白馬岳1泊2日ハイク 1日目その2
なんとか大雪渓を登りきったが、すでにヘロヘロな私。
傾斜は5月に登った白山の方がずっとキツかったが、重いザックのせいですっかり体力を消耗。ここで引き返そうかと弱気が何度も首をもたげてきたが、再チャージしたエネルギーで、残り半分がんばろう!
大雪渓から先はやや荒れた登山道を登っていく(11:38)
浮石が多く、休憩している方の真上に石を落とさないように。
依然として両肩にずっしり食い込むザックで足取りが重いが、
お待ちかねの白馬のお花たちが優しく出迎えてくれる。
しばし美しい高山植物をお楽しみください。
ミヤマキンポウゲ(深山金鳳草)
花言葉は”無邪気・乙女の愛”。
フタリシズカ?
ミヤマタンポポ(深山蒲公英)
グリーンパトロールの方の話では、麓からの外来種の侵入で、雑種のタンポポが増えているそうだ。
テガタチドリ(手形千鳥)
花言葉は”清明・壮大な心”。
シロウマアカバナ(白馬赤花)
アカバナ科アカバナ属の多年草で、白馬岳の固有種。
クルマユリ(車百合)
花言葉は”純潔・多才な人”。
ミヤマカラマツ(深山唐松)
花がカラマツ(唐松)の葉に似ていることから名付けられた。
最初は白いが、雌しべが受粉すると色が変わり始める。
花言葉は”献身・懲りない心”。
イワオウギ(岩黄耆)
マメ科イワオウギ属の多年草で、別名タテヤマオウギとも呼ばれる。
ハクサンフウロ(白山風露)
白山で御馴染みのお花ですね。花言葉は”変わらぬ信頼”。
カンチコウゾリナ(寒地髭剃菜)
キク科コウゾリナ属の越年草。
ミヤマウイキョウ(深山茴香)? ミヤマシシウド(深山猪独活)?
おそらくセリ科の仲間だと思うんですが。。。
オタカラコウ(雄宝香)
キク科メタカラコウ属の多年草。花言葉は”陽気”。
12:17 葱平(ねぶかっぴら)(標高約2250m)
”ねぎだいら”でなく、”ねぶかっぴら”と読む。
葱の仲間、”シロウマアサツキ(白馬浅葱)”が群生していることから名付けられたとされる。残念ながら見つけることができなかった。
ここで小休止。お花の撮影に忙しく、なかなか前に進まない(笑)
稜線はまだあんな先なのか。。。
ここ居られたパトロール員の方に、
よ:「白馬山荘まであとどれぐらいですか?」
パ:『2時間ぐらいですかね』
よ:「そうですか、ありがとうございます。」
顔では平静を装ったつもりだが、内心は大きなショックを受けていた Orz
葱平付近にある巨岩。氷河時代の遺物だそうだ。
滑り落ちないよう、砂防工事がされている。
あんなのが大雪渓を滑り落ちてきたら。。。(((( ;゚Д゚)))
葱平から先の道には、ガレた岩が増えてくる。
小雪渓が見えてきたが、依然として足取りが重く、立ち止まりを繰り返す。
12:55 遭難碑
昭和46年に26歳の男性がここで亡くなられたそうだ。合掌
ハクサンイチゲ(白山一華)
これも白山で御馴染みの花ですね。花言葉は“幸せを招く花”。
13:03 小雪渓(標高約2350m)
ここで雪渓をトラバースする。
ステップが切ってあるので、ノーアイゼンでも大丈夫かもしれないが、
ビビりな私は、小休止しながらアイゼンを装着。
小雪渓通過中。確かに滑落したら、怪我だけじゃ済まないかも。
小雪渓は100mほどで無事通過。
13:32 避難小屋(標高約2400m)
小雪渓を抜けて程なく避難小屋に至る。2009年にできた真新しい小屋で、水場もある。
一瞬、ここで一晩過ごそうかなという不埒な考えもよぎったが、
ご覧の通り、畳2畳分ほどのスペースにベンチがあるのみ。なお注意書きには緊急時の一時退避用で、宿泊したり火気使用は禁止。トイレもありません。
ようやく稜線が見えてきたが、まだまだありそう。
シャリバテも激しく、本日2度目の昼食。
少しでもザックを軽くしなければ(笑)
登山開始からすでに8時間が経過。やっと稜線上の村営白馬岳頂上宿舎が見えてきた。
あそこから20分先の白馬山荘じゃなく、この頂上宿舎にしようかと弱気モード全開。
葱平に居られたパトロール員の方も引き上げてこられた。
どうやらまだ登っている登山者は、私を含めもう数組だけのようだ。
ご迷惑をおかけしています。
この辺りはお花畑と呼ばれ、シナノキンバイやミヤマキンポウゲなどが群生。
シナノキンバイ(信濃金梅)
花言葉は”恋・呪い”。 なんか複雑ですね(笑)
ハクサンフウロ(白山風露)
ミヤマカラマツ(深山唐松)
このようなお花ボードを用意してくれるのはありがたい。
大看板(標高約2553m)のところでまたもや小休止(14:19)
こうなったら焦らず登っていこう。
お~ 雲が取れて青空が見えてきた。
予報では午後から弱い雨だったが、これも日頃の行ないのせいでしょう、きっと(笑)
14:35 標高約2600m地点
村営白馬岳頂上宿舎(標高約2730m)まではもう少し。
私の亀足に痺れを切らしたのか、パトロール員たちも全員引き上げていかれた(笑)
後続の2人組にも抜かれて、ついに私が最後尾。
我ながら本当に情けない。。。
左手には明日縦走予定の白馬三山の杓子岳(2812m)と鑓ヶ岳(2903m)
(えっ、あのえげつないトレイルを登るの!?)
杓子岳山頂へ続く急登と鑓ヶ岳への登り返しを目の当りにして、明日の縦走は諦めようかと思った。
頂上宿舎がだいぶ近づいてきた。
応援、ありがとう(笑)
もうあと少し。。。
15:10 村営白馬岳頂上宿舎(標高約2730m)
やったー、着いたぞー!
猿倉からのタイムは9時間25分。健脚の方ならとっくに下山しているタイム。
途中葱平辺りでは、今日は辿り着けないのじゃないかと思ったが、
なんとか到着することができた。
白馬岳1泊2日ハイク 1日目その3 につづく
(この区間の行程)
大雪渓終点11:38~12:17葱平(小休止)12:28~12:55遭難碑~13:03小雪渓(小休止含む)13:25~13:32避難小屋~13:40(小休止)13:50~14:07お花畑~14:19大看板(小休止)14:25~14:35標高2600m地点~15:10村営白馬岳頂上宿舎
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