なんだかなぁ、最近はどこもかしこもAI、AIって騒いでるけど、どうも手放しで喜べないんだよな。昭和の時代からコンピュータに触ってきて、インターネットの黎明期も知ってる身としては、この熱狂ぶりには違和感しかない。
確かに、生成AIは便利だ。文章は書くし、絵も描く。ちょっとした調べ物やアイデア出しにも使える。まるで魔法みたいに何でもパッと答えを出してくれる。若い連中が「未来の技術だ!」と目を輝かせるのも無理はないだろう。
でも、その裏側を想像したことはあるかい? このAIが動くには、世界中に点在する巨大なデータセンターが休むことなく稼働している。膨大なサーバーが唸りを上げ、とてつもない量の電力を食いつぶしているんだ。データセンターは「デジタル界の発電所」とでも呼ぶべき存在だ。
しかも、その電力がすべてクリーンなエネルギーで賄われているわけじゃない。石炭や石油を燃やして作られた電力も相当な割合を占めているはずだ。そして、サーバーから排出される熱を冷やすために、さらに多くの電力が使われる。データセンターから立ち上る熱気は、都市のヒートアイランド現象をさらに加速させているとも言われている。
便利さの追求の先に、こんなにも巨大な環境負荷が隠れている。これの一体どこが「明るく健全な未来」だっていうんだろう? 「持続可能な社会」を掲げながら、その影でとてつもないエネルギーを消費し、熱をまき散らしている。なんだか、バブルの頃の「イケイケ」な風潮にそっくりだ。
もちろん、技術の進歩を止めることはできないし、それはそれで良いことだ。だけど、このままではいけない。便利さの代償があまりにも大きすぎる。この技術を真に未来に繋げるためには、もっと別の、環境に配慮したあり方を模索しなきゃいけないんじゃないか。昭和の頑固オヤジの戯言だって笑われてもいい。でも、このままでは本当にいけないと思うんだ。