いでおろーぐ! (2)


前作の記事

(;`・ω・´)「今回は電撃文庫の『いでおろーぐ! (2)』を取り上げたいと思います」

(´・ω・`)「著者は椎田十三氏。第21回電撃小説大賞銀賞受賞作の第2弾になるね」

(;`・ω・´)反恋愛主義というありそうでなさそうなネタをテーマにした作品だったんですよね」

(´・ω・`)「ある意味、1巻でキレイに終わっている作品ではあるのよ。学園内の闘争と、反恋愛主義の魁であるはずのヒロイン・領家薫が普通(※かなりのチョロいヒロイン)に落とされて主人公に告白するも反恋愛主義に覚醒した主人公にどやされる、という滝本竜彦的に突っ走った結末が良かった」

(;`・ω・´)「あんまり関係ないですけど滝本竜彦氏は最近新刊がないと言いますか、本人のブログを読むとすごく遠いトコロに行ってしまったような気がして悲しいです」
(´・ω・`)「そんな余談はさておき、この2巻のストーリーは反恋愛を標榜するサークル内での和気藹々とした交流になっている」

(;`・ω・´)「面白く無いわけではないですけど、ややパワーダウンした感じはあるような気がします」

(´・ω・`)「前巻でアジトを放逐された主人公達は、風紀委員を隠れ蓑に、寄せられる相談に答えていくというスタイルになる

(;`・ω・´)「これもまあ、よくあると言えばあるような……」

(´・ω・`)「間違いなく、ヘンなサークルものとしては面白いのよ。それでも、ちょっとした残念感はある」

(;`・ω・´)「相談者の『異性の年上への尊敬が、自分の中で恋に変わっていくのがイヤでイヤでたまらない』というのはなんとなーくわかりますよね」

(´・ω・`)「キャラクターが同士の安易な恋愛成就を物語の結末として拒否しているこのシリーズ、どうオチをつけるのか興味があります。オススメしておきます」

(;`・ω・´)ヾ「では、今回はこんなところで」

(´・ω・`)ノシ「それじゃあ」


イデオロギーとは何か (平凡社ライブラリー)
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