新潮社

『文学は予言する』(新潮社)刊行記念トークイベント

2023年2月3日(金)の19:00から、ブックファースト新宿店にて、鴻巣友季子さんの新著『文学は予言する』(新潮社)の刊行記念トークイベントが行われます。鴻巣さん、渡辺祐真(スケザネ)さんとともに登壇して、あれこれお話ししたいと思います。 イベント…

モーテン・H・クリスチャンセン&ニック・チェイター『言語はこうして生まれる』(塩原通緒訳、新潮社)書評

「日本経済新聞」2023年1月21日の書評欄に、モーテン・H・クリスチャンセン&ニック・チェイター『言語はこうして生まれる 「即興する脳」とジェスチャーゲーム』(塩原通緒訳、新潮社)の書評を書きました。 www.nikkei.com

書評:沖田瑞穂『すごい神話』(新潮選書)

『波』2022年4月号(新潮社)に、沖田瑞穂『すごい神話 現代人のための神話学53講』(新潮選書)の書評を書きました。 「現代に転生する世界の神話」と題して、ゲーム制作と絡めつつ同書の読みどころを述べております。 www.shinchosha.co.jp

「新潮」編集部編『パンデミック日記』(新潮社)の書評

『新潮』第118巻第8号、2021年8月号(新潮社)に、「新潮」編集部編『パンデミック日記』(新潮社)の書評を書きました。 同書は、52名の創作者たちが、2020年1月1日から12月31日まで、1週間ずつ書いた日記を並べたものです。 以前、『岩波新書解説総目録 19…

マーカス・デュ・ソートイ『レンブラントの身震い』の書評

「日本経済新聞」の2021年1月23日書評欄に、マーカス・デュ・ソートイ『レンブラントの身震い』(冨永星訳、新潮クレスト・ブックス、新潮社、2020)の書評を書きました。 原題をCreativity Code(創造性のコード)といって、人間における創造の規則(コード…

対談「能が知りたい!「古典の森へようこそ」」

安田登さんとの対談「能が知りたい!「古典の森へようこそ」」が「Webでも考える人」(新潮社)で公開されました(1カ月前に……。ツイッターではお知らせしておきながら、こちらに記録するのを忘れていたのでした)。 全3回に分けて掲載されています。 第1回…

『文字渦』&『投壜通信』刊行記念対談

2018年10月10日(水)はHMV&BOOKS SHIBUYA店で、円城塔さんと『文字渦』&『投壜通信』刊行記念の対談でした。 話題は、書店の歩き方や本の読み方から、日本語の来し方行く末、本居宣長に啄木の『ROMAZI NIKKI』、プログラミングや小説の書き方まで。 それに…

円城塔+山本貴光「文字の起源、文字の未来」

2018年08月31日(金)の夜に円城塔さんと対談します。 円城さんの新著『文字渦』(新潮社)の刊行を記念して「文字の起源、文字の未来」というタイトルで90分ほどお話しする催しです。

対談「文字とからだの密かな関係」配布資料

8月5日(日)は、青山ブックセンター本店で、安田登さんの新著『身体感覚で『論語』を読みなおす。』(新潮文庫)の刊行記念対談でした。 冒頭からご来場のみなさんとともに安田さんの声に従って『論語』学而の一節に節をつけて読み(謡い)、同じく金文を筆…

「人文的、あまりに人文的」最終回

東浩紀さんが編集長を務める「ゲンロンβ27」(ゲンロン)に、吉川浩満くん(id: clnmn)との連載対談書評「人文的、あまりに人文的」第20回を寄稿しました。 今回は、マーカス・デュ・ソートイ『知の果てへの旅』(富永星訳、新潮クレスト・ブックス、新潮社…

「知の果て、至上の時」

『波』2018年5月号(新潮社)にマーカス・デュ・ソートイ『知の果てへの旅』(冨永星訳、新潮クレスト・ブックス、新潮社)の書評を寄稿しました。 題して「知の果て、至上の時」。 同書の読みどころをご紹介しております。

マーカス・デュ・ソートイ『知の果てへの旅』

マーカス・デュ・ソートイ『知の果てへの旅』(冨永星訳、新潮クレスト・ブックス、新潮社、2018年04月)に推薦文を書きました。 どんな本かは、下の写真をご覧いただけましたら幸いです。 この推薦文を書くために、ゲラを拝読中、「むむ、デュ・ソートイさ…

『文体の科学』4刷★

拙著『文体の科学』(新潮社、2014)増刷の知らせが届きました。 同書は新潮社の季刊雑誌『考える人』に「文体百般」として連載したエッセイをもとにつくった本で、2014年11月に刊行したのでした。 それから3年と少しが過ぎたところで、このたび4刷となりま…

書評「一三〇〇年越しのミステリー」

『新潮』2017年06月号第114巻第6号(新潮社)に、書評「一三〇〇年越しのミステリー」を寄稿しました。 ご紹介したのは、池澤夏樹『キトラ・ボックス』(角川書店)です。 キトラ古墳をめぐる歴史・考古学ミステリー×国際陰謀という二重の謎がしかけられた百…

