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淡爻爻 ，-‐‐i ''ゞゞ'''''ゞ'ゞ''''ゞゞゞゞ''''''ゞゞゞゞ'''ゞゞ'''ゞゞゞゞ'''ゞゞ'''ゞゞゞゞゞ''''''ゞゞゞゞゞ'''ゞゞゞゞゞゞゞゞ''''
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州ルﾙ' ´ , . : . : '淡爻从'''　ゞゞ'''ゞゞ,f~`ｉ ''ゞゞゞゞゞ''''''ゞゞゞゞ'''ゞゞ''' ゞゞゞ ゞゞゞ'''ゞゞゞゞゞゞ''' , ヘ ''ゞゞ
　　　. : ' ´ , . : . : ' ´'淡爻爻ぃ..,,.淡f`　 廴＿,,ゞ'''　ゞゞ　ゞゞ''''ゞゞ'''ゞゞゞゞ'''ゞゞゞ ゞ'',r-‐‐洲~ｱ　《-ｲ+''
　: ' ´. : ' ´ , . : 　' ´ , . : ' ´ , . : jjﾙ淡ｿ--＜　洲州i:iﾙし‐--‐──-‐,;';';'爻爻ﾉ(淡ｧ「ii:i:i:, N　'゛ :' ~ヾ ;';'
. : ' ´ , . : 　' ´ , . : 　 ,，- '´───ｵ＜　│' ´. : ' ' ´ , . :´　::　: . : '　'´,.:'´,.:'r ´Y　‐'i ;' >　 ' }し ,.i,;7iヾ
州州州ルﾙ　　,， '´ー─-┐ ' ′　l　　' ´. : ' ´　　. : 　' 　　,　 '′: ' ´　　　: ' ´　 f　. : ' ´.;';:i:i:i:irf^　淡
┌──────────────────────────────────────┐
│　　　数百年ぶりの地上は、ノーデンスの神気がないせいか　　　　　　　　　　　　　　　　　　　..│
│　　　どこかカワイイの民にも居心地のいいように感じられました。　　　　　　　　　　　　　　 　 │
│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　.│
│　　　しかし、そびえ立つひとつの塔を除けば　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　..│
│　　　立派な建築物も瓦礫となり、人々の暮らしはそうまで良いように感じられません。　　　　│
└──────────────────────────────────────┘

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　　 　 　 　 　 　 //////////////////////////＼}ー-/: :_:, ＜´￣｀≧====--寸I,: ヽ: :｀ヽ⌒Ｙ/
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　　　　　　　　　∧ ////////////////////////／: : : }: : : : : : :Ⅶ!--､: : : :;rf圭㌢: : : :!: : : : !.: :.Ⅶ!
　　　　　 　 　 　 ∧///////////////////// ／: : :｀YI}: : : : : : : :∨: : :＼: :｀寸Ｉ(: : : : ノ: : : :/: : : |II!_
　　　　　 　 　 　 /∧/////／￣l/////////¨¨!: : : : :ノ寸: : : : : : : : ＼:_＿__: : :｀寸!／: : : :／: : : ,佳|心
　　　　　　　　　　 ／￣＼/ 　 　 ト,　　 　/: : :.j: : : :/: : : |: : rf圭芯､_;∧¨¨¨ヾ=-､八: : :_,.ｲ|: : :.;rf圭II圭!
　　　　　　　　　　 ー― "　　　 　 ',: : ￣У-=≦三Ｙ: : : : |: : |圭圭圭!／: : : : : : :ヾ､__Ｙ圭ﾆ{: :.,佳圭ｿ圭'
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　∨: :./: : : : : : :.寸: : : : ;≧==毛端舌圭I!: : : : : : :¨¨}圭圭手圭圭圭ｿ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　∨/: : : : : : : : : |: : ;rf㌢: :,rf}圭圭圭圭!.: : : : ; -､!㌢¨寸ﾆ㌢￣￣
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ヾ: : : : : : : : : 人:;r㌢: : : }圭圭圭圭ＩＩＩ{: : :／ : : {
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　∨: : : : : : :}圭圭I;_: : : :｀寸圭_芸斗≧ニﾆ=-ｲ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ∨: : : : : :寸圭圭!=-ｭ斗≧辞圭圭I{_:_:_: : : {
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ∨: : : : : : }圭㌢¨Ｙ´:/: :.寸圭圭圭圭圭=;{
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ｀ﾆ=-､: : ￣)I}　 ∨: : : ;rf圭圭圭圭圭ＩＩI､
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ｀ヽ: :Y　 　｀ヾ;.ｲ圭圭㌢¨￣￣｀ヾ!
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ﾆ=一　　　守㌢´:,斗＝手￣｀i＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　/;／´ 　:!　 /　 /　!: : ＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　二ﾆ=- '´　　　　ﾉ　/　 /　人: : : :.＼
┌─────────────────────────────────────────┐
│　　　それもその筈で、宇宙に正義と善を成す（これはナイアチャンは苦笑いを浮かべますが）　　......│
│　　　旧神ノーデンすが去った地上には、正義と善を確立する存在が喪われてしまったのです。　 　 │
│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　......│
│　　　それ故に疑心と諍いが蔓延し、各地で戦乱が巻き起こっていたのでした。　　　　　　　　　　　　 │
│　　　オネエチャンは「ウチの連中もカワイイを失えばこうなるのだな」と思い　　　　　　　　　　　　　　..│
│　　　カワイイを殺っちゃった時の愉しみが増えたとほくそ笑みました。　　　　　　　　　　　　　　　　 　 │
└─────────────────────────────────────────┘

　　　　　　　　　　　　.. -‐:: :: ::￣ :: :: ..
　　　　　　　　＞''´:: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :｀'' ､
　　　　　　 ／:,' :: :: :: :: :` :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :ﾍ
　　　　　／:: ::f:: :: :: :: :: :: :: :ヽ:: :: :: :: :: :: :: :: :: ∨
　　　　,: :: :: :: l:: :: :: :: :: :: :: :: :ﾍ:: :: :: :: :: :: :: :: :: :',
　　　 /:: :: :: :: l:: :: :: :: :: ∨:: :: :ﾍ:: :: :: :: :: :: :: :: :: ::
　　　:: :: :: :: : ﾊ:: :: :: :: :: :l∨:ﾍ:: :∨:: :: i :: :: :: :: :: ::i
　 　 i:: :: :: ::l :l ∨:: :: :: :斗 ヾ::ﾍ:: ∨:: ::l :: :: l:: :: :: ::
　 　 :: :i :: :: l::l　 ﾍ:X:: :: l　 　 ＼}:: :i :: l::ﾔ:: l:: :: :: ::l
　 　 |:: :: :: 斗:l ‐　ヾ＼ :',　ｨ芹:ｫ㍉l:: :j :}ヽ::l :: :: :: :l　　　　　ナイアチャン。　面白そうなのを探してくれよ。
　 　 ｌ:: :', :: ::ﾊ{｡zzx　　 ＼　ﾔ::::j　 l:: ,'jﾘ　j::l :: :: :: :l
　　　l:: ::ﾍ:: ::{f　ﾏ::::',　　　 　 ゞ ' .　ﾚ　　 ｲ::l: :: :: :: |
　　　ｌ:i:: :: ＼:ﾍ　ヽt:} ,　　 　 : : : : :　/:T:: :l::| i:: :: :: l
　　　|ﾘ:: :: :: :i:ﾍ: : : :　　　　　ﾉ　　 .ｲ:: ::l :: l::l l:: :: :i::　　　　　アンタ海底でもできるだろ？
　　　,' i:: :: :: ::l ::＼　 　 ｀　　　 ／　 i:: :l :: :ﾘ:,: :: ::,'ﾘ
　　　　 :: :: :: ::ﾔ::i ::ミ::s｡.. _ ..ィ　　 　 l:: l:: :: :,':: i:/
.　　　　 ',:: :, :: :ｬ:l',::∨:: :: :: ::}　　　 　 ﾚ7＜,'／
　　　　　ヽ::{＼::',l ﾍ:∨､> ィ;i　　　　　/:::::::ｱ`　.
　　　　　　 ＼　＼　 ／　/::/　　　　/:::::／　　　 ＼
　　　　　　　　　　／　　 {::::{　　　,..:::::／　　　　　　 ∨
　　　　　　　　　 f　　　　l:::::,　　ｲ:::／　　　　　　　　 i
　　　　　　　　　 ｌ　 　　　ﾍ::', /::／　　　 　 i 　 　 　 ｌ
┌──────────────────────────────────────┐
│　　　地上に星喰らい起動の原因がある、だなんて微塵も思ってない　　　　　　　　　　　　　　.│
│　　　（何故なら彼女こそがその原因だからです）オネエチャンは　　　　　　　　　　　　　　　 　 │
│　　　この戦乱に殺る気が出ない陣営に肩入れし、殺る気が出る陣営を片付けることで　　　.│
│　　　地上侵攻の足がかりにすることにしました。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　....│
└──────────────────────────────────────┘






