都内の新築マンション、24年は年収の「17倍」に…全国平均でも2年連続で「10倍」超える
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不動産調査会社の東京カンテイは、2024年に新規分譲された新築マンションの平均価格(70平方メートル換算)を地域の平均年収で割って算出する「年収倍率」について、全国平均が10・38倍になったと発表した。8年連続で前年を上回っており、23年に続いて10倍を超えた。

全国の新築マンションの平均価格は23年比6・3%増の4835万円、平均年収は3・3%増の466万円だった。
都道府県別で年収倍率を見ると、最も高かったのは東京都の17・00倍で、東京都と神奈川、千葉、埼玉の3県を合わせた首都圏では13・74倍となった。一方、最も低かったのは香川県の6・38倍だった。

24年に10倍超となったのは24都道府県で、23年の18都道府県から増えた。新たに福島県や岡山県などが10倍超となった。築10年の中古マンションの平均価格から算出した年収倍率も発表され、全国平均は7・55倍、都道府県別で最も高い東京都は16・90倍だった。東京カンテイは、「地方でも1億円を超える高額物件が増え、平均価格を押し上げている」と指摘している。




























