水島哲也
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/03/12 14:59 UTC 版)
「ぼくのミステリー新聞」の記事における「水島哲也」の解説
赤松小学六年生。クラスの男子からはいじめられ、女子には邪険に扱われる典型的ないじめられっ子。数人で騒ぐより一人でいることのほうが好き。本人いわく「ちょっと泣き虫で、クラスでいちばんちび」で「体育も苦手」であり、「だらしがないとか、のろまだとか女子」に言われている。忘れ物は多く、鉛筆もよく無くす。そのため、あだ名は「クズテツ」であり、執拗にいじめられる。好きなものは図工と読書とミステリー。ピラミッド、ピサの斜塔といった、古代、中世の建造物に絡むオカルトものが大好き。物語の後半、父親からロンゴロンゴの複製をもらって喜ぶほどである。物語始め、クラスメートの未来を予言する学級新聞を書き(厳密にいうと、書いた記事がクラスメートの記事に変わっていた)、しかも、的中したため、クラスメートから注目される。その後も、クラスメートの未来(どれもが不幸になる未来)を書いた「ミステリー新聞」(本人はこの名称を好ましく思っていなかった)を発表し、的中させていく。始めはクラスメートからちやほやされ、本人も人気者扱いされていると勘違いしていたが、次第に傲慢な態度をとり始め、クラスメートから疎遠な態度をとられる。最終章にて、社会科見学中誰にも声をかけられず一人で昼食をとることになった結果、自分が周囲から忌み嫌われていることを痛感し、今までの清算の意味を込めて最後のミステリー新聞を発表する(ただし、これはあくまで哲也自身の清算であるため、クラスメートたちにこのことが伝わっているかどうかは不明である)。
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