れい‐ぎ【礼儀】
読み方:れいぎ
1 人間関係や社会生活の秩序を維持するために人が守るべき行動様式。特に、敬意を表す作法。「—にかなう」「—正しい人」「親しき中にも—あり」「—作法」
[用法] 礼儀・作法——「物を食べながら人に会うのは礼儀(作法)に反する」のように、人と接する時の態度の意では相通じて用いられる。◇「礼儀」は対人関係での気配りや敬意、慎みの気持ちにもとづく行動の規範である。「作法」は対人関係に限らず、礼儀にかなった一定の行動のしかたを言う。◇「年賀状をもらったら返事を出すのが礼儀だ」は「作法」では言えないし、「お茶の作法を覚える」を「礼儀」とは言えない。◇「作法を知らない」と言えば単にその知識がないだけである場合も多いが、「礼儀を知らない」では、敬意や慎みの気持ちがなく、常識に欠けることを非難する意が含まれてくる。◇類似の語に「行儀」がある。「行儀の悪い子」「行儀よくすわっている」のように、礼儀にかなった立ち居のしかたの意で使う。
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礼儀
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/07 00:22 UTC 版)
子曰く、「詩に興り、礼に立ち、楽に成る。」孔子曰く、「礼に非ざれば視ること勿かれ、礼に非ざれば聴くこと勿かれ、礼に非ざれば言うこと勿かれ、礼に非ざれば動くこと勿かれ。」周礼は五礼て、つまり吉礼、凶礼、賓礼、軍礼、嘉礼です。吉礼によって国家の天神、祖霊、地神を祭り、凶礼によって国家の苦難を哀憚し、救う。賓礼によって周王室と他国あるいは国家間を友好親善たらしめ、軍礼によって国家同士を協調させ、嘉礼によって万民を互いに和合する。五礼のうち、とくに吉礼(祭祀)、凶礼(喪葬)、嘉礼(冠婚)などを中心として取り上げ、殷周信仰や古来の習俗。 周礼解説名系吉礼 天地鬼神の祭祀(邦国の鬼神につかえる) 郊祀、大雩、朝日、夕月、祓禊 凶礼 葬儀・災害救済(邦国の憂いを哀れむ) 既夕礼、士虞礼 賓礼 外交(邦国に親しむ) 士相見礼、燕礼、公食大夫礼、覲礼 軍礼 出陣・凱旋(邦国を同じくする) 大射、大儺 嘉礼 冠婚・饗宴・祝賀(万民に親しむ) 飲食之礼、婚冠之礼、賓射之礼、饗燕之礼、脤膰之礼、賀慶之礼
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礼儀
「礼儀」の例文・使い方・用例・文例
- 彼らは女王の前で礼儀正しくおじぎした
- 礼儀正しい人
- 法廷に出頭したときは,礼儀をわきまえるように
- 彼女は彼が礼儀知らずだと私にこぼした
- 礼儀にかなった行動
- レストランで大声で話すのは礼儀にかなっていない
- 当たり前の礼儀
- 君はあのとき礼儀をわきまえて譲歩するべきだったのに
- 礼儀正しいふるまい
- 人を指さすのは礼儀に反する
- うわべだけの礼儀正しさ
- なれなれしさは軽べつを招く;親しき仲にも礼儀あり
- 上品な礼儀作法
- 彼女は先生に礼儀正しくあいさつした
- 礼儀作法
- 彼は礼儀をわきまえていない
- 女性に話しかけるときはもっと礼儀正しくてもいいでしょうに
- 彼は礼儀作法に反していた
- 日本人は概して礼儀正しくて控えめだと言われている
- 礼儀正しい子供
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