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読書ノートをとるべきか

2019-10-15 18:47:27 | å¥åº·æ³•
皆さんは、どのように読書していますか。

ただ、読むだけか、読んだ事をノートにとるか。

いろいろの本好きの人の本を読むと、この二通りに分かれる。

経済評論家の長谷川啓太郎は、一切、読書ノートなど書かないと。印象に残った所は、自動的に頭に残る。残らないのは、今の自分に必要がないからと。

立花隆氏もノートはとらない。頭で、読みながらフローチャートを作ると。

一方、故渡部昇一氏は、本をどんどん買いまくって本に線を引いて、書き込む。本をノート代わりみたいに。

佐藤優氏は、読んだら読書ノートを作るという。

僕は、ノートを取る暇があれば、次の本を読んだ方がいいのではないか、と思っていたが、この本を読んで、気が変わりつつある。

佐藤優著  『読書の技法』

1 佐藤氏はレーニンを見本にした?

 

「筆者の知る限り、ノート作りの一番の天才はレーニンである。

 常に忙しく、逃げ歩くような生活で、本を持ち歩くことは出来ない。図書館の本をベースに、読んだ本の抜き書きをノートに写し、コメント記していった。

 ノートさえあれば、正確なデータが復元できるようになっているのが、レーニンのノートの特徴である。

「人間の記憶や理解は不思議なメカニズムに。

知識は一定の熟成期間を置いた後にしか身に付かない。筆者の場合、現在読んでいる本の知識が本当の意味で身に付くのは3~6カ月後である」と。

そのためには、どうやら、写すだけでなく、コメントを書くことが大いにに作用するようだ。

僕から言わせるとこの抜き書きは大変である。確かに、後に残るメリットがあるが、相当時間もとられる。

自分の本に大事な所をチェックして、後で、パソコンに簡単に要約してコメントしてみては。

2 読書して眠い時は?

「読書をしていて、同じ行を何度も読みだすと、すぐにベッドに横に。

だいたい15分間横になれば疲れがとれる。

 どうして、15分で目を覚ませるのか、という質問が。

著者は目覚まし時計は、仕事が間に合わない場合以外は使わず、うとうとしていて、ハッとめが覚める瞬間がある、そのときに思い切って起きると。

筆者の場合、一回目に目が覚める瞬間がぴったり15分で、二回目が30分から40分くらいの時だと。そして、二回目で起きないと、だいたい三時間ぐらい経つと。

このハッと、目が覚める瞬間を逃さず、二度寝、三度寝をしないことが肝心」と。

僕は、横になることには抵抗がある。どうも、長時間眠ってしまう。

机の上で眠った方がいいと思うが。

僕も、15分前後で目覚める。この時が大事で、さっと、起きて、作業を続ける事だと思う。

また、数時間して、眠くなると、また、机の上で寝る。この繰り返しをすれば、かなり、一日を有意義に過ごせよう。

3 本は真ん中から読んで、買うかどうか判断すべきか?

「先ず、真ん中のぺージを開く。初めは、つかみ、と言って、どのように読者を引き込むかという工夫を著者と編集者でしている。最終部の結論は、著者が最も述べたいことを書いているので、読みやすい。

翻訳書の場合、そのような本自体の構成に加え、真ん中くらいになると緊張が続かなくなり、翻訳が荒れていることが多い」と。

翻訳書は真中が一番、読みにくいという。そこが、丁寧に、自分にぴったりだと、自分に合った本ということだろうか。

4 大事な文章は午前中に書く?

「ドイツの神学者ボンヘフアーによると、夜は悪魔の宿る時間なので、夜中に原稿は書くな。夜中の原稿を余儀なくされた場合、翌日太陽の光の下で、もう一度、原稿を読み直せ。

 総合誌や論壇誌でも、夜書いた文章は」よくわかる。感情が過剰で、論理の崩壊が多い」と。

5 本を読んで、別の分野に応用を?

「ロシアのインテリジェンス・オフィサーは、九鬼周造の『いきの構造』から学んだという。どこが面白いのか、と聞くと、

相手は、外交交渉でも日本人を相手にする場合、ロシアの主張を一歩手前でとどめて、すべて出し尽くさないほうがよい。結論を言語にしないで、一歩前で、とどめるのが、いきで、すべてを言い切ってしまうと野暮に。ロシアは野暮な交渉をしていたので、日本との戦略的提携ができなかった」と。

今も、どうやら、このスタイルでロシアは日本と交渉しているようだ。

6 一流の詐欺師は感謝される?

「一級の詐欺師は、だました相手にだまされた、という認識を持たせず、かえって感謝されるという。

この技法が情報収集やロビー活動に仕える」と。

この一文を読んで、僕は、詐欺師は作家や評論家に多くいると思った。

浅い考えで、嘘八百かどうかもわからず、読んでしまい、その作者にのめり込む。これをさせるのが、一流の詐欺師本では。

7 ルールを守った読書を?

「読者は携帯で書店の必要部分を撮影してはならない。

 なぜなら、出世するということは、資本主義社会のルールに従ってゲームに勝ち抜いていくことである。

 書店や出版社、著者の商売を侵害する盗撮の習慣などが身に付くと、将来、もっと大きなルール違反をして、結果として出生街道を外れることになるだろう」と。

 僕は、読書だけでなく、至る所にこの法則はあてはまる、と思う。

 

 一度なら、いいだろう、という事で犯してしまうと、脳が知らず知らずに、別の機会に同じ過ちを繰り返すようだ。それが怖いのだ。

一度、コカインを試すと、やめられない、酒も同じように。


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