　　　　　　　　　 　 　 /:::::::.　　　　　　　　 　 　 .:|
　　　 　 　 　 　 　 　 |::::::::::|　　　　　　 　 ＿／:/
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　　　　　　　　　　 ''"~ヽ___/________}＼/:::{:::::::::/
　　　　 　 　 ／　　 ／　　　　　　/.......}..〕__／
　 　 　 　 ／　　 ／　　 　 　 /　 ￣￣＼../
　　　　　　　 　 /　　/ 　 　 /　　 　 　 　 ＼
　　　　/　　　 /　　 |　　　　　　　　　|　 |
　　 　 |　|　　 |　 ／|￣＼　　　　　　 　 |　　 |
　　 　 |　|　　 |　 ／|　|　 　 　 　 ＿/　 |　　 |
　　 　 |　|　　 |ｨ⌒うぅ:ヽ　 ／　　／ ＼/　　｜
　　 ／|　|　　 |丶 乂..ｿ)／|／ ァぅミx|/　　,　|　　　　　　もー、お姉ちゃんは面倒くさがりさんですね。
　／⌒|　|＼　 ＼""　 　 　 　 (...j.ｿ　〉／./ /|
　　_／|　 　 ＼___＞ 　 　 　 　 ""/Y７7　 /、＼
　　＼/＼　＼＿_＞　 (＼_,　 　 / /(ヽ　./　{￣　　　　　地上にある目新しい甘いもので手を打ちましょう。
　　　 ／￣|　　|　　＼＿＿/ }／ / / /⌒ヽ､＞
　　 ./　 　 | ／.{　　　　　 / /　__／ /　　　|
　　 {　 　 ／|　　＼　　　/　{／ 　 ./　　　 .|
　　∧　　 /::|　 　 /⌒ヽ{　 ′　　/　　　　 |)＼
　 /ニ＼_,|::::|＼／／＼/＼＿_／|＼　　 _ -ﾆﾆ＼
　.{ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ7三o三|＼|＿＿／ﾆ|-=ﾆﾆﾆﾆﾆﾆ}
　 ＼ﾆﾆﾆﾆﾆﾆ/::{　　　:|‐ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ|ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ/
　　　＼ﾆﾆﾆ　|::::{　　　 ＼ﾆﾆﾆﾆﾆﾆ/ﾆﾆﾆﾆﾆ／　　.　┌──────────────────────┐
　　　　 {￣￣ ＼:＼__ノ::|ﾆ＼＿__／ﾆ＼ニ／　　　　　│　　　甘えるオネエチャンもオニイチャンですが　　 　 .│
　　　 　 ≧=―‐}≦⌒≧==={ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ＼}　　　　　. │　　　甘やかすナイアチャンもナイアチャンです。　 　 .│
　　　　 　 ﾆﾆﾆﾆヽﾆ／＼ﾆﾆ＼ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾉ　　　　　 .└──────────────────────┘
　 　 　 　 ﾆﾆﾆﾆﾆ}´ﾆニﾆ＼ニ|＼ﾆﾆﾆニ/

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　.:|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 /::|
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　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ヽ::::::::::::/　　/　　　　　　　　　　　　 ＼　＼
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　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 |　　　|　|ｨｱ示㍉､ /　　ﾉ///,} ﾉ .|　　 | ＼＿＿／
　　　　　　　　　　　　　 　 　 八　　　＼{　 )//}　　 　 乂⌒ﾉ　 / /　 |　　＼＿_)
　　　　　　　　　　　　　　　　_　 ＼＼＿＞ ゞノ　　 　 　 _ "" ノイ　／ |＼＿／
　　　 　 　 　 　 　 　 　 ／´ 厂|＼＼＿＿＞""　 、　ノ:::）.´{∠_／ 　 |
　　　　　　　　　　　　 _/　Ｌ/　/　/｀￣￣￣)s｡.,_　 ￣￣　{. ＼ 　 人__＞
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　　　 　 　 　 　 ／ニ＼　　―┘/____／⌒＼_}　 )　 }＿__／ 「「￣{￣＼
　　　　　　　　 人ﾆﾆﾆﾆﾆア´￣ﾆﾆﾆ{ 　 　 　 |／.::厂|ﾍ_ 　 ｢ＬＬ｢ ヽ_）　|
　　　　　　　　ﾆﾆ＼ﾆﾆﾆ/.斗ｉ|/ﾆﾆﾆ|　 ﾉ＿__＞／　/＼]／|　　　　 ノ　|
　　　　　 　 ﾆﾆﾆﾆニア´ﾆﾆ|/|-ﾆﾆﾆ|／／:::::／　　/::::|――＼_　　:{　　|ヽ____
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　　　　　ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ‐　　　{ﾆﾆﾆﾆ／:::::/　 ￣￣ﾏﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ|ﾆﾆﾆﾆﾆﾆ|ﾆ}
　　　 　 ‐ﾆﾆﾆﾆ‐　　 　 　 ＼_／ |::::::/ 　 ｀　　 ,:|ﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆﾆ|／￣￣ヽ|ノ
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　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ﾏﾆﾆΥﾆﾆﾆ≧=―‐=≦ﾆﾆ/ﾆﾆﾆﾆニ}
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│　　　ノーデンスなき今、この世界の運命を好き勝手に動かせるのはナイアチャンだけです。　　　　　....│
│　　　賢君に暴君、野心家に臆病者、大物に小物……多種多様なありきたりな人物を眺めた末　　　　.│
│　　　カワイイナイアチャンの眼差しが、一人のヒューマンに向けられました。　　　　　　　　　　　　　　　..│
└──────────────────────────────────────────┘

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　　 　 　 　 {=,　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ,=}
　　　　 　 _ .}ﾆ､　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 'ﾆ,ｨｧ
　　　 　 　 -｀ﾆ=､　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ﾆ=‐
.　　　　 　 　 ｀ ‐= ，　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　‐=‐'
　　　　　　　　　｀‐=‐　　　　 　 　 ‘，　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ‐==‐
　　　　　　　　　　｀‐==‐　　　　　　 ‘，　　　　　 　 　 　 　 　 ‐=:=‐
　　　　　　　　　　　 ‐=ニ=‐.　　　　 　r-‐=　､　　　　 　 ,.‐=ニ=‐
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　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ｀i‐=ﾆニﾆﾆニニ=‐i
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　　　　　　　　　　　　　│　　　へんなやつでした。　　　　.│
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　 　 {＼.　　　 　 { |_,,. -‐|.￣ |‐-. ,,_|}　 　 　 γ ｝
.　　八ェ＼　　 　 ｝ 　 　 |. O |　　　｛ 　　　 _/ｪ.ﾉ
.　　　 ` ｡ィ＼　.ァト､　　 |. O .| 　 _,,.ト､.　／ゝ､/
　　　 　 ｀::::::::｀:ﾐ＞､_.ﾆ=-----=ﾆ_,＜ﾐ｀´::ゝ, '
.　 　 　 　 ＼:::::ミﾐﾐ､　｀```````｀／ﾐﾐ::::::／
.　 　 　 　 　 ＼::.ミﾐﾐﾐh､.._____...ｨi{ﾐミ,:::／
.　　　　 　 　 　 ＼:::.' ＼ 　 |　／ i::::／
　　　　　　　 　 　 ﾊ ＿γ,¨､ヽ＿ ',¨
.　　　　　　 　 　 　 |　 .人 _ゝﾉ　　i:|
.　　　　　　 　 　 　 |　 ／　 |　 ＼ i|　　　　　 ┌──────────────────────────────┐
.　　　　　　 　 　 　 |.　　　＿....:::...　i　　　　　 │　　　燦々と輝く陽射しの下、一心に手を掲げるへんなやつでした。　　......│
　　　 　 　 　 　 　 [ΞΞ｛弓｝三三:]　　　　　│　　　おぉへんなやつ、そしてへんなやつ。　　　　　　　　　　　　　　　　　　..│
.　　　　　　 　 　 　 | 　 　 ￣　　 　 {　　　　　.└──────────────────────────────┘
　　　 　 　 　 　 　 /,　　　　　　　　 {
　　　　　　　　　　　 /,　　　｛＼　 　 ＼
.　　　　　　　 　 　 　 /,＿＿〉;;;;＼＿／
　 　 　 　 　 　 　 　 　 ', 　 |!　 ,'
　　　　　　　　　　　　　 ',　 |!　,'
　　　　　　　　　　 　 　 λ´{｀ﾘ
　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 ¨¨






