スポニチ
イチロー氏が思うWBCの行く末 シーズン中断のハードルも「それくらい本気の大会になってほしい」
イチローはWBCの問題点について、よくわかっていたわけだ。
3月という現在のWBCの日程は、MLB、NPB、KBO、CPBLなど主要なプロリーグの春季キャンプ明け、開幕前という時期だ。
メリットとしては
・この期間に大きな野球のイベントはない
・春季キャンプ直後であり、選手は稼働できる状態にある
・選手はすでにチームに合流しており、招集しやすい
デメリットとしては
・開幕前、最終の調整をすべき時期であり、主力選手が離脱するのは痛い
・コンディションだけでなく、打線、守備連携なども詰めの段階
・まだ気温は低く全力プレーすることのリスクは高い
WBC期間中もMLB、NPBなどは観客を入れたオープン戦を行っている。
MLB球団のオーナーにしてみれば
「コミッショナーも言うから主力選手出すけど、怪我すんなよ。あんまり頑張りすぎるなよ」
という感じだ。ちょっとでも故障の兆候が見えたら
「だめだ、故障したらどうするんだ、戻ってこい」
となる。
NPB球団は
「WBCで野球が盛り上がるから、是非いってこい、でも怪我すんなよ。MLBに目を付けられるのは残念だが、引き留めようがないからなあ」
という感じだろう。
ワールドカップのように各国のリーグ戦が一時停止して、各国の野球ファンが注目する中でWBCを開催できれば、さらに盛り上がるのは間違いない。
ペナントレースは通常、6月末でシーズンの試合の約半分を消化する。7月1日~3週間程度の日程を組めばどうなるか?
メリット
・シーズン真っ最中であり、臨戦態勢の選手が参加できる
・直前に選手を選考すれば、その時点で「最も活躍している」選手を選ぶことができる
・7月は温暖な季節で、選手のリスクは3月よりも小さい
デメリット
・佳境に入った各国リーグが中断するため興行的なダメージがある
・試合での故障のリスクは依然としてある
どの時期に試合をしようとも、球団が多少なりとも「損をする」のは、免れないところだ。
各球団にとって「WBC」はどんな大会にすべきなのか。十分なコンセンサスが得られない限り、WBCはこれ以上どうにもならないのが、偽らざるところだろう。
それはドメスティックな「野球」という競技の「国際化」を本当に考えることでもある。
私のサイトにお越しいただき、ありがとうございます。ぜひコメントもお寄せください!
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1960~62年柿本実、全登板成績
メリットとしては
・この期間に大きな野球のイベントはない
・春季キャンプ直後であり、選手は稼働できる状態にある
・選手はすでにチームに合流しており、招集しやすい
デメリットとしては
・開幕前、最終の調整をすべき時期であり、主力選手が離脱するのは痛い
・コンディションだけでなく、打線、守備連携なども詰めの段階
・まだ気温は低く全力プレーすることのリスクは高い
WBC期間中もMLB、NPBなどは観客を入れたオープン戦を行っている。
MLB球団のオーナーにしてみれば
「コミッショナーも言うから主力選手出すけど、怪我すんなよ。あんまり頑張りすぎるなよ」
という感じだ。ちょっとでも故障の兆候が見えたら
「だめだ、故障したらどうするんだ、戻ってこい」
となる。
NPB球団は
「WBCで野球が盛り上がるから、是非いってこい、でも怪我すんなよ。MLBに目を付けられるのは残念だが、引き留めようがないからなあ」
という感じだろう。
ワールドカップのように各国のリーグ戦が一時停止して、各国の野球ファンが注目する中でWBCを開催できれば、さらに盛り上がるのは間違いない。
ペナントレースは通常、6月末でシーズンの試合の約半分を消化する。7月1日~3週間程度の日程を組めばどうなるか?
メリット
・シーズン真っ最中であり、臨戦態勢の選手が参加できる
・直前に選手を選考すれば、その時点で「最も活躍している」選手を選ぶことができる
・7月は温暖な季節で、選手のリスクは3月よりも小さい
デメリット
・佳境に入った各国リーグが中断するため興行的なダメージがある
・試合での故障のリスクは依然としてある
どの時期に試合をしようとも、球団が多少なりとも「損をする」のは、免れないところだ。
各球団にとって「WBC」はどんな大会にすべきなのか。十分なコンセンサスが得られない限り、WBCはこれ以上どうにもならないのが、偽らざるところだろう。
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1960~62年柿本実、全登板成績
サッカーW杯も多くの国がシーズンを終了した6〜7月に、通常は実施します。
次回の北米3か国共催大会も6〜7月開催。
昨冬のカタールW杯は、熱暑の中東が政治的に選定されたFIFAの歴史的愚策です。
カタールは空調完備スタジアムなどを立候補時にアピールしました。
しかし、故障の不安からクラブと選手が猛反発。
6月から12月へ開催時期が変更されたものの、シーズン途中の開催にクラブはまた反発。
補償金の多額拠出などで妥結に持って行った。
選定プロセスには汚職も多数発覚した。
サッカーが政治に置き去りにされた、2度と繰り返されてはならない悲劇です。
baseballstats
がしました