ラタトゥイユでシェパーズパイを作る
我が家の夏の定番料理といえばラタトゥイユです。一応フランスの田舎料理の一つで、夏野菜の煮込みです。そして、今年は極東ブログから拝借したイタリアの、これまた野菜の煮込み料理で、ラタトゥイユ(☞レシピ)と何処が違うのかと不思議なくらい似ているカボナータ(☞レシピ)の両刀使いとなりました。このどちらかが常備菜として必ず冷蔵庫に待機しています。おかずに困らないためにと言ったらそうですが、とにかく美味しいのです。まったく飽きのこないこの料理には敬服しています。そして、今までにもくどいほど書いたと思うのは、リメイクの幅が広く、楽しませてくれるのです。今日はこれで何を作ろうか?と頭が料理に働く時というのは、職業に置き換えたら開発意欲そのものなのです。
さてと、早速今日の出し物ですが、今日はイギリスが本場のシェパーズパイです。パイといってもパイ生地がないのです(参照)。ミートソースの上にマッシュポテトを熱く敷き詰めてオーブンで焼く料理なのです。マッシュポテトとミートソースをそれぞれに作って皿の上に盛り付けたらおなじぢゃないの?なんて、突っ込みはなしにしてね。違うのです。
まず、マッシュポテトがこの料理によって如何に美味しくなるかが分ります。フワフワです。そのふっくらとしたマッシュポテトの間を割ってミートソースまで届くと、熱々のソースがマッシュポテトに滲んで、しっとりさせているのです。これを口に含んだ瞬間にとても幸せなんですよ。簡単な料理が如何に美味しいかを感じるいい瞬間に出会えるのです。これがイギリス料理の地味でゴージャスなところです。さて、これをフランスの伝統料理と組み合わせるというのですから、まずいわけがない。大変美味しいです。
最後に薄く切ったパンに乗せてサンドイッチにしてみたのですがこれも美味しい。お好み焼きをおかずに白いご飯を食べるのと同じくらいナンセンスなのですが、美味しいです。
まずは、フランスのラタトゥイユが、毎日食べても飽きないくらいの「通」になってください。話はそれからです。
材料
- ラタトゥイユ・・400g
- じゃが芋・・500g
- 牛ひき肉・・160g
- 牛乳・・100cc
- 塩・・適宜
- 胡椒・・適宜
作り方
- ラタトゥイユは大きな野菜の塊はナイフで切り刻んで細かくする。
- 牛肉を弱火から炒め、肉の色が変わったら1のラタトゥイユを加えて一緒の炒め合わせる。
- じゃが芋の皮を剥き4cmほどの大きさに切り、2%の食塩を混ぜたひたひたの水から茹でる。
- 竹串を刺してスッと通るくらいに茹で上がったら茹でたお湯を切りマッシャーで潰して熱いうちに牛乳を加えて滑らかにする。
- 耐熱の器に2を敷き詰め、その上に4のマッシュポテトを平らにならして敷き詰める。
- オーブンを230度に予熱して15分焼く。
- 表面に焼き色がついたら出来上がり♪
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント
>話はそれからです
こういう〆方、良いですねぇ。
それからを聞かせてもらえる通になりたいところです。
投稿: ふ゛り | 2010-08-16 21:56
ぶりさん、さーせん。偉そうで。
投稿: ゴッドマー | 2010-08-17 03:46