水島地域
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/20 08:55 UTC 版)
交通
公共交通は倉敷駅発着が主体になっているため交通機関同士の連絡は一部を除き図られていない。水島市内が鉄道、西の連島地区が両備バス、東の福田地区が下電バス(倉敷駅 - 児島駅)などに住み分けができている。一部に、連島地区にある両備バス霞橋車庫から玉島地域のJR新倉敷駅への路線も運行されている。また、ターミナル駅又はバスターミナルが無いため東西の移動はタクシーもしくは自家用車が中心である。
水島駅前にごく一部の路線バスしか乗り入れていないのは岡山駅に行くためには倉敷駅で乗り換えが必要なこと(倉敷市駅から徒歩約3分)と、行政機関や繁華街の集中する栄町や常磐町等から離れていることが大きな要因と考えられる。以前、鉄道が倉敷市交通局の頃、山陽本線に乗り入れる構想があったが実現には至らなかった。
鉄道
バス
太字は水島地域内に位置するバス停。
- 路線バス(主なバス路線とバス停)
- 両備バス
- 倉敷駅 - 四十瀬球場前 - 江長十字路・ヤットコ・連島・ドンドン・霞橋車庫
- 倉敷駅 - 市役所 - 江長十字路・浦田・観音堂・栄町駅北・青葉町・ヤットコ・連島・ドンドン・霞橋車庫
- 下電バス
- 倉敷駅 - 大高 - 浦田駅前・観音堂・松竹梅・福田運動公園前・呼松・塩生 - 児島駅
- 岡山空港リムジンバス
(山陽道経由)
道路
市内の道路は非常に整備が行き届いており一部を除き渋滞は少ない。一方、地域間を結ぶ道路が比較的脆弱である。通勤者が多く住む北の中島地区・真備町・総社市、西の高梁川対岸の玉島地域や浅口市などを結ぶ道路整備が遅れている。特に、高梁川を渡る国道429号の新霞橋と水玉ブリッジラインの水島大橋は朝夕の渋滞が激しく、新たな架橋計画が進められている。
- 瀬戸中央自動車道
- 水島インターチェンジ - 水島の名称が付けられているが、所在している曽原・福江は水島地域ではなく児島地域(郷内地区)になる。
- 国道429号 - 旧国道2号。水島地域内は連島町西之浦を通る。
- 国道430号 - 市街地と工業地帯の境を東西に走り国道2号と児島地域を結んでいる。
- 水玉ブリッジライン - 玉島地域を結ぶ岡山県道398号水島港唐船線の一部、2006年4月1日無料化。
- 児島線 - 岡山県道62号玉野福田線と岡山市を結ぶ岡山県道21号岡山児島線と併せた総称。
- 産業道路 - 岡山県道188号水島港線、鉄道に並行して工業地帯のために整備された。
- 大高街道 - 岡山県道274号福田老松線、倉敷地域を結ぶ最も古い道路。
- 五軒屋・海岸通線 - 一部分岡山県道275号藤戸連島線、浦田・江長十字路を跨ぎ市街地の西側を通り工業地帯までを南北に貫く、片側三車線の幹線道路。
- 鷲羽山スカイライン - 岡山県道393号鷲羽山公園線1995年無料化。
- 70m道路 - 岡山県道428号倉敷西環状線の一部分、道路中央部が緑地帯になっている。
- 古城池線 - 「倉敷駅前古城池霞橋線」、倉敷地域を結ぶ主要市道。古城池トンネルは開通当初有料だったが、1977年に無料化された。
- ^ 倉敷市は2011年3月に策定した「都市計画マスタープラン」[1] の「地域別まちづくりの方針<地域別構想>」[2] において、水島支所管轄エリアを水島地域と設定している。
- ^ a b c d e f g h i j k l みずしま財団
- ^ a b c 岡山県大百科事典編集委員会編集『岡山県大百科事典』(1979年)山陽新聞社
- ^ a b c d e 岡山県編集発行『水島のあゆみ』(1971年)
- ^ a b c d e f 巌津政右衛門 『岡山地名事典』(1974年)日本文教出版社
- ^ a b c d e f g 下中直也 『日本歴史地名体系三四巻 岡山県の地名』(1981年)平凡社
- ^ a b 渡辺光・中野尊正・山口恵一郎・式正英『日本地名大辞典2 中国・四国』(1968年)朝倉書店
- ^ 当時の水島は、柏島もしくは乙島、あるいは両島周辺を指した。
- ^ 倉敷市ホームページ
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