朝日新聞の誤算
一昨日から、故郷の北海道に帰ってきています。土曜日に汗だくで仕事をしていたと思ったら、こちらは夜には12度ほどまで気温が下がり、昨日訪れた旭岳ではダウンを着ていました。日本で一番早く紅葉が訪れる旭岳では、吐く息は既に白くなります。
旭岳
ということで、ブログはしばし休みます…多分(笑) 気か向いたら書きます。
休みも間でも政治関連のニュースは気になるものですが、注目したのは日テレの世論調査。9月12日から14日までの調査で、サンプル数は1000ほどのものですが、安倍政権の支持率は前月から6ポイントほど上げて50%台を回復、政党支持率では自民党が2位の民主党に約35ポイントの差をつけて圧倒。政治は安定期に入ったということでしょう。「あなたは、いつ衆議院選挙を行うべきだと思いますか?」という問いに対しては、「およそ2年後の衆議院の任期満了でよい」が最も多く、46.%に達しています。野党が全く存在感を示せないこともありますが、世論は安倍首相の長期政権を容認しているということです。それにしても、支持率が低すぎるとは思いますが。
もうひとつ象徴的な結果が、以下の2つです。
朝日新聞社は、記者会見を開いて、福島の原子力発電所が事故を起こした当時の吉田所長の証言を扱った記事内容に誤りがあったとして、記事を取り消し、謝罪しました。また、「慰安婦を強制連行した」とする嘘の証言をもとにした記事を、先月に取り消したことについても謝罪しました。あなたは、朝日新聞社の対応を、どう思いますか?
(1) 評価する 6.4%
(2) 訂正・謝罪は評価するが遅すぎる 63.6%
(3) 評価しない 23.3%
(4) わからない、答えない 6.8%
朝日新聞社は、「慰安婦を強制連行した」とする嘘の証言をもとにした記事と、今回の吉田所長の証言をめぐる記事を取り消したうえ、社長が謝罪しました。あなたは、朝日新聞社は、信頼を回復することができると思いますか、思いませんか?
(1) 思う 21.5%
(2) 思わない 60.4%
(3) わからない、答えない 18.1%
吉田証言報道と慰安婦関連報道に関し、朝日新聞の対応を遅すぎ、または評価しないと答えたのが87%、また、朝日新聞が信頼を回復できないと思うのが60%。第一の設問では、朝日の謝罪は評価するとする人が70%ほどいるにもかかわらず、60%が朝日の信頼回復が無理としている。人々の大部分は、朝日の謝罪が当然だと思っているのです。しかし、その謝罪が信頼回復には直結していない。ここが、朝日の誤算なのです。
朝日は、謝罪会見を実施した上で、それをひとつの区切りとして、再び朝日なりの主張を展開しようとしていた。このスタンスは、8月5日の杉浦某の記事に直接的に反映されています。反転攻勢をかけられるとすら思っていたかもしれない。しかし、蓋を開けてみたら、状況はそれほど甘くない。甘くないどころか、誰も再び朝日の論調に耳を傾けようとしない現実にぶち当たっている。これが、32年間の重みであることを、朝日は今初めて知ったのです。
彼らにもし信頼回復の手段があるとしたら、それは、今回認めた誤報によって巻き起こした歴史認識の訂正を目指し、積極的な広報を展開することです。ただ、長年朝日を観察してきた人ほど、それが不可能な要求であることを知っているはずです。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
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