保田経ヶ岳(765m)2回目
暖冬の影響か、県内各地の山々は例年より2週間ほど早い雪解け状況。
この様子ならもしかして、もう咲いているかもしれないとこの山へ。
保田経ヶ岳(ほたきょうがだけ)
昨年登ったのはGW(5/2)だったので、ちょうど2週間前。
まぁ駄目でも鍛錬になるし・・・
登山口に続く中部縦貫道(大野勝山道路)のガード前に到着(9:17)
ガード下のイノシシ除けフェンス前に軽トラが1台停まっていた。
林道終点まで行こうかとも思ったが、満車かもしれないので私もガード下に駐車。
登山口までは10分ほど林間を歩いていく(9:23)
前回は第2鉄塔まで2時間半だったので、今回の目標タイムは2時間。
チョッとハードルを上げすぎたかな?(笑)
この草むらにイノシシ捕獲用のワナがあるようだ。
トキワイカリソウ(常盤碇草)
メギ科イカリソウ属 の多年草。
ミヤマキケマン(深山黄華鬘)
ケシ科キケマン属の越年草。有毒植物。
キブシ(雄花序)(木五倍子)
キブシ科キブシ属に属する雌雄異株の落葉低木。
ヤマブキ(山吹)
バラ科ヤマブキ属の落葉低木。
林道終点近くの路肩に先客の車が1台停まっていた。
やっぱりここまで来れば良かったかな?(笑)
9:35 保田経ヶ岳登山口(標高約227m)
序盤は沢沿いに緩やかに登っていく。
ニリンソウ(二輪草)
キンポウゲ科イチリンソウ属の多年草。
曇っているので開いているのは少なかったが、昨年同様、登山道脇に大群生。
ピンクがかった個体もある。
エンレイソウ(延齢草)
ユリ科エンレイソウ属の多年草。
シャガ(射干)
アヤメ科アヤメ属の多年草。
サワハコベ(沢繁縷)
ナデシコ科ハコベ属の多年草。
この先6箇所ほど渡渉します。
撮影に忙しく、なかなか前に進みません(笑)
ここまで前回とほぼ同じ野草たちに出会っており、これは期待できるかも・・・
ここからは一旦沢から外れ、造成林の中を登っていく(9:47)
タチツボスミレ(立坪菫)
スミレ科スミレ属の多年草。至るところに咲いていた。
ヤマエンゴサク(山延胡索)
ケシ科キケマン属の多年草。
この付近にはイカリソウが大群生。
白だけでなく、紫色の個体も共生。
山菜もいっぱい生えていたが、私はとるのは写真だけ。
10:02 巡視路分岐
ホクリクネコノメソウ(北陸猫の目草)
ユキノシタ科ネコノメソウ属の多年草。
この付近から急登が始まる。
ミヤマカタバミ(深山片喰)
カタバミ科カタバミ属の多年草。残念ながらほとんど閉じていた。
前方に年配の御夫婦らしき2人組。
どうやら山菜採りをされているようなので、追い越しさせてもらう。
鎖場もあるが、普通に歩けば問題なし。
カキドオシ(垣通し)
シソ科カキドウシ属の多年草。
10:29 第1鉄塔(№153)(標高約520m)
歩き始めから1時間6分。前回(1h24m)より18分短縮とまずまずのペース。
小休止していると、前方の尾根に男性2人組の姿。
彼らもヤマシャク目当てなのかな?
鉄塔からは越前甲(越前大日山)(1319m)
雲が多く、白山は遥拝できなかった。
昨年登った福井県三大急登の筆頭、みつまた山(1060m)
男性2人組が降りてきたので、ヤマシャクの開花状況を尋ねるが首をかしげるだけ。
彼らも山菜がメインで、花には全く興味がないようだ(笑)
第2鉄塔までは急な尾根を直登していく。
ヤマルリソウ(山瑠璃草)
ムラサキ科ルリソウ属の多年草。
花たちに癒されながら、急登をよたよた登っていく。
キクザキイチゲ(紫)(菊咲一華)
キンポウゲ科イチリンソウ属の多年草。
今年も鉄塔直下に大群生。
なお昨年あった残雪は全くなかった。
ショウジョウバカマ(猩々袴)
ユリ科ショウジョウバカマ属の多年草。
11:06 第2鉄塔(№154)(標高約730m)
タイムは1時間43分と、前回(2h31m)はおろか、目標の2時間も余裕でクリア。
やはり身体が軽くなると、こんなにも違うんだな(笑)
鉄塔には御夫婦らしき、別の2人組のハイカーがおられた。
どうやら林道終点にあった車の方のようだ。
山頂に行く前に眺望を楽しみながら、御夫婦と談笑。
彼らもメインは山菜採りのようだが、ヤマシャクのことを尋ねると、
「1株、開花直前のがあったよ」とのこと。
えっ? ありました?!
目を皿のようにして見てきたんですが・・・
奥様の話では、小さい蕾も幾つかあったとのこと。
蕾たちがあった地点を教えて貰う。
少し雲が取れて、白山は山頂部がお顔を出していた。
一昨日登った浄法寺山(1053m)
同じ日、手前の鷲ヶ岳にはまたアクマさんが出没したらしい。くわばらくわばら(笑)
あの山でも減量の成果を試してみようかな?(ウソ)
御夫婦が下山されるので、私も腰を下ろす前に山頂に行こう(11:24)
タムシバ(田虫葉)
モクレン科モクレン属の落葉小高木。
11:28 保田経ヶ岳山頂(標高764.9m)
登頂記念の三角点(二等・京ヶ岳)タッチ。
山頂はほとんど眺望がないので、ソッコーで降ります(11:28)
鉄塔に戻ってくると、雲が取れて白山がお姿を見せてくれた(11:31)
一段と雪解けが進んだようだ。
今日のお昼は、冷やしきしめんとおにぎり1個。
回りの岩にある赤や白の斑点は、鉄塔再塗装工事のペンキ跡。
いくら岩だとはいえ、養生ぐらいすればいいのに・・・
食後は白山を遥拝しながらコーヒータイム。
風が冷たいのでそろそろ降ります(12:04)
帰りはヤマシャクを見逃さないように・・・
ミヤマカタバミ(深山片喰)
保田経ヶ岳のキクザキイチゲは圧倒的に紫が多いが、
白い個体もポツポツ咲いていた。
12:24 第1鉄塔(№153)(標高約520m)
教えて貰ったポイント付近をよく観察したが、ヤマシャクの蕾は見当たらなかった(涙)
また見落としたのか? それとも・・・
ヤマシャクが見られず、意気消沈しながら下っていく。
まぁ、また来ればいいや(笑)
12:51 保田経ヶ岳登山口(標高約227m)
47分で下山。
今回も私が最後でした(12:57)
他の花たちはほぼ咲いていたが、お目当てのヤマシャクはまだ少し早かったようだ。
ただ間違いなく昨年より開花が早そうで、もしかすると週末辺りには咲いているかも。
やっぱり、山っていいね!
保田経ヶ岳(765m)
標高差538m
登り 1時間47分、下り 56分、TOTAL 3時間34分
今年1回目・通算2回目
出会った人 6人 出会った動物 なし
2016年:38座目
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