雑草の言葉

年が明けての銀杏拾い

2023/01/19
一寸日常生活 6
喜多方市豊川町澤部古峰神社の大銀杏
喜多方市豊川町の古峰神社。1月15日
銀杏(イチョウ)の大木がお見事です。
1月15日(日)に今年2回目の銀杏拾いに行きました。


喜多方市豊川古峰神社2022年11月6日
  昨年秋はこんな感じでした。11月6日撮影
 昨年の晩秋、一番印象に残った銀杏でしたので目を付けておりました。


私は銀杏が大好きです。酒のつまみとしても一番好きだと公言しています。

 以前は買った事もありましたが、ここ暫くは専ら自分で拾ってます。(私の場合「拾う」と言う表現はあまり的確ではなくて、実を拾うと同時に実から種(銀杏)を押し出して、容器に入れるので「弾き飛ばす」って感じです。しかし一応ここでは「拾う」とします。)
 いつ拾うかと申しますと、この頃はいつも、年が明けてからです。数年前に銀杏拾いに行くのを先延ばししていたら、年が明けてしまいました。でもあまり雪が積っていなかったので、試しに銀杏拾いに行てみたら、結構新鮮な銀杏が大量に拾えたので、それ以来、年が明けてから拾いに行くようになりました。

 年が明けてから銀杏を拾う人はほとんど見かけた事がありません。だから他の人に気兼ねなく拾えます。そして、年が明けると、あの臭い実の中から簡単に種(ぎんなん)を取り出せるのです。この頃には、何割かは、既に種が剥き出しになっています。雪に埋もれた銀杏は、乾いたり腐ったりもしません。
 銀杏の実を拾うと直ぐその場で実から種を押し出して、容器(バケツなど)に弾いて入れます。勿論、あの臭い実は、一部種にへばり付いていて、そう簡単に種からきれいに取れるものではありませんから、その後も手間はかかりますが、秋に実ごと拾うよりは家に帰ってからは楽なのです。年明けの1月は寒くて手が冷たいのですが、それは防寒着と調理用の手袋でなんとかなります。


 でも1月や2月に雪が大量に積ったままの年は、年が明けても銀杏拾いはできません。昨年と一昨年がまさにそんな年でした。
 3年前まで大粒の良質の銀杏を大量に拾えたところは、昨年から事情があって、拾えなくなりました。 
 しかし、昨年の晩秋に、地域の神社巡りをしたら、銀杏の木はそこかしこにあり、拾う場所には困らないことがわかりました。・・と、言うよりも、会津の地では銀杏が有り余っていて、銀杏の争奪戦なんかないんじゃないでしょうか。誰も拾わなかった銀杏が、翌年の秋まで地面にたくさん残っていて、銀杏の枯れ葉の下の方には、炭化して黒くなった前の年の銀杏までがたまっているのです。
 今年の会津地方の1月前半は、雪はあんまり降らなくて、お隣の日本海側の新潟県や山形県のように雪が大量に積もってもおりません。
 だから8日と15日の日曜日に2週続けて銀杏採りに行ってきました。最初の週は南に、次の週は北に、共に家から10kmくらい離れた無人の小さな神社です。社は小さいけれど、イチョウの大木が生えています。
古峰神社の銀杏6
1月15日(日)今年2回目の銀杏拾いは喜多方市の古峰神社
境内のイチョウの木の下一面にギンナンの実が落ちています。

古峰神社の銀杏5

、喜多方市古峰神社の銀杏1
 神社の前面のイチョウの実は、多くの種が剥き出しになっています。
古峰神社の銀杏2
種が剥き出しになっているのは、
 元朝参りなどで、踏み荒らされたからかもしれません。

古峰神社の銀杏3
神社の横の碑が並んでいる所の銀杏は、まだ大部分実が残っています。
古峰神社の銀杏4


 2回合わせて2,000粒以上は拾ったので、今年の分としてはもう十分かも知れません。私の家族を含め、普通の人はそんなにたくさん銀杏を食べないのです。だから毎年拾った分の過半数は私が食べています。つまり、今年、1000粒以上は自分で食べることができるのです。 でも、2月、3月に拾った銀杏も美味しく食べられるかどうかを確認したいので、2月と3月にも銀杏拾いに行ってみようかと思っています。さすがに4月以降は、殻の中味も乾燥したり腐ったりするものが増えて、食えない銀杏、不味い銀杏も増えてくる事でしょう。
会津は銀杏に関しても恵まれた環境です。
この日の銀杏の収穫1700個超
この日の収穫。銀杏約1700個
 余談ですが、「銀杏」は「ぎんなん」とも読むし「イチョウ」とも読むし、
紛らわしいですね?

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Comments 6

There are no comments yet.

guyver1092

銀杏拾い

 私も銀杏を拾ったことがあますが、11月の半ばになると少し古くなって不味くなっています。年が明けても新鮮なままとは羨ましいですね。

2023/01/20 (Fri) 20:23
☘雑草Z☘

☘雑草Z☘

Re: 銀杏拾い

その11月の半ばを過ぎた銀杏というのは、
もっと以前に拾って、臭い実から取り出して置いておいた銀杏でしょうか?
それとも、11月半ばに拾った銀杏でしょうか?

私の経験では、臭い実が周りを覆っている間は新鮮なままの感じがします。
でもそれは雪国の寒さのためかも知れません。
年が明けてから拾う銀杏も、周りの臭い身の中のものは新鮮です。
それに対し、写真にもありますが、臭い実が取れて、剥き出しになった銀杏の中には、古くなって不味くなったのもあります。
どうなんでしょうね?

2023/01/21 (Sat) 06:54

青っチャン

銀杏拾い

銀杏拾いってやり始めると止められませんね.
大きな実の付く銀杏の木は人気があり,東京郊外では採りっこになります.
ずっと以前,爺さん同士が木の上と下で「それは俺が落とした銀杏だから取るな!」と怒ってました.
下にいる爺さんは「お前の木じゃないのに誰が取ろうと勝手だろう!」とやり合ってるのを見ました.
銀杏ごときで大人げないねと通り過ぎましたが,しばらくしてからその銀杏の木は
ほとんど丸坊主になるくらい市によって剪定され,もう十年近く実を付けなくなりました.
仲良く拾っていれば毎年収獲出来たのに残念な爺さんたちでした.

2023/01/21 (Sat) 11:52

guyver1092

銀杏拾い

 外の臭い部分のついたままの実です。新鮮なものは緑色ですが、少し黄色がかっていて固くなり始めています。味もなんとなく悪くなっています。
 ここ数年拾いに行っていませんが、今年は久しぶりに行ってみたいです。

2023/01/21 (Sat) 21:05
☘雑草Z☘

☘雑草Z☘

Re: 銀杏拾い

青っチャンさん  御訪問とコメントありがとうございます。

>銀杏拾いってやり始めると止められませんね.

そうですね。記事に書いていた1月15日に、銀杏を拾うペースを測ってみましたら、
非常に急ぐと5分で100個くらいのペースです。ただし、記事に書きました通り、
臭い実から種を絞り出して採る場合です。実のまま採ればもう少し早いかも知れません。
そのペースでは中々続かないので1時間やれば1000個位ですね。
1000個も採れば結構長く食べられますね。

確かに銀杏によって結構実の大きさは異なりますね。

お爺さん同士の銀杏の取り合いのエピソード、有難うございました。
私だったら、木に登ってまで銀杏を落として採っている人の銀杏は取りませんね。
でも、木に登ってまで取るのもマナー違反のような気がします。

>ほとんど丸坊主になるくらい市によって剪定され,

こちらでも街路樹の銀杏など、剪定のし過ぎだと思います。そこまでするか・・・と思います。
車優先社会なんですね。

2023/01/22 (Sun) 07:15
☘雑草Z☘

☘雑草Z☘

Re: 銀杏拾い

guyver1092さん

>少し黄色がかっていて固くなり始めています。

乾燥し始めているんでしょうか?

こちらでも、そのような実もあると思います。
多くは黄色味がかって、更には焦茶色になりますが
逆に柔らかくふにゃふにゃでベトベトになります。雪が溶けて湿るのでしょう。
そうなった実の中の種(銀杏)は、新鮮な感じです。美味しく食べられます。
でも、私は大雑把なのかも知れません。
銀杏(種)を割って炒って食べる時に、中のギンナンが、青々としていて(緑)乾燥していなければ、美味しく思います。
秋に木から落ちたばかりの銀杏の方が、新鮮で美味いのかもしれませんね。

2023/01/22 (Sun) 07:27
☘雑草Z☘
Admin: ☘雑草Z☘
無理に経済成長させようとするから無理に沢山働かなければなりません。あくせく働いて不要なものを生産して破局に向かっているのです。不要な経済や生産を縮小して、少ない労働時間で質素にゆったり暮らしましょうよ!「経済成長」はその定義からも明らかなように実態は「経済膨張」。20世紀に巨大化したカルト。
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