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　　　 　 　 　 　 　 　 　 ＼　　　　　　/::::|
　　　　　　　　　　　　　　|:::＼ ＿___ /:::::/
　　　　　　　　　　　　　　|__／￣￣{>只<}
　　　　　　 　 　 　 　 　 //　　　　　　 ＼
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　　　　　　　　 　 　 　 |　|/tｯ}ﾉ}ﾉtｯﾍ|　 ＼
　　　　　　　　 　 　 ／|　乂''　､ ,　''ノ　 ＼_＞
　　　　　　 　 　 　 ￣/＼＞ ＿_ ＜_ノノ＿＞
　　　　　　　　　　　　￣　}/イ ∧__{／ヽ
　　　　　　　　 　 　 　 　 /＿/:|__|:|_}__ノヽ
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　　 　 　 　 ／￣￣￣＼|ニ{三Y三}ﾆﾆ|
　　　　　　/　　　／￣￣|／ﾆ/￣ヽ｀`ヾ
　 　 　 　 |,/　／　　 　 /ﾆﾆ｡|::|　|::|｡ﾆ-＼
　　　 　 　 |　 |　　　　,/ﾆﾆニ|::|　|::|ニﾆﾆハ
　　　 　 　 |　 ＼__　 〈＼ﾆ__/┬┬'|___／ヽ/
　　　　　　 ヽ＿／　　 V＿/〈〉.ハ.〈〉V_}／
　　　　　　　　　　　　　　　|....../　 }.....}
　　　　　　　　　　　　　　　|//|　　|//|
　　　　　　　　　　　　　　　|//|　　|//|
　　　　　　　　　　　　　　　|//)　 (//ﾉ
┌───────────────────────────────────┐
│　　　地上にもこんなへんないきものがまだいるのだという　　　　　　　　　　　　　　　　.│
│　　　おかしなホヤを見つけた時のような感銘を受けながら　　　　　　　　　　　　　　　 .│
│　　　カワイイナイアチャンはそっとメッセージを書き遺しました。　　　　　　　　　　　　...│
│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 │
│　　　「苦しいです、評価してください」……爆速でニャル達は好評を押しました。　　　..│
└───────────────────────────────────┘

　　　 　 　 　 　 　 ､....,,_
　　　　　　　　　　　乂:ゝ:ヽ,　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ,｡.‐｡,
　　　　　　　　　　　 　 ｀‐ ┼────‐-,　　　　　 　 　 　 　 弋:O:ﾉ
　　　　　　　　　　　　 　 　 |────‐‐-!　　　　　　　　 　 　 　 '/,
　　　　　　　　　　　　 　 　 |_,,... 　-　┬┬|　　　　　　　　　　 　 　 '/,
　　　　　　　　　 　 　 　 　 i 　 　 [￣_|ｰ.[.]　　　　　　　　　　　　 　 '/,
　　　 　 　 　 　 　 　 ＿__/(　‐-　￣. |.o|｜　　　　　　　　　　　 ＞''~:::¨´::}
　　　　　　　　　　､丶`ﾐ 〈／,ヽ　　　　|.o|｜..,,_　　　　　　　　　　ヽ -‐.:{¨´
　　　　　　 ､丶`ﾐミﾐγ,ﾐﾐ＼　/＼　　.|.o|_i!ﾐミﾐミ>　　　　　　　　　　乂:ヽ,　 　ヽ
　　　　　∠,ミﾐミﾐミﾐミミ/∧}h､ / ト┬┬ｲ}ﾐミﾐミ＼　　　　　　　　　　/::::/!　　 |:!
　　　　　 乂ﾐミﾐミﾐミﾐミﾐミﾐ＼...｀``````_ノﾐミﾐミﾐУ　　　　　　　　　 ＼::ヽ_　 /:{
　　　　　 √ﾐミ､／ﾐ/~"''＼ミ/　~"''ﾘi''"ヽﾐミ､丶`　　　　　　 _ ,。　　 　 }ﾞ:,::{_}!'.:.:　　i
.　　 　 　 ''"~ｲ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:._,,..'，､　 　.{::{ . / ｍ､.-‐∨/　　 　 / ﾉ./〉　 　 {::::ﾞ:,}:.}:. ! .ノ:{
　　　　 　 　 .i:.ヽ:.:.:._,｡-‐ ‐-乂＼_,/::‘,/:λ!|.!_-‐弋_ . 　. ./,ｨ'.//　　 　 ',::::::{:.':./ /:. :i
　　　　 　 　 i`～､_.∨/　　　 {.:~"''ｧ｡,_ ./ |.!.!{ !............＞-/' /　/　　.､ 　 '/:::',:. {ノ.: .:.{
　 　 　 　 　 {　　　,'..ヽ _,,.. ..,,_}:.:.:./　 ,ｨﾉ　.／/..,,_......{　(.＿.{_ ﾉ　 　 .',:.､　'//,.:.ヽ:. {:. ､
　 　 　 　 　 |.　　 ,:...../　　　:./,__乂_弋__,,...,ｨi{''７:.:￣￣､丶`　ヽ　　 /.:.i　 '//,:. i:. i:.',.:.ﾞ:,　}!
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　 　 　 　 　 i／　{../,...∨　　 .:./,-‐　　　　　／_ ‐　　　　 i: : : :ノ　 ﾉ.: :ノ.: __'//,‐-:. ..,,_:. :. ヽ .ﾉ:.i
　　　　　 　 .i!. 　 }!.../,...∨　 　.:./,‐--‐.､丶`‐　　 . . : : ､丶`　　　.: .: .:{.: /.:.:ヽ_/,:. ヽ:. :.＼:. }/:. :{
　　　　　　ノ ', 　_}ヽ,,_ヽ..∨　　 .:. '＞''~....{._}h､. : : _､‐''゛　　　　　 {.: ／｀丶、.: .~":. :. :. :. :. ＼:. :.乂
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　　　　　　　 　 　 　 　 　 / .∧:.:._､rf〔　　　　　　　　　　　　｀`````｀ ￣￣｀``｀ヽ_,,..,ｨ‐--‐''"~
┌──────────────────────────────────────────────┐
│　　　何やら神妙な顔をしたナイアチャンの導きを受け、オネエチャンはへんなやつに接触を試みました。　　 　 .│
│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 │
│　　　へんなやつは打ち捨てられた戦場でひとり、屍肉を燃やしながら暖を取っていたので　　　　　　　　　　　 　 .│
│　　　すぐに戦いにはならないだろうと思ったのです。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 │
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　　　　　｡ﾟ｡　　　　　＿　_　‐=ニ=‐　 　 　 　　　　──┐＿ ┘ 　 :｛　　　　 ﾉ: : : : 乂_ ノ⌒ー┐. . .
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　　　　　　　　　　　　　. . : . . : : :ﾟ. . :　 {:7/ ___ 　 . . : : :｡ﾟ｡ . . . . . . :　｢ｉ￣￣￣∨　. . . . . . ゜. . . . . ﾟ. . . . .
　　　　　　　　　　　　　　: . . . : : . . 　 _jl少' . . :｀ヽ. : : ｡: : : .ﾟ: : .゜: . . .|i.;'.;'.;'.;'.;'.;'. '，　. . ｡. . . . . . . . . .
　　　　　　　　　　｡ . . . : : : : : ｡ . . ﾟ　 ｢i:::::::-＜ ＿,'，　　　　　. : : : : :|i.;'.;'.;'.;'.;'.;'.;'.;'，. . . . . . ゜ . . . . .
　　　　　　　　　　　　　　. : : : . . 　 　 |li:::::j]_r=-ｧ二i〕 　 / //, ノ{/ 从＿＿＿.:.:.:_j〉
　　　　　　　　　　　_＿＿＿ 　　　 　 [r=-｢i{i:i:i:i:i:｢|i {＿/ ///.:.:.:.:. /⌒￣￣￣圦i]
　　　　　　　　,ｨi(__＿＿＿___}h､　　　 ]ｉ:i:i:| i}i:i:i:i:ｉ|:|i_,ノ_/У　_/ ／.;'.;'.;'.;'.;'.;'.;'.;'.;:＼＿_人＿人从＿人＿人从／
　　　　 　 ,ｨi(. . . .:i｢__] . . . . . . . }h､_从ｉ:ｉ:ｉ:| i}_i:i::zz､ヽ`{ //.:.:/∨.;'.;'.;'.;'.;'.;'.;'.;'.;'.ノ＿）　　　　　　　　　 　 　 　 （＿＿
　　　　　.:ﾞ. . . . . . i|:.:.:|. . . . . . . . .ヽ:ヽ.:.ﾞ⌒'ｰ…ﾞ⌒´.:.:.:.:.:.:.:.ｲ .;'.;'.;'.;'.;'.;'.;'.;'.;'.／　　 ）　 　　悪　霊　退　散　　　 （
　　　　.:ﾞ＼. . . . . .i|:.:.:| . . . . . . ／ . Vﾊ＼丶＿_,,..ィ⌒廴彡'＾_＿_/: : : : : :/　　￣￣）　　　　　　　　　　　　　　(￣￣
　　　　ﾞ.. .丶:＼ . .i|:.:.:|. . . .／／. . . ..Vﾊ￣} ｢￣ /:/. . .￣￣￣¨ﾌ: : : : : : }ﾆ=‐… ／⌒Y⌒Y⌒⌒Y⌒Y⌒Y⌒＼
　　　.: } . . . .＼.: ノ ‐ :.､／／ . . . . . . Vﾊ_/:｣___/:./ . . . . . . . ._彡 : : : : r'´
　　　ｉ:i{ . . . . . .:'´_,　 　 ヽﾞ. . . . . . . . . .｢i]: ⌒ヽ: 〈. . . . . . . . .ﾆ=ｰ─‐‐:}〉
　　　|:i|:-=ﾆニ{　　|_　 　 }二ニﾆ=─‐ } i| : : : : ', :}‐──ｧ . ﾆ=ｰ : j_厂　　　　　　　 .
　　　|:i|. . . . . .乂. -=ノ .ノ. . . . . . . . . . } i|: : : : : }/ ￣￣: : : ﾆ=ｰ : ｉ[　　　　: : : : : : : ﾟ　'. . . .
　　　|:i|. . . . . ./.:.:.:ー.:.:.:.:＼ . . . . . . . . } i|_＿,,,ノ＼ : : : : : : ﾆ=ｰ: : ｉ|　　　: : : : : : : : ﾟ　. . . . .
　　　∨. . . . //⌒i.:.:.:⌒＼:.＼ . . . . . / /＼:｢￣￣:＼: : : : ﾆ=ｰ: : :ｉﾚ'⌒　: : : : . ﾟ　. : : : . . . . . .
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　　　 　 　 　 　 　 l::::::f ﾔf　　┃　　　　 ┃　 }:::::::ﾊ:::::::::　　　　　　　 ┌─────────────┐
　　　　　　　　　　　::::::{　', ,. . .┃　　　　 ┃. . レ7 ﾉ:::::::,'　　　　　　　 │　　　やべーやつでした。　　　....│
　　　　　　　　　　　',::::::`:::ﾍ: : ﾉ　ゝ｡ ノ　 (: : : ／:::::::::::,　　　　　　　　.└─────────────┘
　　　　　　　　　　　 ﾍへ::::::＞s｡　＿＿　...｡s<::::ア}:／
　　　　　　　　　　　　　　／´.＿. .マニ.≠.-＜. . .＼
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＿＿＿＿＿＿＿＿ﾔ. . . . . . . . . . ,ニ,　　 〉l. . . . . . . i＿＿＿＿＿＿
　　　　　　　　　　　　｀ s。. . . . . . .Lｱ_ へ/s。. . . . .／
　　　　　　　　　　　　　　　　￣￣　　　　　　　￣￣

