属たちは巨大な龍のほか、蛸、そして頭や体つきに魚の特徴を残しつつも人間の衣服をまとい刀を持つ者たちとなっています。
姫松のメンバーの「水棲生物っぽい髪型」とは、こうした竜宮の眷属の表現伝統にヒントを得たものと考えられるのではないでしょうか。
そしてその中でも絹ちゃんのエンブレムとなっている「蛸」は、時代が下るにつれて、前述した海女の宝珠奪還の物語を題材に採った(あるいはパロディ化した)エロい絵のなかで大きな位置を占めることになります。 鈴木堅弘「海女にからみつく蛸の系譜と寓意―北斎画「蛸と海女」からみる春画表現の「世界」と「趣向」」(『日本研究』38、2008年9月)という論文によれば、江戸期には葛飾北斎の『喜能会之故真通(きのえのこまつ)』所収の木版画をはじめ、春画・艶本(エロい絵とか絵入り本)に「蛸と海女」の図像表現が見られるのですが、それはいずれもこの海女の宝珠奪還の物語を背景にしたものだといいます。
志度寺の縁起(つまりこの物語のオリジナル)において、龍宮に取られた宝珠を奪い返した海女は龍蛇と対峙することとなるのですが、どうやらそのエロ系二次創作においては、絵師たちが当時人口に膾炙していた「蛸が人間を攫う」「蛇が蛸に化す」という話を取り入れ、海女が蛸に触手プレイを受けるという絵が描かれることとなったみたいです。
前回のエントリからだいぶ間が空いてしまい、気が付いたら年末真っ盛りですね…というわけで今回は今年下半期(つまりブログをサボっていた期間)にTwitterや飲み会などで適当に放出したネタなどをブログに纏めて一年の締めとしたいと思います。ただし気が向いたらまた年末に更新しますw
というわけで以下、YG最新号のネタバレなどがございます。単行本派のひとは注意してね!
◆ネリーちゃんの故郷についての重大なヒント?◆
さて。YGではダヴァンのつくりだした西部劇空間がなんだかスゴイことになってますね… 個人的にはあの世界に顕現した和・ユキ・絹・ダヴァンのアバターにはすべて艦これでいうところの改二と中破絵があるのではないかという気がしております。点を毟られたらあのダヴァンのマントも脱げるかもしれませんよ!中にどんなものを着ているんでしょう!すこし楽しみですね!(それただの脱衣麻雀じゃ)
あと仮に臨海が決勝進出した場合、灼ちゃんはいったいどんなアバターであの世界に現れるんでしょう。得物はまさか銃じゃなくてボーリングの玉?いや、まさかそんな…さすがに国崩しとか持ってくるはずだよ…
閑話休題。このダヴァンの能力が明らかになることにより、臨海のメンバーの出身地が「方角」を意識して設定されている可能性が浮かび上がってきました。
ガイトさんは「東東京」在住。ハオは中国・香港から来た、「中国麻将」にヒントを得た打ち方をする娘。ミョンファは南フランスのソフィア・アンティポリス出身。そしてダヴァンは西部劇空間で「決闘」をするわけですからおそらくアメリカ西部、テキサスあたりの出身と推測されます。
ということは…臨海大将のネリーちゃんに対応する方角は、残る「北」ではないでしょうか。ネリーちゃんの出身地はサカルトヴェロの中でも北のほうなのかも…?
