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真夏の大冒険、北海道旅行記(2)1日目、フェリーで北上

コロナ禍前の数年間、クルーズがブレイクしかけていたのをご存じでしょうか。
世界の船旅(BS朝日;土曜)を見ると、豪華客船でのクルーズ旅が毎週特集されている。そんなこと今、始めて知ったよ、というなじみの無い方同様、私も、5年前位まで豪華客船でのクルーズなんて、どこか違う世界の話と思っていました。

それが調べてみると意外と安い。クルーズ旅行の費用の話はそれだけで1記事になってしまうので別の機会にしますが、ホテルに泊ってホテルごと移動している、と考えればその合理性がわかります。寝てる間に移動するって楽ちん?これがクルーズ旅です。

海外に行けない今、クルーズ旅に最初に注目した伴侶が、北海道に行く航路を見つけてきた。商船三井フェリーの航路は、大洗--苫小牧間。大洗は少し遠いけど、東京に住んでいれば行ける距離。フェリーの魅力は何と言っても自分の車を積めること。車で走破といったら北海道しかない。夏に車で北海道を走るか、となった訳です。


2021.8  1万トン級はさすがに大きなフェリー

一体、フェリーというのはいくらかかるのだろうと調べてみた。
船室のグレードは、大きくいうと5ランクあって、下の2つは合部屋、最高ランクは1室しかないスイートで空いている日も多い(ここだけ倍額なため)。2人でいくなら2番目か3番目のグレードということか。今回は始めてだったので第2ランクとしてみました。3番目だと20%安くなる代わりに、やや狭くなって室外のベランダが無くなります。車の料金はもちろん部屋のランクとは無関係。

1人26,540円。自動車が32,150円、車の運転手は14,490円。
夫婦2人+自家用車で片道約7万3千円でした。(季節によって違います。8/16発だったので高い時期だったと思います。)飛行機で千歳まで片道約2万5千円/人と考えると、車を入れて飛行機費用3人分とも考えられます。これに2人のホテル代が込みと考えると決して高くない。時間はかかりますが。


2021.8    これが船の中?

大洗発19:45発で、18時に車は乗船開始。事情がよくわからないまま係員の誘導に従って車で進むと、なぜか一番先頭に。受付窓口では自分の前にも人はいたのに?これでサッと乗れれば、ずいぶん時間が余ると思っていたら、トラックが延々と乗りこんだりオートバイが乗りこんだりで、結局、車の中で30分以上待つ。ま、こんなものなのか。

やっと部屋に着くと、とても綺麗でびっくりしました。最近、フェリー船旅は人気があるとよく聞くのですが、ここまで綺麗なら確かに人気が出るでしょう。船室のグレードごとに階とブロックが分かれていて、人の流れが交錯しないようになっている。映画タイタニックで、二等船室はこの階段の下だよ、なんてシーンがありました。船というのはそういうものなのでしょう。私たちの部屋は7階でした。

同世代の方は、フェリーというと竹島桟橋から伊豆七島に行く夜行フェリーを思い浮かべるのでは?
あれは大広間に雑魚寝状態で寝れるもんじゃなかった。島に行ったら可愛い女の子と出会えるんじゃないか、という幻想だけで耐えた苦痛の時間でした。


2021.8    飛行機の機中泊を考えたら天国です

まだ、出航まで1時間もあると思っていると、「レストランの夕食の準備ができました」との艦内放送が入る。船のレストランはもちろん別料金で、夕食+朝食の2食分で2,600円/人は妥当なところでしょう。さっそく夕食を食べに行きました。

乗船したらすぐ出航するのかと思っていたら、むしろ停泊している時に食事をするのが普通らしく、出航して30分位でレストランはクローズします、との放送がありました。出航までいろいろやることがあるのでしょう、トラックや乗用車を100台以上も積んでいるので。


2021.8     もちろん、禁止区域以外はすべて探検する

ようやく出航したので、そろそろお風呂にでもいくか。船室にもビジネスホテルのような小さな浴槽はついているのですが、ここは当然、海の見える大展望風呂に行く。
しかし何かがおかしい。伴侶の動きが鈍くなっている。やはりか。

うちは、2人とも大の旅好きなのですが、私は乗り物に非常に強く、伴侶は乗り物にやや弱いと正反対。伴侶は、子供の頃はかなり弱かったらしいですが、結婚以来、毎年、夏、冬、GW、その他と100回以上車で旅行した結果、車は問題なくなったのですが船はまだ弱い。


2021.8     快晴の下、ここでゆったりくつろぐのがクルーズの流儀?