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　┌──────────────────────────────┐
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　│　　　どうにかこうにか、調査隊と共に男を拘束したオネエチャンは　　 　 │
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　...-‐::::::::::::::│　　　とりあえず尋問することにしました。　　　　　　　　　　　　　　　　　　.....│
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ...::´::::::::::::::::::::::::└──────────────────────────────┘
　　　　　　　　　　　　　　　　　 ／:::::::::#::::::::::::::::::::::::::‐::x::::::::::::::::::::::::::::＼
　　　　　　　　　　　　　　　　／:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ﾍ::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
　　　　　　　　　　　　　　 ／:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::',::::::::::::::::::::::::::::::::ﾍ
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　　　　　　　　　　　　　:::::::::::::::::::L:i:_::::::::::::,::::::::::::::::ﾍ::::::::::::::::l:::::::::::::##:::::::::::::::::::
　　　　　　　　　　　　 i:::::::::::::::::::l　 ',::::::i:::<:::､_v､::::::::＼:::::::::::l:::::::::::::::::::::::::::::::::::::l
　　　　　　　　　　　　 |:::::::::::::::::::l,｡zx:::::|＼:::iv_＼`::::‐-＼‐::七::::::::::::::::::::::::::::::::::l
　　　　　　　　　　　　 |:::::::::|:＞〃/::心:{　 ヾ　_-=≠芯ミsx､l:::::::::::::::::::::::::::::::::::::
　　　　　　　　　　　　 l:斗::::::ﾑ.{　{:::i:::_}`　　　　　　f::::ｫ:::_ﾊ｀::::::::::::::::::::::::::::::::::::′　　　悪霊とはご挨拶だな……まあ間違っちゃいないが。
　　　　　　　　　　　　 |::::::::::::::::',　ﾍ:斗　　　　　　 ‐ゝ≠ゝ　,:::::::::::::::::::::::::::::::::::′
　　　　　　　　　　　　 |::::::::::::::/:i　　　　 ﾉ　　　　　 　 　 　 ,::::::::::::::::::::::::::::::::::::
　　　　　　　　　　　　 l::::::::::::f:::::l　　　　　　　_ ,, ｧ　　 し　,'::::::::::::::::j:::::::::::::::::,　　　　　 それで、お前はなんなんだ？
　　　　　　　　　　　　 |i::∨:::l::::::::.､　　　`￣‐　´　　　　　::::::::::::::::::/::::::::::::::::,
　　　　　　　　　　　　 l:l::::ﾍ::ﾊ::::j:::l:`:s｡　　　　　　　　.　 ,':::::::::::::／i:::::::::::::::/
　　　　　　　　　　　　 l:,X::::＼::,'/ l::::::::::ミs。_　-‐　´　 f/:::::::／:j::/::::::/:::ｱ
　　　　　　　　　　　　,ﾘ }::ミs｡:>　j:::::::＞≠＞. }　　　 7:::::イ＜ﾊ/::::::＞''´
　　　　　　　　　　　　　j::／´　　　´　 ／／: ´:l　　_ .´.-‐. . . ﾉ￣
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 _ヽ. .￣. . . . . . . . .＞. . ‐.ｫ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　_ .ノ. . }!`. . . . . ＞''´. . . . . ／.＼
　　　　　　　　　　　　　　　＞''´. . . . . fl. . .￣. . . . . . . . .／. . . . . .`. . .､
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　　　 　 　 　 　 　 |　　　　　　　 | 　 　 　 　 ¨|
∥　　　 　 　 　 　 |　　 γヽ　　 |　　　　　　　|
───────┤　　乂ノ　　 |＿　　　　　｜
┌──────┤　　　　　 　 |＿_　￣　‐-.!
│ニニニニニﾆ　└────‐┘ニニﾆ=┐ |　　　　　私は私がなんであるかを知らぬ。
│ニニニニニニニニニニニニニニニニニ|　!
│ニニニニニニニニニニニニニニニニニ|　!
│＿＿＿＿＿＿_|￣￣￣￣￣ .!ニニニﾆ.|　!
＿＿＿＿＿＿＿_|　 　 γヽ 　　|二＿ ─┘.|　　　　　ただ導きを受け、輝きを求め、正しきを成すもの……。
.　　　　　 　 　 　 ｜　 　乂ノ　　 |　 　 　 ￣¨|
.　　　　　　　 　 　 |　　　　　　 　 |　　　　　　｜
.　　　　　　　 　 　 |　 　 γヽ 　　|　　　　　　｜
.　　　　　 　 　 　 ｜　 　乂ノ　　 |　　　　　　｜
.　　　　　　　 　 　 |　　　　　　 　 | 　 　 　 　 ﾉ＼
.　　　　　　　 　 　 |　 　 γヽ　 　|　　　　　 /＼　＼
.　　　　　 　 　 　 ｜　 　乂ノ　　 |　　　　／＼　＼　＼


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 【つよさ】：【1D100:98】


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 【まほう】：【1D100:34】


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 【みりき】：【1D100:41】＋３０


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 【ちのう】：【1D100:55】


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 【こころ】：【1D100:71】

　　　　　　 ',r'¨¨¨ヽ.　 　 　 　,′ニﾆ=‐!
.　　　　　/∧: : . _,,..ゝ　　 　 ,′ニニ=‐|
　　　　 　 /∧／ﾆ=-ヽ.　　 ﾉ-=ﾆﾆﾆ=-',
　　　　　　　　{-=ﾆﾆ=-',　　ヽ..,,_＿＿,,ﾉ
　　　 ＼''～､ ‘， ／/〕ｈ､　/~''＜＿_,,..}
　　　　　＼.......ヽ,:ﾞ /./　　ﾉ|-=ﾆニニ=-!
　　　 　 　 ｀`～､, ' / 　 / |-=ﾆニニ=-|
.　　　　　 　 / ／., '　 ., ' ノ!-=ﾆﾆﾆﾆ=-!　　　　　　　　　　　　――つまり、無限の光輝、太陽に焦がれしものなり！
　　　　　 　 乂／ 　., '／;;;;|-=ﾆﾆﾆﾆ=-{
　　 　 　 　 　 }h､／ /;;;;;;ﾉ!-=ﾆニニ=-.!ﾞ:,
　 　 　 　 　 　 　 )h､'，;;;{ ',-=ﾆニニ=-.!;;;ﾞ:,　　　　　　　　　　おお、偉大なるノーデンスよ、我を太陽に導きたまえ！
　　　　　　　　　　　　{;;;;;;;i　',-=ﾆニﾆ=-ヽ、＼
.　　　　　　　 　 　 　 i;;;;;; }　 !-=ニ／ヽ=-',:.　‘，
　　　 　 　 　 　 　 　 i;;;;;;;i 　 !-=./ニﾆﾆ=-',:. 　‘，
　　　　　　　　　　　　ヽ;;;;i　　 !-=ﾆニニﾆ=-',:. 　 '，
　 　 　 　 　 　 　 　 　 ヽ!　 　',-=ﾆニニニ=-i:. 　 ∨/
　　　　　　　 　 　 　 　 　 ',.　　',-=ﾆニニﾆ=-'ﾟ:,: 　 ∨/
　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ',　　 ',＿＿､丶` : : :ﾟ,:.　　i
　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 i.　　 ',￣: : : : : : : : :..,:.　　i
　　　　　　　　　　　 　 　 　 i　　　',: : : : : : : : : : :.!:.　　i
　　　　　　　　　　　 　 　 　 |　　　ﾉ: : : : : : : : : : :}:.　 ! }
　　　　　　　　 　 　 　 　 　 {　 　 {: : : : : : : : : : : |:　ﾉi/
　　　　　　　　　　　　　　　　｀丶、-‐────‐-｡,~{
　　　　　　　　　　　　　　　 　 ／,。-‐────‐-｡､}
　　　　　　　　　　　　　　 　 /,ｨi{　 ,′: : : : : : : : :i | : ',







