みやちゆうきのハレ学劇場版Ⅱ『迷宮学園 ~放課後のラグナロク~』は大衆文化であると思った。
みやちゆうきのハレ学劇場版Ⅱ『迷宮学園 ~放課後のラグナロク~』というお芝居を見てきました。どこまでが団体名かイマイチ分からないですが、『ハレ学』というのが、企画名っぽいです。どんな団体かと、公式HPから引用すると…
2006年7月みやちゆうき(D)とみずのはやと(P)を中心として旗揚げ
11月、京都大学11月祭で第1回公演
「ハイスクール・ララバイ ~DOKI☆DOKI 合唱コンクール大作戦~」を上演する。
12月、演劇性のちがいにより解散。
みやちゆうきのハレ学劇場版Ⅱ|ハレ学とは
という感じで、その後も何回も解散を繰り返している劇団、もしくは、演劇企画みたいです。私も何回か見に行ってますが、実は、よく知りません。出、観に行った感想などです。
ミステリを演劇でやること
内容は、ミステリーでした。金田一少年の事件簿っぽい感じです。というか、思いっきり、パロネタがあったので、意識して作られてました。私は今まで、ミステリーのお芝居はみたことないのですが、色々と、推理しながら演劇を観るのも良いかな?と思えました。
例えば、飲み物(紅茶か珈琲)を配った後に、1人が毒殺されるシーンがあったのですが、配った順番、配る時に、「渡したか」、「取らせたか」で、色々と違うハズです。マンガの場合は、後から見返せるのですが、演劇だと、そういうシーンがない限り、観れるのは1度ですから、かなり注意してみてました。
後、ミステリーということで、「この中に犯人がいるんだろ?俺は部屋で独りで寝る!」と言った後に、殺害されるなど、分かりやすい死亡フラグがネタに入っているのも楽しいなーと。
主人公が推理を始めだした時に、例えば、「前後編にお芝居を別けて」、間に、情報整理のミニコーナーがあったりしたら楽しいな、と。ゲーム「ひぐらしのなく頃に」のエンディングの後の「お疲れ様会」みたいな雰囲気で。そうすると、殺人とか、陰惨なことが描かれても、「演劇ですよ」という部分を、思い出して、ちょっとほっとできるかな?とか。
なるほどなるほど。ミステリを演劇でやるのも楽しそうだぞ…と思っていたのですが…。
ブログ村ランキングです!
応援お願いします!
にほんブログ村
↑ジャンプ感想ブログランキングもチェックできます!
スポンサーリンク
その気持ちは、中盤ぐらいに見事に裏切られました。
ライトノベルでした。
私は、読んだ事がないので、ライトノベルっぽい…というのが、正確なのですが、まぁ、異能力者が跋扈する学園モノです。色々と推理していたことが、全部、水泡に帰しました。毒殺に関しては、飲んだ女の子が、護符か、紋章か、儀式か何かの力で復活しました。
殺された人も、人間としては死んだ扱いなんですが、復活してバトルに参加しました。「誰が俺を殺したんだよ!」みたいな台詞は、ミステリーで始めて聞きましたよ。推理の部分も、能力者の能力がどのように使われたか?で、ちゃんと、考えれば、推理できそうなモノなのですが、私は、グングニルを操る生徒会長が再登場して、能力を使った時に、考えるのをやめてしまったので、それは、ちょっと、もったいなかったです。
ハレ学は、以前、観た時に、「めだかボックス」を舞台化するなら、この団体だな!と思った団体なのですが、今回、能力者が出てくる学園モノを観て、その思いは達成されたように思えます。同人演劇になると、また、ニュアンスが変わってくるのだろうなぁ。関係者の人に飲み会か何かで「ナカノさんは何をしたいですか?」と言われて、「じゃあ、喜界島もがなさんで。」と言って、ドン引きされたのを覚えております。ちょっと考えを改めまして、牛深柄春さんの役で出演したいですね。
大衆文化である。
お芝居を観に行くにあたって、会場である『西部講堂』に向かっている時に、「ジャンプ感想で培ったモノがあるなら、小説とか文芸作品とか、マンガ以外にも、感想文章力が活かせるかも?」なんてことを考えていたのですが、途中で考えるのをやめて、目の前で起きることを楽しむことに徹したので、実は、テーマ性とかで感想を書くとなると、よく分からんです。
ちょっと考えたのは、「死んだ人が死なない」、「大怪我をしても治癒の能力で即座に回復できる」という部分を考えてみたいとは思いましたが…。死が死でない。人間とした死を迎えた後に、別の存在として動き、意思の疎通もできて、本人の記憶も引き継がれるなら、人間としての死とは何であるか?とか。でも、それって、どう考えても、今回の芝居のテーマじゃない(と思う)。
テーマがない訳ないのですが(なくても別に良いですが)、純粋に楽しもうと思って、楽しんできた訳で、ちょっと前に、めだかボックスで出てきた、須木奈佐木咲さんが言っていた『大衆文化』という言葉が合致するかな?と、最終的に行きつきました。金田一少年っぽくて、ライトノベルっぽくて、それらを揶揄った(?)ネタがあって、バトルシーンがあって、ダンスがあって…「これ、ジャンプを読んでいる人が楽しめる演劇だよな」とか、思いました。
もっとも、参加者の人に聞いたら、テーマとかも出てくるのかも知れませんが、観た感想としては、「大衆文化」という言葉が一番合致しました。大衆と言っても、多分、演劇を見たことがない人、日常的に観に行かない人の方が多いような気がしますし、その溝を埋める努力は必要な気がしますが、また、それは、別の話。
参考など
西部講堂(せいぶこうどう)は、京都大学吉田キャンパス西部構内にある厚生施設の一つ。京都大学所属のサークルのBOX(部室)等がある他、音楽コンサートをはじめとした各種イベントが不定期に開催されている。
京都大学西部講堂 - Wikipedia
初出は番外編 グッドルーザー球磨川。水槽学園では球磨川禊と同じ3年4組に所属。本当にじゃんけんで負けたのかどうかは不明だが、球磨川を生徒会長である蛇籠飽のもとに連れていくことになった。話しかけた際に球磨川がいきなり泣き出したり、その後何もなかったかのようにケロッとしたりしたのを見て球磨川に引くこととなる。
須木奈佐木咲とは (スキナサキサキとは) [単語記事] - ニコニコ大百科
P.S.
この記事に書いたことは、公演のアンケートに書いたことと、重なる部分が多いのですが、もしかしたら、「ディスってる」内容と思われたような気がします。もしも、関係者の人が、この感想を読んだとしたら、そんなつもりはなかったという部分だけは、伝えておかないといけないかな?と思いました。
_,,..r'''""~~`''ー-.、
,,.r,:-‐'''"""~~`ヽ、:;:;:\
r"r ゝ、:;:ヽ
r‐-、 ,...,, |;;;;| ,,.-‐-:、 ヾ;:;ゝ
:i! i! |: : i! ヾ| r'"~~` :;: ::;",,-‐‐- `r'^!
! i!. | ;| l| ''"~~ 、 i' |
i! ヽ | | | ,.:'" 、ヽ、 !,ノ
ゝ `-! :| i! .:;: '~~ー~~'" ゙ヾ : : ::|
r'"~`ヾ、 i! i! ,,-ェェI二エフフ : : :::ノ~|`T <イエーイ、ハレ学見てるー?
,.ゝ、 r'""`ヽ、i! `:、 ー - '" :: : :/ ,/
!、 `ヽ、ー、 ヽ‐''"`ヾ、.....,,,,_,,,,.-‐'",..-'"
| \ i:" ) | ~`'''ー---―''"~
ヽ `'" ノ まぁ、私のブログは、演劇関係者への拡散力は、そんなに強くないので、なかなか、届かないと思いますけどね。。。
スポンサーリンク
読んで欲しいです!自薦記事。
この記事の前後の記事。
同じカテゴリ内の前後の記事。
そろそろ別のサイトへ→
退出口