ちょっと調べてみたところ、サカルトヴェロ(グルジア/ジョージア)の北のほうって紛争が多いようです(南オセチア紛争やアブハジア紛争など)。すると、彼女のすさんだまなざしやお金に固執する理由もうっすら見えてくるような気がします。紛争の中で苦しむ家族の生活を少しでも楽にするため、あるいはばらばらになった家族や大切な友達を探すため、場合によってはもっと大きな何かのために、彼女はお金を必要としているのではないでしょうか。
◆絹ちゃんの「蛸のエンブレム」の意味◆
つぎに注目したいのは、西部劇空間において絹ちゃんのアバターについている「蛸のエンブレム」です。ぶっちゃけズボンのウエスト部分のきわどい露出の方が気になってしまったという人、怒らないから手を挙げなさいw
アルカ茄子さんの「永水、宮守、姫松の共通点と2回戦に秘められたテーマ」という記事において、以下のような指摘がなされています。
住吉と竜宮の関係についてはいろいろな人がいろいろなことを言っていますが、この二つの結びつきをはっきりと表しているのは住吉大社の境内にある第一の摂社であり、豊玉彦命・豊玉姫命の父娘二神をまつる大海神社でしょう。この大海神社については、住吉大社のサイトにおいて以下のように解説されています。姫松については出てきた当初、タコとかイカとかその水棲生物を思わせる髪型から、寿司ネタでは?みたいな予想がふたばにおいてなされていました。(中略)自分もそうなのかなと思って見ていたのですが、永水・宮守が隠れ里つながりならば、姫松も案外その可能性があるのではないか?と。…で、上記さくやこのはな様の姫松という学校名に関する考察を読むと、姫松が住吉大社と縁のある地名である、とのこと。「隠れ里」と「住吉大社」、それから彼女達の「水棲生物っぽい髪型」から導き出される異界とは何か?姫松は竜宮が元ネタではないでしょうか?
記紀神話では、海宮に赴いたときに出会った父神と娘神の二神(豊玉彦命と豊玉姫命)の伝説が残っています。大海神社は、その舞台となった海宮、つまり龍宮そのものです。社前の井戸は「玉の井」と呼ばれ、海神より授かった潮満珠 (しおみつたま) を沈めたところだと伝えられています。すなわち住吉大社には「龍宮そのもの」が摂社として内包されているのです。
そして近世以前、龍宮の眷属は往々にして魚介類を擬人化したような姿で描かれてきました。たとえば歌川国芳の浮世絵「龍宮玉取姫之図」。これは讃州志度寺の縁起、あるいはそれをもとにして成立した作品(謡曲「海人」、幸若「大織冠」など)を題材にした絵で、龍宮に奪われてしまった宝珠を奪還すべく、海女が海底に潜り、竜宮の眷属とたたかう様を描いています。ここに登場する眷属たちは巨大な龍のほか、蛸、そして頭や体つきに魚の特徴を残しつつも人間の衣服をまとい刀を持つ者たちとなっています。
姫松のメンバーの「水棲生物っぽい髪型」とは、こうした竜宮の眷属の表現伝統にヒントを得たものと考えられるのではないでしょうか。
そしてその中でも絹ちゃんのエンブレムとなっている「蛸」は、時代が下るにつれて、前述した海女の宝珠奪還の物語を題材に採った(あるいはパロディ化した)エロい絵のなかで大きな位置を占めることになります。 鈴木堅弘「海女にからみつく蛸の系譜と寓意―北斎画「蛸と海女」からみる春画表現の「世界」と「趣向」」(『日本研究』38、2008年9月)という論文によれば、江戸期には葛飾北斎の『喜能会之故真通(きのえのこまつ)』所収の木版画をはじめ、春画・艶本(エロい絵とか絵入り本)に「蛸と海女」の図像表現が見られるのですが、それはいずれもこの海女の宝珠奪還の物語を背景にしたものだといいます。
志度寺の縁起(つまりこの物語のオリジナル)において、龍宮に取られた宝珠を奪い返した海女は龍蛇と対峙することとなるのですが、どうやらそのエロ系二次創作においては、絵師たちが当時人口に膾炙していた「蛸が人間を攫う」「蛇が蛸に化す」という話を取り入れ、海女が蛸に触手プレイを受けるという絵が描かれることとなったみたいです。