　　　　　　　　　　　　　　　　　 ...........-‐::::-.....
　　　　　　　　　　　　　　 ..:::´:::::::::::::::::::::::::::::::::::＼
　　　　　　　　　　　　 ／:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
　　　　　　　　　　　 /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::∨
　　　 　 　 　 　 　 ,':::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::',
　　　　　　　　　　 ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::,:::::::::ハ:::::::i:::::,
　　　　　　　　　　;:::::::::::::::::::::::::::::::::::i::::::ｱ i::::／　ヽ::::|:::::i
　　　　　　　　　　|::::::::::::::::,＜::::::::::,'|:／i　 ´　　　i ﾍ:l:::::
　　　　　　　　　　|::::::::::::f　　ﾍ::::::::l '　┃　　　　┃　|::::|　　　　　（あたまおかしい）
　　　　　　　　　　l:::::::::::::､　　 `＼{ . . ┃　　 　 ┃. .l:::,
　　　　　　　　　　ﾍ:::::ｨ:::::::7:＼　f: : : :)　 ゝ.ノ　　f: ｲ:f
　　　　　　　　　　　´　ﾍ／`／.｀マ＝――ァ. .＜:／ `
　　　　　　　　　　　　　 ,. . ＞― マ＜.￣. . .‐- . . ヽ
　　　　　　　　　　　　／. .ゝ-.‐. . ￣.7ﾆi＜. . . . . . . .∨
　　　　　　　　　　　 f. . . . . . . . . . . ,'ニ,　 x.}. . . . . . . .i
―――――――― ､ . . . . . . . . . iニ,　　 ﾉ. . . . . . . , ――――
　　　　　　　　　　　　　｀　　――　⌒ ￣　｀　――
┌─────────────────────────────────┐
│　　　オネエチャンが生まれる前のことなので気づきませんでしたが　　　　　　　 .│
│　　　オネエチャンの瞳を通して見つめるナイアチャンは気づいていました。　　　│
└─────────────────────────────────┘

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＿≧=-＼)＼ }ヽ.
　　　　　　　　　　 　　／￣ 　‐＜≧=一　　　　　Vハ
　　　　　 　 　 　 　 ./　　　　　　　Y　　　　 　 ,イ⌒寸/}
　　　　　　　　　 -‐/　　　　　　 　 |　　　　 ／ﾑ|　　l|　ﾑｨ
　　　　　　　／　 ./　　　　　　　　 厂￣|∨　　　　　l|　 /
　　　/{{ ⌒ {　　./　　　　　　　　　　　/||　)　　　.／|ハ//}　　＿＿
　 ∧Vﾑ　　　　/　　　　　　　　　 　 /| l∨　　　(__厶:::ﾚ 八／//}　　＼
　　//八　　　　　　　　　　　 　 /　 |./7 {　≦> /≦::ﾑｲ ＼:////　　　　ヽ
　.//＼　＼.　 |　　　　　　　　 /　　〈/　乂　　/ ￣/{ /　　|:///　　　　　 |
　　 ＼ ＼　＞|　　　　　　 　 /　　　.ﾉ　八 　/　／八　　　|://　　　　　 /
　 ＼___＞彡.　|　　　　　　　/.Ν　 ｲ ,イ　　个イ　{　　　　ﾑ/　　　　　 /
　＿＿/　　　　＞　　　　　/ /:i:i＼ﾉｲ　　　　　ﾊ　 )　　　/ｲ　　　　　 /
　　　 /　　　　　　 |　≧=彡 {:i:i:i:i:i:i/ し乂彡/__.}_,イ　　/　　　　　　 /
　ー 〈　　　　　　　乂　＼　　＼:i／ .Y⌒Y /:i:i:i:i:i/　　/　　　　　　 /}
　　 .ハ　　　　　　／ ＼　＼　／⌒7乂乂/:i:i:i:i:iﾉ　　/　　　　 　／ ﾉ
　／ヽ_}.　　　　／V／V乂　 ≧=ｰ　 ⌒寸ｰ=≦ 　 ./　　　　 ／　/　}
　{/7N.　　　／V／V／V　＼艾ニニ＞─----‐=彡{＞-=≦　 ./　./
　≧彡　 ／V／V／V／V X<＼__[二]__彡＼＼＼ 八　　　:i}　　　/
　　　 .／V／V／V／V／ﾊ ハ　　　　　 ／::::＼＼＼/＼　.:i}　　　}
　　　/V／V／V／V／ 　 :}:/∧　　　.／　　　　＼ ./乂 ＞个　　ハ
　　./／V／V／V／　　　 八/:∧.. イ　　　　　　　 人　 ＼＿＿＿/
　 / .V／V／V／　　　　　　　　/＼::　　　　　　　∧　＼____ ／|__|
　　.／　斗 ≦ V　　　　／V　}/　　 ＼　　　　　 ∧ ＼____／／／
　　　　　　　　　}　　 ／／VV　　　　　　ｰ㍉ イ∧　＼ ／／／
　　　　　　　 ／}　／／ :/:| |/　　　　／￣￣{八　＼／／／
　　　　　　／　　 |　|　 /.:.:| |　　　　ー⌒>　人　　ニ＞彡
　　　　　/　　 　 .|　| :/.: ://　　　　 __／　　　 ｀7¨＼＼//
　　　 　 |　　　　 .|　|/　イ　　　　　ゝ-イ／　 ／　 　 ＼/
　　　 　 |　　　　　V／　 }　　　　　　 辷_∠乂 {　　　　　|
　　 　 ./|　　　　　　　／　　　　　　　　　　　　∧ｰ──个
　　　　l.　￣￣/ハ／　　　　　　　　 　 　 　 　 ∧ｰ─‐个
　　　　|ｰ─‐.∧ /　　　　　　　　　　　　　　　　 .∧ｰ‐‐个
　　　　|＿__./　/　　　　　　　　　　　　　　　　　　　}＼__∧
　　　　|　　/V/　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 |　　　∧
　　　　|　./　/　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＼　　 ∧
　　　 人/__/　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＼＿/
　　 /　　　|
┌────────────────────────────────────┐
│　　　彼はノーデンス王朝の末裔にして　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 .│
│　　　カワイイの民を海底に追いやった、かつての地上の王の子孫でした。　　　　　　　 .│
│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　.....│
│　　　兜が祖先譲りかは知りませんが、その力は間違いなく父祖と同じものです。　　　....│
└────────────────────────────────────┘

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 〃
　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 / ,'
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 _'./
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 ､丶`　: ∨
　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 |　　　: : ∨
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 |''" 　　_,,∨
　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 |　　‐　_,,..ﾄ､
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ｲ´,｡s≦;;;;;;. :丶
　　　 　 　 ┃　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 /"""""": : : : ',
　　　　　━╋━　　　　　　　　　　　　　　　　 / 　 　 /　 : : : : ',
. 　 　 　 　 ┃　　　　 　 　 　 　 　 　 ＞-､.／ 　 　 '　　　: : : : i
. 　 　 　 /',.┃∧　　　　　　 　 　 　 /::::::／　ヽ ／ノ-‐ 　 : : : : i
　　　 　 '　　|　　ヽ.　　　　　　 　 　 {:／　 　.／､{i'　　　　 : : : : i
.　　　　 '.　 .:|:　　 | 　 　 　 　 　 　 /　　　／::::::::ヽ-‐=＝=‐- : i
....　　　λ　.::|:.　　| 　 　 　 　 　 　 ＞､ ｨ''丶:::::::::::‘，..,,_　: : : :〈
　　　 　 丶::::|:::. ..ﾉ　　　　　　　　　　　 ',　　ヽ:::::::::::‘，　 . : : : : ',
　　　　　／骨灰＼　　　　　　　　　　　_,,＼　　＼::::::ﾉ､、: : : : : .,'
　　　 ／骨灰骨灰.＼_,,..　　　　　　　 (＿＿_,,..　 ヾ 　 　: : : :／
┌──────────────────────────────────┐
│　　　ノーデンスが去って以降、その加護は陰りを見せているようですが　　　　　　 .│
│　　　かの王はそれでも充分な恩寵となるよう懸命な働きを行ったようです。　　　　.│
│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 │
│　　　目の前の騎士を殺し、冒涜せしめれば再びノーデンスが現れることも　　　 　 │
│　　　想像に難くないことでした。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　.│
└──────────────────────────────────┘







