本日2月18日は宮永照さんの誕生日です!


Wikipedia―2月18日

今日は何の日―2月18日


 

 

 この日は二十四節気のうち、「雨水」にあたる日(あるいはその前後の日)なのだそうで。「二十四節気」というのは、一年の太陽の黄道上の動きを二十四等分し、その分割点にあたる日に季節をあらわす名前をつけたもの。「雨水」はその二番目で、国立天文台のHPによれば、「陽気がよくなり、雪や氷が溶けて水になり、雪が雨に変わる」時期だそうです。

 「雨水」ということばからは水のイメージが浮かびますが、雪が雨に変わるのは、太陽が「照」って気温が上がるからにほかなりません。そしてここから、太陽が凍っていた世界をあかるく暖かく照らし、地の表に生命が満ち溢れる季節がはじまるのです。「照」という名前は、そういうことを意識した名づけなのではないでしょうか。


◆12巻見返しの照◆

 ところで、照といえばお菓子大好き。「とにもかくにもお菓子がないと…」の名言を残したことでも有名ですよね。

 単行本12巻の見返しでも彼女は「patisserie Salon de The(パティスリー・サロン・ド・テ)」の袋を右手に、市松模様のクッキーを左手に持って、いまにもクッキーを口に運ばんとしています。このお店のモデルとなった場所がわかればいいなー…と思ったりしたのですが、「サロン・ド・テ」ってティーサロンの意味で、「パティスリー(わかりやすく言うとケーキ屋)のいち営業形態をさす語であり、「Salon de The○○(店名)」というような名前のケーキ屋はたくさん見つかりますが、「Salon de The」単独で店名になっている例は管見の限り見つからないんですよねー。特定の店名を出すわけにはいかないことからこうなったのでしょうが、うーん…難易度が高いですね…白い袋に赤の白抜きのロゴ。これはと思った方はご一報ください。


 あと、このお店がどこなのかも問題で。12巻の表紙は荒川さんの御膝元である大阪ですが、このお菓子については、

①照、またはその母親が、宮永家の近所で買ってきた

②菫さんが家の近所で買ってきて照に持たせた

③照、あるいはその周辺の人物が、東京駅付近で買った

④照が大阪に着いてから買った

⑤荒川さんが家の近所で買ったものを照にプレゼント

などの可能性が考えられるという…恐ろしい…

 なお①②③の場合、照は荒川さんたちへのお土産に手を付けているということになり、これは非常にシツレイな行為であります。


◆照の行きつけのケーキ屋を探る◆

 さて、そんなお菓子ライフを送っている照ですが、日常的に通っているケーキ屋さんがあるとすればどこでしょう?というわけで、白糸台周辺のケーキ屋、パン屋などを調べてみました。聖地巡礼の息抜きにでもごかつよういただければ幸いです。

 グルメレビューサイトである「食べログ」で「白糸台 ケーキ」で検索をかけてみると、以下の三店が見つかりました。

菓子の青木屋 武蔵野台店 公式HP

ジャスマン洋菓子店 本店 

気まぐれケーキ屋さん


 青木屋は120年の伝統があるお菓子屋さんで、卒業式用の紅白饅頭なども作っているそうです。高校の卒業式ではお饅頭などのお祝い菓子が配られることが多いですよね。白糸台高校の卒業式で配られるお菓子はこの青木屋製かもしれません…?


 つぎにジャスマン洋菓子店ですが、ここ、知る人ぞ知る、というお店です。なぜかというと、近年ではすっかり珍しくなったバタークリームのケーキを作っているから!

 えっと、今の世の中でケーキのデコレーションというと生クリームが主流ですが、昔はバターと卵と砂糖で作ったバタークリームを使うことが多かったんですよね。バターがベースになっているため、生クリームよりも堅牢で派手なデコレーションをケーキの上に築くことができますが、油っぽく、安い材料で作ると胃にもたれることもあります。あと、寒い日にはデコレーションが固まってしまうので、ケーキをきれいに切るのが難しかったのだとか…。ただ、バタークリーム愛好家(あるいはバタークリームを食べてみたいというひと)も一定数いて、そういう方がジャスマンのケーキを高く評価しているようです。いいね!いいと思います、こういうお店!誕生日ケーキもとっても豪華です。プリンもあるよ!

 


バタークリームが食べたくなった方は以下を参照のこと。

デイリーポータルZ―バタークリームのケーキは凄くおいしい(ジャスマンのケーキが取り上げられています)


 そして最後に「気まぐれケーキ屋さん」。ここ、なんだかすごいです。何がすごいってさ、食べログのレビューを見ると、以下のように書いてあるんですよ。


お店というか完全なる民家です(笑)そして、いつ営業しているかも分からない。オープンしてるかしてないかは、入口にあるプーさんの首にOPENのプレートがかかっているかどうか、メニューが外に置かれているかどうかで判断できます。ただし、通りすがるだけでは容易に確認できません。なぜなら、視界を遮られているから(^_^;)

そんな感じで気まぐれ営業のこのお店。こちらも気まぐれで通りかかること5回。ついにベールが明かされました(笑)どうも、日曜の昼過ぎは営業してる確率が高いみたいですね、多分。


 

 …すごく気になる。

 ケーキの写真を見る限り、無駄な装飾がなく、素材と店主のテクニックで勝負!という感じのお店に見えます。かぼちゃのババロアやチーズケーキなど、めちゃくちゃおいしそう。行ってみたい。うちの近所にもこういう飾らない感じのケーキを出すお店がありますが、それでお客さんを集めることができる、商売になるというのは、ケーキ自体のクオリティがかなり高いからだと思いますよ。

 そして照さんはこういう隠れ家的な(というかマジで隠れてる)お店、けっこう好きだと思う。というわけで、お近くの方は立ち寄ってみてはいかがでしょう。


 

 そんなこんなで、照とスイーツのお話でした。

 ちなみに私の好きなケーキ屋はピエール・エルメです。イスパハンおいしいよね!バレンタイン限定商品の、バナナとジンジャーのパウンドケーキもおいしかったですよ!なんてことばっかり書いてるから検索キーワードに「チョコレートの中に砂糖が入ってるお菓子」とか「デメル」とかの語が散見されるのだ…


 

なお、照の能力については前にこういう記事を書きました。照のギギギーを考えようの会

 「ギギギー」は、天照大神が籠った天の岩戸の成れの果てであるという長野の戸隠山と関係あるかも!戸隠山に封印された九頭竜神の力で九蓮宝塔を和了るのかも!って話。興味のある方はどうぞ。