PITHとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 学問 > 生物学用語 > PITHの意味・解説 

英訳・(英)同義/類義語:marrow, pith

一般的に内相外相別れている組織内部部分を示す用語。骨の内部部分を示す骨髄植物の維管束取り囲まれ内側部分など。顕微鏡観察に使うピスは、ニワトコの木の髄である。
「生物学用語辞典」の他の用語
個体の器官や組織など:  骨端  骨組織  骨膜  髄  髄質  髄鞘  鰓し

(PITH から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/08/04 05:40 UTC 版)

ナビゲーションに移動 検索に移動
イチイ科の木の切断面。中心の暗い円状部分(直径約 1mm)が髄である。
ニワトコの大きく硬い髄(粗い目の白い部分)、その外側の木部(滑らかな薄黄色の部分)が見られるよう、斜め方向に切断したところ。目盛りは mm。

(ずい)は維管束植物に見られる構成要素である。これは柔らかい海綿状柔細胞からなり、(草本木本を問わず)真正双子葉類の中心、および単子葉植物の根の中心に位置する。木部(木質組織)によって輪状に囲まれ、さらにその外は師部樹皮組織)によって囲まれる。植物によっては硬質な髄を持つものもあるが、殆どの植物では軟質である。クルミなど二、三の植物の髄は、多数の小さな空洞からなる独特な仕切構造を持つ。

"pith" という英語は古英語piþa から来ている。これは「構成要素」という意味で、中世オランダ語で果物のくぼみを意味する pit と同源である。Katsouris と Counsell (2009) は髄について多くの優れた著作を出している。

髄の直径は、硬質な髄ならば約 0.5mm から 6-8mm である。新しい若枝のまさに成長中の髄は、一般に白か薄茶色であり、通常は年を経て黒ずんでくる。(高木低木を問わず)樹木の場合、髄は順に年輪で囲まれてゆく。これは殆ど目立たない場合もあるが、常に樹幹や枝の中心で見られる。 髄の外縁で他の部分と異なる細胞が発達する植物もある。この細胞層を髄冠 (perimedullary region) と呼ぶ。この種の植物の例としてはセイヨウキヅタが挙げられる。

マメ科およびその近縁の植物の髄は、ピスヘルメットの材料として使われる[1]

サゴヤシのようないくつかの植物の髄は、人間の食用になる。

脚注



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

','','','','','','','','','','','','','','','','','',''];function getDictCodeItems(a){return dictCodeList[a]};

すべての辞書の索引

「PITH」の関連用語

1
90% |||||

2
90% |||||

3
90% |||||


5
72% |||||






PITHのお隣キーワード
検索ランキング
';function getSideRankTable(){return sideRankTable};

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



PITHのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
JabionJabion
Copyright (C) 2025 NII,NIG,TUS. All Rights Reserved.
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの髄 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS