seize
別表記:シーズ、シィーズ
「seize」とは、突然つかむという動作のことを意味する表現である。
「seize」は、「突然ぎゅっとつかむ」という物理的な意味以外にも、機会やチャンスといった形のないものをつかむというケースにも用いられ、「要点をつかむ、好機をとらえる」または「事態をさっと飲み込む」などの意味で使われる言葉でもある。しっかり握るという意味では「grasp」も「seize」と同義であるが、「grasp」は物理的に身体に及ぼす行為を言い表すにとどまり、機会をとらえるなどといった、形のないものには用いることはできない。
なお「seize」には動詞の用法しかなく、「つかむこと・没収品・発作」などのように名詞として用いる場合は「seizure」となる。
「seize the day」とは、直訳すると「今日をとらえる」「今日を自分のものにする」となり、転じて「今を生きる」と意訳されるフレーズである。フレーズの元ネタは、ロビン・ウィリアムズ主演で1989年に公開されたアメリカ映画「Dead Poets Society」で邦題は「今を生きる」。この映画の中で、高校教師である主人公のロビン・ウィリアムが生徒に向かって「Seize the day. Make your lives extraordinary.(今を生きろ、最高の人生をつかむのだ)」と言葉を放ち、人生の素晴らしさを説いた一節からの引用となる。
「seize with」とは、「seize with~」という構文で「~でガシッととらえる」という意味になる。たとえば「seize with teeth」であれば「噛みつく」ことをいう。また「seized with~」と受身形で用いて「~にとらわれる」という言い方もある。「I was seized with fear.(私は恐ろしくなった)」というような使い方である。
また、形のないものをとらえる場合には「I was often seized by despair.(私はしばしば絶望感に襲われた)」、「A sudden fear seized her.(突然の恐怖が彼女を襲った)」、「I seized his point immediately.(私は彼の言いたいことがすぐにわかった)」、「We should try to seize the moment to achieve it.(私たちは成功するために、そのチャンスをつかんでいきたい)」、「The engine seized up.(エンジンが突然動かなくなった)」などの使い方がある。
「seize」とは、突然つかむという動作のことを意味する表現である。
「seize」とは・「seize」の意味
「seize」とは、突然にものをガシッとつかむという意味を持つ動詞である。つかむという行為には、「seize」のほかに、手に取るという意味で一般的に用いられている「take」や、しっかり握るという意味で用いられる「grasp」といった言葉もあるが、「seize」の場合は、突然ぎゅっと素早くつかむ、という強引なイメージも内包する意味になる。これは強い力によって行為に及ぶというニュアンスを喚起し、権力が力を行使して財産を没収したり、人を検挙したり、暴力などの手段を用いて力ずくで何かを占拠したり略奪したりする場合の「つかむ」行為を表す際に使用されるものである。そのため「捕まえる・強奪する」「押収する・没収する」「逮捕する・検挙する」「(機械などが)急に動かなくなる」など、文脈によって語意を広く持つ言葉でもある。「seize」は、「突然ぎゅっとつかむ」という物理的な意味以外にも、機会やチャンスといった形のないものをつかむというケースにも用いられ、「要点をつかむ、好機をとらえる」または「事態をさっと飲み込む」などの意味で使われる言葉でもある。しっかり握るという意味では「grasp」も「seize」と同義であるが、「grasp」は物理的に身体に及ぼす行為を言い表すにとどまり、機会をとらえるなどといった、形のないものには用いることはできない。
なお「seize」には動詞の用法しかなく、「つかむこと・没収品・発作」などのように名詞として用いる場合は「seizure」となる。
「seize」の発音・読み方
「seize」の発音記号は「síːz」となり、日本語読み風にカタカナ表記すると「シィーズ」である。発音の目安としては「síː」で舌先を前歯の付け根に近づけて隙間から「シィー」と息を伸ばして発声し、「z」でその舌の位置のまま隙間から「ズ」と息を出す発音イメージである。「seize」の語源・由来
「seize」の語源は、9世紀から14世紀にかけてフランス北部を中心に話されていた古期フランス語の「seisir」にさかのぼる。「seisir」とは「人が所有しているものを取る」という意味で、「取る」という行為が「seize」の語意を形成する主要な要素となる。「seize」を含む英熟語・英語表現
「seize the day」とは
「seize the day」とは、直訳すると「今日をとらえる」「今日を自分のものにする」となり、転じて「今を生きる」と意訳されるフレーズである。フレーズの元ネタは、ロビン・ウィリアムズ主演で1989年に公開されたアメリカ映画「Dead Poets Society」で邦題は「今を生きる」。この映画の中で、高校教師である主人公のロビン・ウィリアムが生徒に向かって「Seize the day. Make your lives extraordinary.(今を生きろ、最高の人生をつかむのだ)」と言葉を放ち、人生の素晴らしさを説いた一節からの引用となる。
「seize with」とは
「seize with」とは、「seize with~」という構文で「~でガシッととらえる」という意味になる。たとえば「seize with teeth」であれば「噛みつく」ことをいう。また「seized with~」と受身形で用いて「~にとらわれる」という言い方もある。「I was seized with fear.(私は恐ろしくなった)」というような使い方である。
「seize」の使い方・例文
「seize」の使い方・例文としては、物理的につかむという意味合いで「The mother seized her child by the arm.(母は子どもの腕をつかんだ)」、「The robber seized the bag from her hand.(強盗はかばんを彼女の手から奪い取った)」、「The child seized his father's arm in terror. (子どもは怖くなって父の腕をぎゅっとつかんだ)」、「The army seized the town.(軍隊は街を占拠した)」などを挙げることができる。また、形のないものをとらえる場合には「I was often seized by despair.(私はしばしば絶望感に襲われた)」、「A sudden fear seized her.(突然の恐怖が彼女を襲った)」、「I seized his point immediately.(私は彼の言いたいことがすぐにわかった)」、「We should try to seize the moment to achieve it.(私たちは成功するために、そのチャンスをつかんでいきたい)」、「The engine seized up.(エンジンが突然動かなくなった)」などの使い方がある。
「seize」の例文・使い方・用例・文例
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