すると、海女と蛸は「珠」をはさんで対立する存在である。あたかも球技のように、海女と蛸は全身を駆使して「珠」を奪い合う。ということになるかと思います。
絹ちゃんは女子サッカーのキーパーであり、丸いものに反応してしまう体であるわけですが、そうした設定は、あるいは、「人間界から奪ってきた珠を海女から守ろうとする」龍宮の眷属のイメージを土台に作られたものかもしれないですね。そしてその龍宮の眷属としての性格が、「蛸」のエンブレムを身に着けてダヴァンとの「決闘」にのぞむこの副将戦において発揮されることもあるのではないでしょうか。
そうだ、海女の宝珠奪還の物語においては、海女は自分の乳の下を切り、その傷の中に取り返した珠を隠して安全に持ち運ぼうとしたと語られます。なんて痛そうなんだ。…ユキちゃんとのどっちのおもちは大丈夫でしょうか。
◆とりあえず病気のように有珠山ネタを入れる◆
学生さんはいま、期末テストが終わったころでしょうか。
絶対に成香ちゃんの答案からはすごくイイにおいがすると思う。
チカちゃんは真面目に勉強する優等生。でも試験ではぜったいに爽に勝てない。いつも5点くらい差を付けられて負けてそう。
◆特定したかもしれない◆
「地の利は人の和に如かず?そんな戮力通用するものか(人間の協力関係が地形による有利を覆すとかマジありえない)」と衣ちゃんが言っていましたが、舞台探訪をたしなむ方のご協力により、憧ちゃんファン、アコシズファンにとってひじょうに重大な事実を特定することができました。
インハイ中の憧ちゃんのお風呂上がりの香りは「資生堂スーパーマイルドの香り」であり、おそらくはシズも同様である。たぶん。
阿知賀女子がインハイ中、帝国ホテルに宿泊していることについては、以下の大三元四暗刻さんの記事に詳述されているとおりです。
咲-Saki-の舞台が特定されたら、行くしかないでしょ―阿知賀女子麻雀部の宿泊先に行ってきました
で、大三元四暗刻さんの記事に憧ちゃんのお風呂の場面の画像が引用されておりますが、このときの憧ちゃんはアメニティのシャンプーの残量を気にしていましたよね。ということはインハイ時の彼女の髪の毛からふわりと漂う香り、彼女を抱きしめた時に鼻を擽る香り=帝国ホテルのアメニティのシャンプーの香り であるのはまず間違いない。
というわけで、『咲―Saki―』の舞台探訪で有名、というか毎月25日に松江を訪れて積極的に『シノハユ』の聖地を探訪なさっているステルスだーはらさんが阿知賀を感じるために帝国ホテルに宿泊されるとうかがい、シャンプーのブランドのチェックをお願いしました(私がわざわざ言わなくてもご自身でチェックされたと思うけど…)
…メーカーは資生堂のようです!(ただしインペリアルスイートにはアユーラというブランドのメディテーションヘアクレンズという呪文のような名前のシャンプーが置いてあるらしいです)
そしてこれをヒントにググってみるとこんなサイトを発見!ここには帝国ホテルの一般の客室のアメニティは資生堂のスーパーマイルドであると記されています(スーパーマイルドのサイト、音楽が流れるので注意な)。 なおこちらにも同様の記述が。
これらの記述を信じるなら、憧ちゃんの抱き枕カバーを資生堂スーパーマイルドで洗うことにより、いっそう彼女をつよく、そして立体的に感じることができるということになります。 またお風呂に資生堂スーパーマイルドを常備しておくことにより、普段から「憧ちゃんの香り(同時にシズの香りである可能性も高いぞ)」を身近に感じることができるはずです。すばらしい発見だ!(自画自賛)
なお、松実姉妹の特におねーちゃんの方は肌が弱そうなので、低刺激でオーガニックな感じのシャンプーを持参している蓋然性が高い。
