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逃げ上手の若君120話「顔合わせ1337」感想『ごねる斯波、膿吸い出し、差別と言葉』あらすじ+121話予想・ジャンプ感想35号2023年【ネタバレ注意】 #WJ35

カテゴリ：逃げ上手の若君、暗殺教室・感想+松井優征作品・感想
この記事にコメントする！comment数：0：『2023年07月』31日

あらすじ＆展開。

暗殺教室よろしく学生服でのC扉絵。時行軍が敵の背後をつき、北畠顕家の軍が利根川を渡河する。蝦夷と蔑まれる奥州武士は、段違いの強さを見せつけるのだが…！？

ごねる斯波。

数話をかけて利根川の戦いが描かれると思ったら、すぐに足利軍が撤退した。斯波家長が、あえて無様な様子を見せるというのは、予想外で面白かったです。

敵は欺けるかもしれないけど、味方側の士気が下がりそうですが、どうなんでしょ。

膿吸い出し。

今回の目玉シーン。どこか耽美な雰囲気があるのは、貴族と蝦夷、美醜が唇で繋がっているからでしょうか。よくよく考えれば、吸い出さなくても、竹筒を熱したりしたら、吸い出せそう。

実際は、方法というより、下賤の者に対して、訳隔たりのない立ち振舞ってのが、鮮烈でした。

差別と言葉。

北畠顕家の語る、差別に関する考え方。差も別も、そもそも存在するから、言葉だけ整えても無意味。大事なのは、経緯である…と。

キャラを通じて、作者の思想が語られているようにも思えるけど、作者が考える北畠顕家の人物評なのでしょう。

ぶっちゃけ、差別に関わるコンプライアンスは、年々激化してますが、言葉を禁じることにも意味はあるわけで、北畠顕家の思想を現代で語ると、高確率で炎上するでしょう。

仮に、作者の思想が反映されてるなら、「歴史漫画ですんで」という逃げ道が用意されているのは、逃げ上手ですね。

次号に続く。次回、結城宗広と？マークとは？次の戦場はどこなのか？122話でも戦開始か？

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