　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 |＼
　　　　　　　　　　　_　　　　　　　　　|::::::＼
　　　 　 　 　 　 　 |::＼　　　　 　 _　|::::::::::::ヽ
　　　 　 　 　 　 　 |::::::::＼ 　 　 /...∨::::::::::::::|
　　　 　 　 　 　 　 |:::::::::::::}＿＿{........∨　::::::ﾉ
　　　 　 　 　 　 　 |::::::::／　　 　 ｀` 〈＞'' '"~￣}
　　　　　　　　　　八:／　　 　 　 　 　 ＼............/
　　　　　　　　　 　 /　　 ⌒＼　　　　　　＼._ノ＼
　 　 　 　 　 　 　 /　/　　　　 ＼　　　　　　}　 　 ＼
　　　　　　　　　　|　 |　　　　 |ヽ|＼l　　　　　　　　　|
　　　　　　　　　　|　 |､ﾊ/VV/⌒＼l|　　　　　　　　　＼
　　　　　　　　　　|　 |/⌒　　 ∩ 　 |　　　　　｜　 ＼＿＞
　　　　　　　　　　|　 |　 ∩ 　 ∪　/　　ノ　 　 |　　＼_＞
　　　　　　　　　 人　＼ ∪　　　　￣＜＿/　/|　＼＿フ
　　　　　　　　　　 ﾉ￣ ﾉ　　 　 ｨ　 )　 ｲ　 ／.ﾉノ∨
　　　　　 　 　 　 ⌒}_八　　　　　＿　　|／￣￣＼
　　　　　　　　　　 　 　 {≧=‐　´/ ﾊ　/　　　/　　 ＼
　　　　　　　　　　　　　 ∨　 /　|　|￣|　 　 /　　　　 |
　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 /　 .|　ヽ/　　.:/　　　 　 .|
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　　　 ∠__ノ　　　￣￣￣|三<⌒V::ハ::〉　　「￣＼_|
　　　　　 └―　　 　 ＿_| | |〈 　 ｀―――┴　　 |..＼
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│　　　彼を封じること、殺すこと、穢すことは簡単ですが　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　.....│
│　　　そのような真似をしてもカワイイの羊膜がノーデンスによって剥がされるだけ。　　 　 .│
│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　...│
│　　　なので、カワイイナイアチャンは慎重に扱い、懐柔すべきだろうと考えました。　　　　..│
│　　　何より、地上の旗印として大いに使える血統を有しているが為に。　　　　　　　　　 　 .│
└─────────────────────────────────────┘

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　　　　　　 　 　 　 |　 | ∧　　　　　 |　＼　 　 |　 　 -　　　＼
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　　　　　　　 |　　　|　 |／ 、　　　　 |　　　　.}/|　　　 |　　　　　　＼＿＿
　　　　　　　 | 　 　 ＼|　　 ＼　　/|/ ィf斧示㍉　　　|　　　　＼＿＿_／
　 　 　 　 　 И 　 　 ,ｨf斧ぅ示＼{　　 乂⌒ソ/　　　｜　　　　　＼＿
　　 　 　 　 　 |　　 　 ＼乂⌒ﾉ　 　 　 　 ""/　/　　/　　　　＼＿_／
　　　　　　　　 ＼「＼「￣"""　　 ′　　 　 /／　|／　　 ∧/＼|
　　　　　　　　_ノ }＼　公:.　　　　､　ノ　　　/　　/}.ハ/∨
　　　　　　　　￣　 /￣￣≧s.,_ / 〉　　　ｨ/　　/ ＼
　 　 　 　 　 　 　 /　 /|／　　 / / ￣＼__|　／　　/＼＿＿_　　　 　 　 　 　 　 　 ／,⌒
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│　　　カワイイナイアチャンは誠意を見せる為に　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 │
│　　　自ら顕現して語りかけました。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　......│
│　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　......│
│　　　「大いなる父祖を持ちし英傑たる貴方こそ、我らカワイイの民における不倶戴天の敵手。　　　..│
│　　　　しかし貴方だからこそ、その歴史に隠れた争いに終止符を打つことができるでしょう」　　　　...│
└─────────────────────────────────────────┘




　　　　　　　　　　 ┌─────────────────────────────────────┐
　　　　　　　　　　 │　　　「我ら水底の民と地上の民、共に手を取り合って歩む日を貴方が創るのです。　　 　 │
　　　　　　　　　　 │　　　 大いなるカワイイは此処に告げましょう。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　│
.　　　　　 /:i　　　 │　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　...│
　　　　　ｨ.:,.:i　　　,│　　 　善と正義に祝福されしもの、イイネよ。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　.....│
.　　　　 i|.:{i.:.i　　　│　　　 各地のカワイくないものを鎮め、カワイイリングを創り出すのです。　　　　　　　　　......│
.　　　　 {.:Y.:.:i　　, │　　　 そうすればこの地上の争いはなくなり、貴方が望む世となるでしょう」　　　　　　　　　 │
　　　　　!.:Y.:.:}　　 └─────────────────────────────────────┘
.　 　 　 ﾍ.:Y.:.i　　　　_　　　　_
　　　　　 ヽ:i:ﾉ=ﾆ　　　　　　　　 .ﾆ=-
　　　　　　　| ｀``　‐-　　　 　-‐　 ''゛.|
　　　　　 　 |　　　　　　　　　　　　　　|
　　　　　　 r‐-=ﾆ ＿　　____　　_ _,,..｡ｲ
　　　　　　 |　　ii＝＝＝| .o |＝＝=i　.|
　　　　　　 |　　||/////├‐┤////||　|
　　　　　　 |. 　 !!.=＝＝| .o |＝＝=!! ｲ
.　 　 　 　 {´,,_¨“　　 　 | .o |　　　　_¨|i　　_ _
.　　　　 　 ゝ .〕iト､ 　 　| .o |　　　_,.｡ *''"_,,....,,_o＜
　　　　　∠:.:.:.:.ミｈ､｀.ート _,.｡ *''"　ｘf〔　　　 |　}h､ヽ
　 　 　 　 ζ:._,､,､r_,.｡ *''"　´　/o/　＼　　 　|　 　 ', ',
　　　　γﾆ丶｡ *''". ´ 　､　!　,'　,'.　 　 ＼＞ ‐ ､ ／ ',.',
.　　 　λ／‘，´　 |　　＿(ﾟヮﾟ{ o{＿＿＿/　・　・‘，__}o}
　　 *''"' 丶≦､ゝ,,.{　　　 '´!　',　',　　　 八 　 ワ ﾉ　 i .!
　　　　　　　 /.:〕iト｡〕iト｡ー‐‐‘，‘，　　 ／＞-＜＼/ /
　　　　　　／.:.:.:.:.:.:/.:.〕iト｡ﾆﾆﾆ.ヽ.ヽ. ／ 　 　|　 　 '　心
　　 　 　 └i.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:_,,.. -‐- ､.:.ゝoゝ､..,,_　 |_,,.. ´ ｨi{
.　　 　 　 　 |￣∧.:.:/i;i;i;i;i;i;i;i;＼ゝ｡,,~''＜ ..,,__,,.. ィi
. 　 　 　 　 /〕iト､/.¨￣￣￣￣¨＼___r-‐┐
.　　　 　 ,'＾ ‐--ｲ　　 　 　 　 　 　 〈. ￣ ｛
.　 　 　 ,　　　, '　　　　　　　　　 　 ∧　　 ',
　　 　 ,　　 , '　　　　　　　　　　　　　∧γ__〉､
.　　　 r‐-y　　　　　　　　　　　　　　　　¨“'' イ
　　　〔.￣ 〕

┌──────────────────────────────────┐
│　　　イイネとはカワイイの民における承認と称賛を表す言葉です。　　　　　　　　　 │
│　　　その名を定められた男は、驚きながらもその名と使命を預かりました。　　　　│
│　　　彼には使命が必要であり、目の前の邪悪なる神を覆うようにして　　　　　　　 .│
│　　　何か暖かな善と美、彼らの言うカワイイの加護が存在したからです。　　　　　 │
└──────────────────────────────────┘