ただ、「ほんとうにアメニティのシャンプーはスーパーマイルドなのか」について問い合わせる必要がありそうですね。一度帝国ホテルに電話して聞いてみようかなあ。
以上。
年内か年明けに、副将戦以降の展開予想についての記事を書けたらいいなー。
絹ちゃんは女子サッカーのキーパーであり、丸いものに反応してしまう体であるわけですが、そうした設定は、あるいは、「人間界から奪ってきた珠を海女から守ろうとする」龍宮の眷属のイメージを土台に作られたものかもしれないですね。そしてその龍宮の眷属としての性格が、「蛸」のエンブレムを身に着けてダヴァンとの「決闘」にのぞむこの副将戦において発揮されることもあるのではないでしょうか。
そうだ、海女の宝珠奪還の物語においては、海女は自分の乳の下を切り、その傷の中に取り返した珠を隠して安全に持ち運ぼうとしたと語られます。なんて痛そうなんだ。…ユキちゃんとのどっちのおもちは大丈夫でしょうか。
◆とりあえず病気のように有珠山ネタを入れる◆
学生さんはいま、期末テストが終わったころでしょうか。
絶対に成香ちゃんの答案からはすごくイイにおいがすると思う。
チカちゃんは真面目に勉強する優等生。でも試験ではぜったいに爽に勝てない。いつも5点くらい差を付けられて負けてそう。
◆特定したかもしれない◆
「地の利は人の和に如かず?そんな戮力通用するものか(人間の協力関係が地形による有利を覆すとかマジありえない)」と衣ちゃんが言っていましたが、舞台探訪をたしなむ方のご協力により、憧ちゃんファン、アコシズファンにとってひじょうに重大な事実を特定することができました。
インハイ中の憧ちゃんのお風呂上がりの香りは「資生堂スーパーマイルドの香り」であり、おそらくはシズも同様である。たぶん。
阿知賀女子がインハイ中、帝国ホテルに宿泊していることについては、以下の大三元四暗刻さんの記事に詳述されているとおりです。
咲-Saki-の舞台が特定されたら、行くしかないでしょ―阿知賀女子麻雀部の宿泊先に行ってきました
で、大三元四暗刻さんの記事に憧ちゃんのお風呂の場面の画像が引用されておりますが、このときの憧ちゃんはアメニティのシャンプーの残量を気にしていましたよね。ということはインハイ時の彼女の髪の毛からふわりと漂う香り、彼女を抱きしめた時に鼻を擽る香り=帝国ホテルのアメニティのシャンプーの香り であるのはまず間違いない。
というわけで、『咲―Saki―』の舞台探訪で有名、というか毎月25日に松江を訪れて積極的に『シノハユ』の聖地を探訪なさっているステルスだーはらさんが阿知賀を感じるために帝国ホテルに宿泊されるとうかがい、シャンプーのブランドのチェックをお願いしました(私がわざわざ言わなくてもご自身でチェックされたと思うけど…)
ステルスだーはら@d_hara_standard@heartvine_aoi 資生堂さんですね(^^) http://t.co/2ePq8E92Dx
2014/12/11 07:58:35
…メーカーは資生堂のようです!(ただしインペリアルスイートにはアユーラというブランドのメディテーションヘアクレンズという呪文のような名前のシャンプーが置いてあるらしいです)
そしてこれをヒントにググってみるとこんなサイトを発見!ここには帝国ホテルの一般の客室のアメニティは資生堂のスーパーマイルドであると記されています(スーパーマイルドのサイト、音楽が流れるので注意な)。 なおこちらにも同様の記述が。
これらの記述を信じるなら、憧ちゃんの抱き枕カバーを資生堂スーパーマイルドで洗うことにより、いっそう彼女をつよく、そして立体的に感じることができるということになります。 またお風呂に資生堂スーパーマイルドを常備しておくことにより、普段から「憧ちゃんの香り(同時にシズの香りである可能性も高いぞ)」を身近に感じることができるはずです。すばらしい発見だ!(自画自賛)
