ラタトゥイユでコシーニャを作ってみた(涙の形のブラジルコロッケ)
ラタトゥイユがイギリスのシェパーズパイに変身したのに続いて、今日はブラジルのコシーニャです。コシーニャ(COXINHA)は、涙の形をしていますが、COXIの意味は「腿(もも)」という意味だそうで、言われてみれば、なんとなく鶏のもも肉のようでもありますね。日本のコロッケも俵型や小判型があります。出来上がりの形の好みはさておき、料理する側にとっては、俵型かコシーニャの形が揚げやすいです。油の中で自分で適当に浮きながら全体が均一に揚がるのです。一方、作りやすい小判型は、油が業務用のように多くあると勝手に自分でひっくり返りますが、家庭の鍋では裏返してあげる必要があります。何故かな?不思議の一つなんですよ、これも長年の。ひっくり返すタイミングを失敗するとパンクすることもあります。これは、油の温度との関係もありますが、コロッケをあげるのは割りとコツがいります。
本格的なコシーニャはじゃが芋ではなく、トウモロコシの粉を使って熱湯で練り上げた硬い生地を作って中に具を包み込むのですが(☞レシピ)、今日は、シェパーズパイ(☞レシピ)「のリメイクなので、じゃが芋です。また、具は細かく切ってマッシュポテトに混ぜ込んでいます。表面がところどころ黒っぽく見えるのは茄子の皮の色です。
コシーニャの成型は、生地をピンポン玉にして親指と人差し指でつまむように片側だけを尖らせます。粉をまぶして卵液を絡めてからパン粉をまぶします。勿論パン粉は砕いて細かくします。これは普通のフライを作る工程と同じです。揚げる鍋は、口の広いものよりも、狭くて縦に長い鍋のほうが油が少ない割りに深さが出るのでコシーニャが立った状態で揚がります。
火加減は割りと強めでも大丈夫です。中の具には火が通っているので、表面が色よく揚がれば出来上がりです。
材料(6個分)
- ラタトゥイユ・・150g
- マッシュポテト・・150g
- パン粉・・大さじ3~4
- 小麦粉・・小さじ2
- 溶き卵・・大さじ2(同量の水を混ぜる)
- 揚げ油・・適宜
作り方
- パン粉は袋に入れて麺棒を転がして細かくする。
- ラタトゥイユを細かく刻んでマッシュポテトと混ぜ合わせ六等分する。
- 2を最初は丸め、親指と人差し指で輪を作って片側を尖らせ、円錐形にする。
- 小麦粉を刷毛で軽くまぶし、溶き卵と同量の水を足した液を絡めて1のパン粉をまぶす。
- コシーニャがすっぽり被るくらいの油を180度に予熱して揚げる♪
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