ブログを読まれている方から、話題のコミックの当該部分を、資料として使うのは構わないそうです、との付言付きで送っていただきました。
それは、小学館発行の『ビッグコミックスピリッツ』に1983年からもう30年近く連載されている原作:雁屋哲、作画:花咲アキラによる『美味しんぼ』(おいしんぼ)の6月頃の作品。
この連作は、1987年、第32回小学館漫画賞青年一般部門受賞を受賞しています。
それにしても、よく調べてあります。感嘆します。
外材の関税が0だ、などということは、建築関係者の大半は知りません。
そして、2×4工法も、「外圧」により導入したものだ、という経緯も、建築関係者のほとんどは知りません。まして一般の方がたは、・・・。
第一、公共建築・学校の非木造化を推進していた建築学会が、その25年後、突如として木造校舎奨励に舵を切ったのは、外材の関税0、2×4工法のやみくもな導入に対する国内の反発(とりわけ農林省がらみ)に対する懐柔策の一つに過ぎない、ということも知られていません。時期を照合すると、氷解するはずです。
建築学会は、政府の策に協力したに過ぎないのです。そういう「学会」である、ということをあらためて認識してください。
さて、その『美味しんぼ』の、当該の部分を下に頁ごと紹介。
ただ、上段2頁と下段2頁は、掲載された号が違います。
それにしても、ほんとによく調べている!
建築関係者たちは、ここまで調べない。
そして、知っていても、「不味い」ところは都合が悪いとして、押し黙る・・・。
つまり、「裸の王様」に進んでなる、なりたがる・・・。
それは、小学館発行の『ビッグコミックスピリッツ』に1983年からもう30年近く連載されている原作:雁屋哲、作画:花咲アキラによる『美味しんぼ』(おいしんぼ)の6月頃の作品。
この連作は、1987年、第32回小学館漫画賞青年一般部門受賞を受賞しています。
それにしても、よく調べてあります。感嘆します。
外材の関税が0だ、などということは、建築関係者の大半は知りません。
そして、2×4工法も、「外圧」により導入したものだ、という経緯も、建築関係者のほとんどは知りません。まして一般の方がたは、・・・。
第一、公共建築・学校の非木造化を推進していた建築学会が、その25年後、突如として木造校舎奨励に舵を切ったのは、外材の関税0、2×4工法のやみくもな導入に対する国内の反発(とりわけ農林省がらみ)に対する懐柔策の一つに過ぎない、ということも知られていません。時期を照合すると、氷解するはずです。
建築学会は、政府の策に協力したに過ぎないのです。そういう「学会」である、ということをあらためて認識してください。
さて、その『美味しんぼ』の、当該の部分を下に頁ごと紹介。
ただ、上段2頁と下段2頁は、掲載された号が違います。
それにしても、ほんとによく調べている!
建築関係者たちは、ここまで調べない。
そして、知っていても、「不味い」ところは都合が悪いとして、押し黙る・・・。
つまり、「裸の王様」に進んでなる、なりたがる・・・。
発注者の無責任
http://kenplatz.nikkeibp.co.jp/article/const/news/20100817/542861/
これまで業界誌は、お上にたてつくようなことはしなかったのですが、理念なき低入札合戦や
http://design-with-nature-simogawa.blogspot.com/2010/08/blog-post_24.html
発注者の技術力の低下などに黙っておれなくなったのでしょう。
また、最近の建築の有り方に関して、問題となるムードとして、福祉の名のもとに日本の家屋を真っ平にしてしまおうとすること
http://test1.dokushin-s.com/003/post_15.html
高齢者は段差を昇るのはしんどい、、かもしれませんが、だからと言ってあちこちバリアフリーにしたのでは、いわゆる”わびさび”がなくなってしまいます。むしろそれがわかる年齢の人は、庭石、縁側や松といった段差がある方が、精神的に落ち着き有意義な人生を送ることができようというもの。
私の父は、一昨日76歳になりましたが、隆々とした自慢の筋肉で実に日本美あふれた庭を造っています。
ちょっと話はそれましたが、理念をなくすとどうなるか、怖い話です。
ご紹介いただいたブログの方のなかの、「尺貫法だったから」だ、との言の意味が不明です。
また、日本の家屋が狭いから、というのも理解不能です。たしかに今の都会はそうかもしれませんが、もともと、日本の住居は、大体40坪前後以上の大きさがあり、敷地は一反(300坪)は狭い方だったのです。
どうして狭く、小さくなったのか、その根本に「福祉」の原点があるはずなのです。
そしてまた、かつては、長年、段差のある住まいで暮して、問題視はされなかった。おそらく「福祉」の考え方が違うのでしょうね。
このままゆくと、孤独死が起きないように、壁は全部スケスケがいいのだ、なんてことになるのかなァ。
こういう話は、なかなかホンネは言えません。耐震補強はおかしい(私は今の耐震補強の強制は霊感商法に見えるのですが)、などというと、では、地震で人命にかかわることが起きたらどうする、と言って発言を封じるのと同じ構造のような気がします。
思考の構造がおかしくなっているように、私は思います。