なお、松実姉妹の特におねーちゃんの方は肌が弱そうなので、低刺激でオーガニックな感じのシャンプーを持参している蓋然性が高い。
ただ、「ほんとうにアメニティのシャンプーはスーパーマイルドなのか」について問い合わせる必要がありそうですね。一度帝国ホテルに電話して聞いてみようかなあ。
以上。
年内か年明けに、副将戦以降の展開予想についての記事を書けたらいいなー。
コメント
コメント一覧 (5)
竜と宝珠の組み合わせといえば、玄ちゃんの手放せないドラも、仏画などで竜が手にしてる如意宝珠と重なるところがありますね。煩悩ゆえに宝珠を手放せず解脱できない竜→愛ゆえにドラを手放せない玄ちゃん、みたいな(「宝珠=竜の煩悩の変じたもの」という説があるらしいです。お経が出典かも)。
コメントありがとうございます。お久しぶりです。
絹ちゃんは眼鏡キャラですが、「眼鏡」にもなにか元ネタあるんですかね。北斎が描いた海女に戯れる蛸はなんだかサングラスをかけたような面構えですが…w
なお、かなりマニアックな資料で立先生がご存じな可能性は非常に低いのですが、蛸よりもGK度が高そうな竜宮の眷属(蛸ではない)が登場する絵巻がベルリンの図書館に所蔵されています。人類&そちらに味方した竜宮の乙姫様と竜宮が「如意宝珠」をめぐって戦になる、という内容で、江戸初期の成立。原本のデジタルデータがこちらで見られます。http://digital.staatsbibliothek-berlin.de/werkansicht/?PPN=PPN330810122X
この中に、竜宮との戦が激しくなり両陣営の多くの者たちが斃れるのを見た乙姫様が、「アタシはこの如意宝珠のちからで人間を救いたかっただけなのに…こんなものに拘ってるから戦になるのよ!」と如意宝珠をぶん投げ、竜宮方の手長・足長という異形の存在がそれを空中でキャッチする、という場面が。
なお、「宝珠=竜の煩悩の変じたもの」というのは『法華経』「提婆達多品」の、竜王の娘である龍女8歳が三千世界の価値のある宝珠を世尊に捧げ、女人・畜生・幼いという三重の障碍をものともせずに男に変じて菩薩となり南方無垢世界で衆生に向けて教えを説いたという話に拠ると思われます…たぶん。
近世以前には、女性を成仏から遠い存在と位置付ける発想が強く存在していたのですが、この龍女の「変成男子」による成仏は女人成仏のモデルケースとされてきたようです。すなわち女人は「男」に変じなければ仏になれないのだと。まあ小野小町や紫式部や江口の遊女を菩薩の化身とする言説なんかも中世には見られますから、必ずしも女と菩薩のあいだに埋めがたい距離が存していたわけではないんでしょうが、ほんらい女は「変成男子」しなければ菩薩になれないはずの存在であるからこそ、小町や式部や遊女の特殊性・聖性が際立つ、という、そういうことなのかもしれません。(『咲』と関係ねえ!)
http://www2.tbb.t-com.ne.jp/mark/ikatako.html←のサイトによると「瞳が収縮時に水平方向にスジ上をしたスリット形になる」とありますが、水平っぽくはないんですよねアレ…。眼鏡キャラについては、頭足類の眼球はカメラ眼と呼ばれるらしいので、或いはそこからの発想なのかも?
「煩悩=宝珠」は法華経からなんですね。竜王が沢山出てくるお経に目星付けて本屋に立ち読みに行こうと思ってたところなので、徒労に終わらずに済みました。ありがとうございました。
じつはお経についてはたいていの仏典を収録したすばらなデータベースが存在しており、任意のキーワードで検索を行うことができます!こちら。
http://21dzk.l.u-tokyo.ac.jp/SAT/
全部原文のまま(漢文)で、現代語訳や語釈はありませんが…