いわゆるNRI(Non-Roster Invitees)として、来春ジャイアンツのキャンプに挑戦することを決めたようだ。
代理人のジョエル・ウルフ
「NPBには復帰しない。ここ(米国)でプレーしていく。それは確かなことだ。日本に帰国して、NPBのいくつかの球団でプレーする機会がたくさんあった。しかしここに残ることを選んだ。とにかく絶対にあきらめることはなかった」

その姿は立派だとは思うが、筒香の場合、MLBで活躍できない「理由」がわりとはっきりしている。筒香は筋トレを拒否して、バランス、センシングを重視したトレーニングをしている。山本由伸なども同じ系統のトレーニングをしている。ただ山本はそれで159m/hの速球を投げるなどパワーアップしているが、筒香は速球に食い込まれている。

今の「フライボール革命」は、一定の角度でバットをボールの前に出して(バレル)、一定以上のスイング速度でボールを当てることによって、本塁打、長打を打つというものだ。
そのためにはボールの勢いに負けないスイングスピードを生み出す「肉体」が必要になる。大谷翔平や鈴木誠也などが、MLBに移籍して「巨大化」したのはそのためだ。

筒香は渡米前、「筋トレをして体が大きくなると、自分の身体ではなくなる気がする。センサーが利かないきがする」と言っていた。

その考え方のまま、筒香はここまでやってきたが、結果は出ていないのだ。

キャリアSTATS
Tsutsu


MLBでは打率が2割を割り込み、OPSも.700に到達していない。それでも四球は選んでいる方だが、パワー不足は明らかだ。
マイナーではNPB時代に近い成績を上げているから、端的に言えばMLBのパワーとスピードに適応していないと言うことになろう。

来年32歳になるが、ここからパワーアップを図るためのトレーニングをするなど肉体改造をして再度挑戦する手はあるだろう。

また筒香はレギュラーで出てこそ力を発揮するタイプでもある。スプリンゴトレーニングの10試合ちょっとで結果を出すのもなかなか厳しそうだ。

来春、どんな体型でグラウンドに姿を現すのか、見てみたいと思う。



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