確かに、ややうねりがあるのか船内の廊下を歩くだけで少し蛇行する。私は、船のうねりはむしろ心地よく感じる方だけど、そうでない人がいても不思議はない。こういう時は、無理せず横になっていた方がいいよ。幸い、大した乗り物酔いではなかったけど。

私は、大浴場に入ると、風呂の水面が斜めに揺れて、ダイナミックだなあと感心していました。風呂からお湯が飛び出すほどではなけど、お湯が淵ぎりぎりまで揺れている。体もついでに揺れが止まらない。思わず横の人に「こういうのも面白いですね。」と声をかけるも「ええ、‥‥まあ。」の返事。

「どちらかというと、あなたの方が特殊だと思う。」よく伴侶に言われます。

確かにそんな気もするな‥‥‥

Comments
 さんふらわあ
おはようございます。
船旅は大好きで、以前は帰省するのに、わざわざ新大阪で新幹線を降りオレンジフェリーを利用していました。
今は余裕ありませんが・・

さんふらわあは、瀬戸内海航路もあり、ときどき沖合を航行しているのを見かけます。
海面を移動していく日の出の船体デザインが秀逸と思います。
見かけると、テンション上がります(^^)
さっぽろは、新しい船だけに内装も綺麗ですね。
船室は、7Fプレミアムですか。バルコニー付なのが素敵です。
 Re: さんふらわあ
こんにちは、yellowmagicwomanさん。
船旅では先輩ですね。

瀬戸内海は、うねりも少なく島の景色もよく、クルーズに最適でしょう。
こんなまともなフェリーに乗ったのは今回が初めてでしたが、鉄道や飛行機とは一味違う風情に、別の航路にも乗ってみたいと思いました。
「さんふらわあ」という船があるのかと思ったのですが、商船三井のフェリーは皆、さんふらわあを冠するのだということも、今回、初めて知りました。(笑)
 フェリー
高校の修学旅行は、1~3年まで毎年あって、3年が6泊7日の北海道旅行でしたが、6泊といっても、初日は夜行列車で青森へ向かい、早朝の青函連絡船、帰りも東京までのフェリーで1拍という強行軍でした。

帰りのフェリーは、大部屋というか、船底の大広間に雑魚寝でしたが、小学生の頃大島まで夜行フェリーで行った時を思い出して、それなりに楽しかったです。

翌年から、飛行機になったと聞いて、損したような気分でしたが、今となっては貴重な体験でした。
 Re: フェリー
こんにちは、ギターマジシャンさん。
北海道は、行くまでも、行ってからも時間がかかるので、7日とはいえ、それほど余裕はないでしょうが、
移動も楽しみのうちですから。
飛行機であっという間に着いてしまうより、船に揺られての旅は記憶に残りますよね。
 船酔いは辛い…
フェリーで北海道…憧れます!
でも船酔いが心配で実現していません。
地中海クルーズで10万t以上の船に乗りましたが、終日公開日の朝からダウンして部屋で寝ていました。その日は食事も殆んど取れず、身体中がぐるぐる回る感じで本当に辛かったです。「全く酔わない」という人が神に見えます。なんせ、横浜の赤い靴号(今もあるのかな…)に乗った時、船の出発前に酔ってしまうくらいですから。情けない…(ー ー;)
 Re: 船酔いは辛い…
おはようございます、ぐでトムラさん。
そうですか、乗り物酔い体質、それも10万t級で酔うとなると、筋金入りの体質ですね。
伴侶を見ているので、その辛さは連想できます。
自分がまったく酔わないのがいいのか悪いのか?
いいことなのでしょうが、つい乗り物を自分基準でセットしてしまう。下手すると
「朝食後、ホテルを出て1時間バスに乗って、急いで乗船し2時間航海し、船中でランチを取って、降船後、小さな車で2時間山道を揺られて目的地に着く」
なんて計画を立ててしまいます。やはり、私が特殊ですね。

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