『考える人』と私

新潮社の季刊誌『考える人』が次号で休刊となるとのこと。創刊されたのは2002年夏ですから、15年ほど続いたことになりましょうか。 雑誌の休刊にことよせて私事を語るのもなんですが、同誌に関わる一齣として、エピソードを少々書きとめておこうと思います。…

3刷決定

2014年11月末に刊行した『文体の科学』(新潮社、ISBN:4103367717)、2刷が書店に配本されたというタイミングで、3刷が決定したとお知らせをいただきました。 お読みいただき、ありがとうございます。 なお、文体方面では、昨年の『ユリイカ』2014年11月号(…

刊行予定

*2014.11.27 発売されました。リブロ池袋本店でのブックフェアも始まっております。 *2014.11.21 「目次」と「関連イヴェント」を追記しました。 *2014.11.17 紀伊国屋書店のサイト「注目の本・書評で読む」へのリンクを追加しました。 *2014.11.05 新潮…

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季刊『考える人』2010年春号の特集「はじめて読む聖書」が、このたび『はじめて読む聖書』(新潮新書、ISBN:4106105829)として書籍化されることになりました。 目次をご覧いただくとお分かりのように、わたくしを除く全員が各方面の大先生であります。なに…

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★『考える人』2014年夏号第49号「特集=文庫 小さな本の大きな世界」(新潮社、2014/07、ISBN:B006Z6562K) 今福龍太さんが連載していた『書物変身譚』も単行本化したようですね。改めて読もう。 ⇒新潮社 > 考える人 http://www.shinchosha.co.jp/kangaeruhi…

「文体百般」のその後

新潮社の季刊誌『考える人』の2011年1月号から2013年4月号まで、全10回にわたって連載させていただいた「文体百般――ことばのスタイルこそ思考のスタイルである」は、従来、文学作品の文章と内容について言われることの多かった「文体」という見方を、文学に…

数学は美しいか

『考える人』No.45、2013年夏号(新潮社、ISBN:B00DHKRK08)の特集「数学は美しいか」で、以下の原稿などを担当させていただきました。 ・「数学の愉悦を味わうために」(イントロダクション) ・円城塔「天才数学者は、変人とはかぎらない」(インタヴュー…

次号の特集は「数学は美しいか」

『考える人』(新潮社)次号特集「数学は美しいか」で担当した六つの原稿(インタヴュー、翻訳を含む)のゲラを全て確認し終えました。 拙稿はともかくとして、聞き手を担当させていただいた三つのインタヴューは、大変読み応えのあるものになっております。…

辞書――ことばによる世界の模型

明けましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。 季刊『考える人』(新潮社)の2013年冬号(No. 43)に連載「文体百般――ことばのスタイルこそ思考のスタイルである」の第9回「辞書――ことばによる世界の模型」を寄稿しました。 第9…

天網恢恢疎にして漏らさず

新潮社の季刊誌『考える人』2011年秋号、「特集=考える料理」が発売となりました。 「川上弘美さんのもてなし料理」(カラー10ページ)を筆頭に、70ページ近い特集です。料理の発想やコツや考察など、面白くてためになる内容満載なのはよいのですが、一つだ…

文体百般/梅棹忠夫ブックガイド

少し前のことになりますが、2011年8月4日に発売された『考える人』(新潮社)No.37では、「追悼特殊 梅棹忠夫――「文明」を探検したひと」と題した特集を組んでいます。 同特集に、ブックガイド「世界をデッサンする――梅棹忠夫の10冊」を寄稿しました。 梅棹…

時間と空間に縛られて

新潮社の季刊誌『考える人』前号(2011年冬号)から、「文体百般――ことばのスタイルこそ思考のスタイルである」という連載を始めさせていただきました。 これは、主に書かれたことばを中心に、その意味内容はもちろんのこと、従来の文体論、スタイル論を踏ま…

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季刊誌『考える人』2009年夏号(新潮社、ISBN:B002DMI7WQ)が刊行されました。特集は「日本の科学者100人100冊」です。 今回は、企画のかなり早い段階からお声かけいただいて、100人100冊選定のお手伝いなどをしています。 探究すればいくら誌面があっても足…

書きすぎるにもほどがある?

新潮社の季刊誌『考える人』2008年夏号は、「小説より奇なり! 自伝、評伝、日記を読もう」という特集(ISBN:B001BELD1E)。今回も読みごたえがあります。 その特集の一環である「自伝・評伝をたのしむブックガイド」というコーナーに、科学分野担当として「…

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★『怪盗ジゴマと活動写真の時代』(新潮新書172、新潮社、2006/06/20、ISBN:4106101726) 明治・大正期(について)の文献を読んでいると、ときおり「ジゴマ」という名前に出くわすことがある。たとえば、こんなくだり。 大正四年の頃、私が二十円拾って、一…

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★『新潮』第101巻第10号、2005年10月号(新潮社) 以下は目次の一部。 ・清水博子「vanity」 ・多和田葉子「U.S.+S.R. 極東欧のサウナ」 ・金原ひとみ+斎藤環「女性性の根源へ」 ・島田雅彦+中沢新一「列島文化防衛論——縄文・天皇・ナショナリズム」 ・A.…