.　　　　 　 　 /:}~"'' ‐ ..´〉､
　　　　　　　 {:/o ﾟ...::::: ::ヽ'. _　　　 　 　／＞ ､
　　　 　 　 　 ＞,..,,_: : : ,ｨ´i ﾟｨ　 　 　 ｨ´￣ :ミｈ､　､
　　 　 　 　 　 ／ﾐh､　_,,..／¨　　 　//━ 　 　 　 ＼:i
.　　　 　 　 ／　　　　,'.　　　 　 　 //　 　 〕iト､　 　 :}　　　　　　　　　　各地を召し上げる統一王となれということだが
. 　 　 　 ／、 　 　 .:/　　　　　　.//_,,.. -‐=‐-　ヽ　./
. 　 　 ／:i:i:i:i〕iト､..::/　　 　 　 .,＜-=ﾆ ￣ ﾆ=- ､｀ /
.　　 /:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i'´ 　 _　　　　}h､:::::::i{ ::　 ,ｨi{::::::::ヽ　　　　　　　　　　　痩せた土地ばかりとなっては元も子もない。
　　/:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i／i〕iト､{; ; ; ; , ,_ ___.''γ´_,,.. -‐''"~_,,..`=-. .‐-. . ._,.｡
　 ∧:i:i:i:i:i:i:i:/i:i:i:i:i:i:i:i:iゝ; ; ; ; ;｛　　　 　 _,,.. -‐.丶、; ; ; ; ; ; ; ; ; ニ=‐
　　 丶:i:i:i:i/:i:i:i:i:i:i:i:i:i,'; ; ;＞''~ ~"'ｨ/''"＞''~. : : : : :＼; ; ; ; ; ; ; ; __; ; ;　　 土を富ませ、民草の暮らしを楽にしたいのだが
　　　　 ｀λi:i:i:i:i:i:i:i:i{,｡si{　 | ‘，/ .!／.／. : : : : : : : :_,.｡ *''"
　　　 　 　 ≧｡､,,_:i:i:i:i:i:i:}　 |／⌒ ， /. : : : : : : _ｘf〔　 _,.｡ *''"O￣
　　　　 　 　 　 　 ~"''～ ‐/o//o i__ ￣"''''''. ｨi{　　.ｘf〔　　_,.｡ *‐=　　　 そなたらには何ができるのだ？
　　　　 　 　 　 　 　 　 i　:{　一／／ ￣￣'　　 .／O　.ｘf〔＼
　　　　　　　　　　　　　i:/ ｀‐ ´　‘，. : : /　　 .,.'　　／　 ∧　丶.,,_
　　　　　　　　 　 　 　 i../i　/ ＼　‘， 7　　 ./ 　 ,.'　　　　 :}h､
　　　　　 　 　 　 　 　 |. ,i ./. : : :＼__.,'　 　 ,' O /　 　 　 　 　 ゝ､
.　　　　　　 　 　 　 　 |. :i./. : : : : : :.., 　 　 , 　 7 　 　 　 　 　 　 ∧
　　　　　　　　　　　　 |: ＇. : : : : : : i　　　 i 　 '
　　　　　　　　　　　　 i. : : : : : : : _,,.i　　　 i O iニ=‐-‐=＝=‐-　..,,_
　　　　　 　 　 　 　 　 ＼_,,..　-‐=　{　　　:{ 　 {〕iト　..,,_＿






　　　 └己ニニニ〔＿＿＿＿＿__
　　　　 └Ｌ／⌒＼ニニ＼ニ二二＼
　　 　 　 ／⌒＼ﾆﾆニニニ＼ニニ二＼
　　　　 /‐=ﾆﾆニニニ＼ﾆﾆニ＼ニ二二＼
　 　 　 |‐=ﾆニニニニニ|ニニニ|ニニ二二|
￣￣￣|‐=ﾆニニニニニ|ニニニ|／￣∨-/
　 ／￣|‐=ﾆﾆニニ|￣￣￣￣￣}:.:.:.:.:.:/∨
　　　　 ∨=ﾆﾆﾆ／　　　　　　　 j:.:.:.／}　|＼
　　　　　|⌒＼ﾆ|　￣＼　　　}　 [／:.:./ / 　 ＼　　　　　　　　　　　土にカワイイを混ぜれば
　　　　　| { 　 凵　 ＼ｕ_)ト-ﾉ　/ィuノ|　|　 ／￣￣￣＼
　　　　 人　　　　　　　⌒　　　[＼:.:.:/　|　　　　 　 　 　 ＼
　 　 ／　 ＼__〕　　　　　　　　 [／∨　/　　　 　 　 　 　 　 ＼　　　いかなる腐泥であろうとも効果覿面です。
　　　　 　 　 　|　　卜　　 　 　 　 ┐ /　　　　　　　　 　 　 　 |
　　　 　 　 　 人 　 ∨￣￣￣￣ / /　　　 　 　 　 　 　 　 　 |
　　　　 　 ／ ／|ト　 ＼: : : : : : :/ /　　　　　　　　　 　 　 　 人　　 イイネ。　貴方の為にカワイイの神官を遣わせましょうぞ。
＿／　　　 　 　 |　　|＼＼＿__/ /　　　　　　　　　　　　　イ　　＼
⌒　 　 　 ＼　 　 　 |　 ＞――く　　ﾉ　　　　　　　　　 　 　γ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ヽ
　 　 　 　 　 ＼　 　 　 　 　 　 　 ／＼　　　　　　　　　　　.｜ 彼はいったい何を言っているんだ？？？　|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ノ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 γ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ｜ 「「私達に聞かないで」」|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿ノ

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 ／⌒>
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 ┏く]　|ﾆﾆ（ 　┌己‐┓
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ＼ＬノﾆニうTづ二二|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 )ニニﾆﾆﾉニﾆﾆﾆﾉ
　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 ,、 ''"ﾟ~~~~~~~~ﾟ"''～く
　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 ／‐=ﾆﾆニ二二二ニﾆ=‐＼
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 /=ﾆニニニニニニニニニﾆ=｀_
　　　　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 /=ﾆﾆ|￣￣￣￣￣厂￣￣|ニﾆ｀_
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 |=ﾆニ|　　　　　丿〈:.:.:.:.:.:┌|ニニ |
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 |ﾆﾆ／ ー─=┛　┗=─一 ＼ﾆﾆ|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 |=ﾆ|　<二二ト　　/ イ二二>　|ﾆ=|　　　　　　　 見返りと言ってはなんですが
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 |=ﾆ|　　　／　　　| 　|＼:.:.:｢　 |ﾆ=|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 /⌒V　　　 　 　 ｎ　ｎ ＼:.:.:.|　　V⌒ヽ
　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 | ｉ⌒　┌ 　 　 　 　 　 　 [／　┐ '⌒i｜　　　　　 地上の魔術や神秘を賜われれば幸いです。
　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 　 | 凵　　 ＼ー―――――一／ 　 凵｜
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／＼＿〕　　 ＼'⌒~ﾞ　 ﾞ~⌒'／　　〔＿／＼
　　　　　　　 　 　 　 　 　 _,、rｾ'⌒ 　 　 人　　 　 ￣￣￣￣　　 　 人　　　　`''～､、 私は好事家でもあるので、物入りならば買い取りますよ？
　　　　　　　　　　 _,、rｾ'⌒　　　　　 　 〈: : :＼　　　　￣￣　　　 ／: : 〉　 　 　 　 　 `''～､、
　 ＿＿＿＿＿／　　　 　 　 　 　 　 　 　 : : : :＼＿＿＿＿＿／: : : :　　　　　　　　　　　　 ＼＿＿＿＿＿＿
／　　　　: : : :/　　　　　　　　　　 　 　 : : : :＼ 　: : : : : : : : : : : :　／: : : :　　　　　　　　　 　 　 〉: : : :　 　 　 　 ＼
　　　 　 ⌒＼|　　　　　　　　　　　 　 /　　: : :|　　|　　　　 　 |　　|: :　　　　　 　 　 　 　 　 　 /⌒　　　 　 　 　 　 ＼
: : :／ 　 　 　 ＼　　　　　　　　　 　 /　　　: : |　　|　　:| 　:　｜　 |: :　　　　　　　　　　　　　 /　　　　　　　　＼: : : : : ＼
／　　　 　 　 　 　 　 　 : : : : : : : :／ 　 　 : : :|　　|: :　:Ｌノ: : :|　　|: :　　　　＼: : : : : : : :　　　　　　　　　　　 　 ＼: : : :　｀_
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　 　 　 　 　 　 : : : :／]　　　　＼　　　　　 : :人　　＼: : : : :／　 人: : :　　　　 ／　　　　[＼: : : :　　　　　　 　 　 |: : : : :　|









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　　　　　　　　　　　　　　　　　 ィi〔.:.ｘf〔
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.　　　　　　　 　 　 　 r=ﾆ　　　　　　　ﾆ=-、
.　　　　　　　 　 　 　 |-=ﾆ　￣　　　‐ - 　.!
　　　　　　　　　　　　|.　　┌ ┐　 　 　 　 |
　　　　　　　　　　 　 | ＿__| o |＿＿__　　 .!　　　　うーむ、生憎と我が手にあるのは太陽しかない。
　　　　　　　 　 　 　 |:{ニﾆ|─.!ニニ　｝　　|
　　　　　　　 　 　 　 |__.i￣! o !￣ ￣i＿　 |
　　　　　　　 　 　 　 |...　　| o |　　 　 　 　.|　　　　太陽はみんなのものなので、今のところは結構だ。
.　　　　　　　　 　 　 j　　　| o | 　 　 　 .＞h､
　　　　　　　　　　_,,/i　　　| o |　　 　 ｨi{＞''~`ヽ、
　　　　　_,,....,､丶`.〈 ﾆ=-..└_┘_,,..,ｨi{ ''~ ､丶`　　>-=ﾆ..,,_　　 　　γ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ヽ
　　-=ﾆﾐミﾐ∥‐-‐　}h､..,,_　_,,..＞''~　/　丿　､丶`ﾐミﾐミﾐミ`ヽ、　.｜ 彼はいったい何を言っているんだ？？？　|
-‐=＝ﾐミﾐﾐ{ `､　､丶`　_､‐''゛　　　／　´､‐''゛ﾐミﾐミﾐミﾐミﾐミﾐミ　　乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ノ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　γ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　｜ 「「私達に聞かないで」」|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿ノ

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ／⌒> ／[ノ⌒〉
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　(ニニ凵ニニ∠ノて[
　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 ＿＿＿〕ニニニニニニニﾆ)
　　　　　　　　　 　 　 　 　 　 _､rf〔ニニニニニニニﾆﾆ＿＿／
　　　 　 　 　 　 　 　 　 _､rf〔ニニニニニニニニニニﾆ＼
.　　　　　　　 　 　 　 ／ニニニニニニニニニニニニニニ＼
　　　　　　　　　　 ／二二ニニニニニニニニニニニニニﾆﾆ
　　 　 　 　 　 　 〈ニ／￣|￣￣厂|二二二二ニニニニニﾆﾆ|
　　　　 　 　 　 　 ∨　　　|:.:.:.:.:.{_　￣￣￣|ﾆニ/⌒Vニニﾆﾆ|
　 　 　 　 　 　 　 /　　　 〔:.:.: ／｝　　　 　 |二/　 　 Ｖ二二ﾆ|
　　　　　　　　　 /＿_　　 <／:.:./　　　　　 |／　　 　 |二ニニ|　　　　まあ、理解とカワイイは一日にして成らず。
.　　　 　 　 　 　 ＼＿}　　 _j:斗一　　　　　　　　　　/二二ニ|
　　　　　　　　　　　〔_ﾘ 　 〈:.:.:.|　　　　　　　 　 〔_／＼二ニﾆ|
　　　　　　　　 　 　 |/　　　{／　　／　　　　 　 |: 　 　 ＼ニﾆ〉　　　　ゆっくりと親交を深めると致しましょう。
　　　　　　　　　　　〈 　 、　　 　 /　　 　 　 　 人　　　　 〔￣＼
　　　　　　☆　 　 　 ＼　　　　　　　　　　　／:::::::〉　　　　　　　|
　　 　 　 　 　＼ 　 /⌒{＿__,　　　　　　　　　:::::/　　　　　　 　 |＼
　　　　　　　　　　 /　 /〔￣　　　　　　 　 　 ::::/　　　　　　　　　　 ＼
.　　　　　　　　　 /　 /　 「　　　 ／　　　　　 /　　　　　　　 ＼]　　　 ＼
.　　　　 r―/⌒/　 /　　 |＿_／＼






　　　　..,,_.:.:.:.:.:.:~''＜
　　　　　 　 ~"''～､、＞''~　　　~"''　 、
　　　　　　 　 　 　 |　　　_,,...---､..,,_i
.　 　 　 　 　 　 　 γ-=ﾆ　　 !:|　｡ i　　ヽ　　　　勿論だ。
　　　　　　　　　　 ∥　i.!'"~~~i |　｡ |ﾆヽ｜
.　　　　 　 　 　 　 |　_,,ヾ-‐‐┤! .｡ |‐-',,_|
　　　　　　　　　　 `i~ 　 　 　 !.i　｡ |　 　i　　　　 愛と平和は善と正義成す光。　その光輝を生み出すには、気長に構える必要があろう。
.　　　　 　 　 　 　 _|.,,_　 　 　.!:|...｡ | 　　| 　 　 　 γヽ　　　 　 　 　 　 　 ,＜
　　　　　　　　 _,,../ 　 }h､　　 !:|...｡ |　 ,ｨ´∨、　　 i 　 }　_,,..　-‐　‐、　　 {　 }　　 　 　 _,,..
　 　 　 　 　 /|∠..,,_/　　 ゝ..,,i└‐┘i{　ヽ .〉:ヽ从,'　　`　 　 ﾆ=- ''　　 　.|　 !,,__　　''~ _,,..ｨ
　　　　乂..,,_ゝヽ.: .: .｀丶、　 /￣|￣ ヽ＞'': :.丿ﾐ.,'　 　 　 　 )　　　　　　 .} 　 ､ _,,..
　　乂乂ミﾐミﾐミ.＼: : : : }｀`ヽ、_.|_,,..,ｨi{‐-:／ﾐミ_i　　　　　　）　　　　　　 {　　,' ｝‐-- {
　　人ﾐミﾐミﾐミﾐミﾐミ~"''～､、: :ヽ: : : : :,ｨi{　 ／h､　 　 ＞''~ﾐ乂.　 　 　/,!.　 '　｝‐--/
　人乂ﾐミﾐミﾐミﾐミﾐミﾐミﾐミヽ｀`````〉.:.:.:.:.>　　 　 ~"''/ﾐミﾐミ乂　　　/　}h､　_,,..＞''
　　乂ﾐミﾐミ丿ﾐミﾐミﾐミﾐミﾐミヽ､_,,..,,i:.:＞ｨ　　　　 　 /.i从乂`､　　　∥　　 　 i
　　 人ﾐミ／-‐ﾐミﾐミﾐミﾐミﾐヽ‐-､.:.:.:j{_-= ＼　　　 /.:.:,!-=ﾆ=-｡､　,〈　　　 　 i
　　　 乂ﾐミﾐミﾐミヽ!ﾐミﾐミミゝ､　 ヽ,-=ﾆニニﾆ=-´.-‐ .i-=ﾆ＞''~>-=`‐-　-‐'
　 　 　 乂ﾐミﾐミ〃ﾐミﾐミﾐ/-=ﾆ-ヽ/-=ﾆニニﾆﾆ=-.:.:.:ヽ､!-=/　/-=ﾆニﾆ=-'
　　　　　 人ﾐミﾐミﾐミ从弋-=-'　 ,ｨ-=ﾆニニﾆﾆ=-.:}‐--‐i-./　/-=ﾆﾆﾆﾆ=-'
　　　　　　 人ﾐミﾐ丶-=ﾆﾆ=-'　./.,'-=ﾆニニﾆ=-'､:〈　　　i,_,' /{-=ﾆニﾆﾆ=-'
　　　　　　　　ゝ' 丶丶-=ﾆﾆi　 i ,'-=ﾆニﾆﾆ=-''　!_,i,..ﾆ=ﾆ,_i-=',-=ﾆニﾆ=-'
　　　　　　　　　　　丶丶-=-i　.i-=ﾆニﾆ=-''-‐　　 _,,....,,_　 `､-=ﾆニﾆ=-''

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　γ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ヽ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　｜「「なんだか、気が合いそうだな！」」|
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 乂＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ノ





　　　　　　　　　　　┌──────────────────────────┐
　　　　　　　　　　　│　　　カワイイナイアチャンはちょっと遠い目になりました。　　　 │
　　　　　　　　　　　└──────────────────────────┘

　 　 ＼ 　 　 　 　　　　ヽ　　　　　　　　　|　　　　　　　　　/　　 　 　 　 　 　 ／
　 　　　＼　　　 　 　 　 ヽ　　　　　　　　 |　 　 　 　 　 　/　　　 　 　 　 　／
　　　　　　＼　　　　　　　ヽ 　 　 　 　 　 |　　　　　　 　/　　　　　　　　／
　(＼　　殺　伐　と　し　た　地　上　に　太　陽　の　騎　士　が　！　！　 ／)
　.＼.＼　　　　＼　　　　　　ヽ　　　　　　 |　　　　　　/　　　　　　　／　　　／／
　　 .(＼＼　　　　＼　　　　　ヽ　　　　　 .|　　　　　 /　　　　　　／　　　／／)
　　　＼＿.＼　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ／.＿／
　　　　 (￣￣＼　　　　　　　　　　　ii　　　　　　　　　　　　　　　　　／￣￣)
　　　　　＼／￣＼　　　　　　　　　.i i　　　　　　　　　　　　　　　.／￣＼／
　　　　　　 ＼　　　＼　　　　　　　 i .i＿＿＿_　　　　　　　　　／　　　／　　　　　　　　【オオグチボヤとかヒライソガニを初めて見た時みたいな】
　　　　　　　　＼／￣＼　　　　　　.i i＿＿＿_.l　　　　　　　.／￣ヽ／
　　　　　　　　　 ＼＿.ノ＼　　　　　.|_＿.__.＿_.|　　　　　 ／ヽ＿／
─────　　　 .＼　　 .＼　　　 | ━ | | ━ |　　　 .／　　　／　　　 ─────
　　　　　　　　　　　　 ＼　　　M　　|. ￣.| |.￣ .|　　M　　　 .／　　　　　　　　　　　　　　【そんな心境のカワイイナイアチャン】
　　　　　　　　　　　　　　＼　 mｍ/iヽ___| |___ノiヽｍm　 .／
　　　　　　　　　　_,,－''　　 ＼ｍm＼ニニニニ／mｍ／　 　｀－､、
　　　　　　_,,－''　　　　　　　　|　　┌､　　∧　, ┐　 .|　　　　　　　 ｀－､、
　　　　　　　　　 　　　　　　　.|　　　ヽ .∨　∨　/　　 |　　　　　　　　　　　　　　　　　　　【きょうはここまで】
　,'´＼　　　　　　 　 　 ／　　|　_,,－''´,.'.⌒｀､｀－､　　|　＼　　　　　　　　　　 .／｀i
　!　 　＼　　　　 　 _,,-┐　　|　｀－､　ヽ＿.,:' ._,,－''　 |　　　ｒ‐-､、　　　 　 ／　 　!
　ﾞ、　　　｀ー--＜´ 　 /　　 .|　 　　 / /ヽ ./ヽ＼　　 .| 　　 ﾞ、　　＞－一'′ 　　,'
　　y'　　　 　 　 　｀ヽ/ 　　　.|　　　└´　 V　　｀┘　 |　 　　ヽ '´　　　　　　　 　ｲ