日刊スポーツのこの論説記事が「何が言いたいのかよくわからない」と言われている。
ポストシーズンは改正されるべき “真”の日本一決戦が今後の野球界の在り方を投影/寺尾で候
端的に言えば、この書き手は
・今年の日本シリーズは、阪神、オリックスの熱戦になってよかった
・しかし阪神も、オリックスもリーグ優勝を決めた後、1カ月以上も待たされている。もったいなくてナンセンスだ
・結果的に「真の日本一決定戦」になったし、CSで消化試合も減ったのだからいいが、少なくともルール変更は行われるべきだ
といいたいのだ。しかし正面切って「CS反対」と言えないから、何やらもごもごとした物言いに終始しているのだ。
確かにペナントレースが終了してから日本シリーズが終わるまでに1か月の期間を要した。もしCSがなければ、阪神、オリックスの日本シリーズは10月上旬に行われ、半月も前にシーズンは終了したはずだ。
しかしこのCSは、両リーグともに熱戦の連続で、CSファーストステージは5試合で149,423人、ファイナルステージは7試合で269,224人が入った。オリックス対ソフトバンクの第2戦を除き、すべてチケットは売り切れていた。少なくともこの試合に駆け付けたファンは、CSを熱烈に支持していたとみるべきだろう。
またCSの盛り上がりがあったことで、日本シリーズの期待感がさらに増して、盛り上がりのピークが高くなったともいえるのではないか。
「そんなややこしい試合せんと、シーズン優勝の2チームがさっさと日本史リースしたらええのや」と言いたいのかもしれないが、1か月近くもの間、世間の耳目をプロ野球に引き付けておくことができるCSを廃止すると言う選択肢は、今やあり得ないと言ってもよいだろう。
議論すべきは「CSに正当性をどのように付与していくか」ということだ。と言って2位以下のチームの優勝チームへのハンデをこれ以上大きくすることは、CSそのものの興趣を殺ぐことになりかねない。
理想的にはエクスパンションだが、リーグ、地区割を変えるなど、建設的な議論を始めるときだろう。くぐもった「論説」は、これ以上はいらない。
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・しかし阪神も、オリックスもリーグ優勝を決めた後、1カ月以上も待たされている。もったいなくてナンセンスだ
・結果的に「真の日本一決定戦」になったし、CSで消化試合も減ったのだからいいが、少なくともルール変更は行われるべきだ
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確かにペナントレースが終了してから日本シリーズが終わるまでに1か月の期間を要した。もしCSがなければ、阪神、オリックスの日本シリーズは10月上旬に行われ、半月も前にシーズンは終了したはずだ。
しかしこのCSは、両リーグともに熱戦の連続で、CSファーストステージは5試合で149,423人、ファイナルステージは7試合で269,224人が入った。オリックス対ソフトバンクの第2戦を除き、すべてチケットは売り切れていた。少なくともこの試合に駆け付けたファンは、CSを熱烈に支持していたとみるべきだろう。
またCSの盛り上がりがあったことで、日本シリーズの期待感がさらに増して、盛り上がりのピークが高くなったともいえるのではないか。
「そんなややこしい試合せんと、シーズン優勝の2チームがさっさと日本史リースしたらええのや」と言いたいのかもしれないが、1か月近くもの間、世間の耳目をプロ野球に引き付けておくことができるCSを廃止すると言う選択肢は、今やあり得ないと言ってもよいだろう。
議論すべきは「CSに正当性をどのように付与していくか」ということだ。と言って2位以下のチームの優勝チームへのハンデをこれ以上大きくすることは、CSそのものの興趣を殺ぐことになりかねない。
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