やはり気になる
昨日の増田君の話(参照)、あれは「釣り」で書かれたものだったらしい。フォローしている人のTweetにその話題があった。後で知るのはいい気分じゃない。確かにでき過ぎている内容でもあるし、何が目的で書いたのかと疑問だった。人を「釣る」ためだったのか。私は、増田(=AnonymousDiary語尾を取ってマスダ)は全く読まないので良く知らなかったが、最近は、デマツールだそうだ。私は、「そんなことに釣られるなよ」と言われて、始めて疑ってみるというどうしようもないほど釣られやすい。物事を疑って見るということが殆どない上、自分自身が「釣り」で書く事もない。考えてみると痛い思いを何度もしている。その度に「脇が甘い」と言われてきた。騙される方が悪いと戒めながらずっとこんな人生だったな。
それは兎も角、それを疑うよりも、「境界性人格障害」という心の病気が私にはピンと来ていなかった。後から気になったので追記したが、この病気の特徴は、「病気」というフィルターを外すと普通にも当てはまることでもあるから、見極めが難しい。増田君が書いている女性が特別でもなく、割と実存する話でもあると思った。私は、ドメスティックバイオレンスの方が実際気になっていたので、それを書くきっかけとはなったが、書き難かった。書くのにとても時間がかかった(参照)。
釣られたにしろ、それがきっかけでついでのように書いた昨日のDVの話は「釣り」ではない。私が騙されやすいからかもしれないが、相手の娘さんのことが気になり、エントリーを挙げてからしばらく考えていた。「内弁慶」の最たるものということだろうか、彼女の夫は。少し補足しておきたい。
彼は、昔から父親との関係が良くなかったというのは聞いている。高校に入ってから家を出て、働きながら手に職をつけた頑張りやでもあるそうだが、裏を返すと意地でもあり、それが父親を見返す手段だったのかもしれない。似たようなことは大なり小なり誰にでもあることだと思う。結婚当初は、誰もが褒めるイイ感じの人で、仕事もバリバリこなし人望も厚いと思われている彼が、自分を出しても良いと安心した頃からガラッと人が変わったようになったのかもしれない。また、唯一、自分を誇示する仕事が上手く行かなくなったということが引き金になったのではないだろうか。
父親が完璧を望むそうで、何かと父親の目が気になるらしい。その部分では自立できていないのだと思うが、抑圧された気持ちは自己顕示欲となり、他人の目を気にしたり良く見せようと働く。それがストレスとなってイライラとなり、内輪に溜まったものがいつか噴出す。その噴出し場所は嫁。ということだと思う。自分自身の価値は、父親の持つ尺度で測っているのではないだろうか。調子の良い時は上機嫌で、再婚が決まった頃は有頂天になっていたのだろうか、嫁は、彼の人格を疑うようなことはなかったのだと思う。
父親にコケにされて自尊心をずたずたに傷つけられ、その悔しさを我慢することが心の中で捻じれた形となり、幾つも歳下の弱い立場の嫁に、暴君となって現れるのではないだろうか。だとすると、歳若い嫁の手に負える問題ではもはやない。時間の問題だと思うが、いずれ非難しなくてはならなくなる日が来るのではないだろうか。そうなる前に気付いて、自分から去る決断ができるだろうか。
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