清流企画
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汐見ゆとり 前作『らーめん才遊記』の主人公で、芹沢が経営する「清流企画」の従業員。芹沢の指名で平社員からいきなり社長に就任した。
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清流企画
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/10 07:31 UTC 版)
汐見ゆとり〈22〉 本編の主人公。 母は有名料理研究家の汐見ようこであり、食に関する技法や味覚はしっかり育てられている。 母の食育の影響で、ラーメンなどいわゆるジャンクフードを食べたことが無かったが、母の敷いたレールのままフランスの料理学校へ留学するのに疑問を持って家出し、離婚していた実父の元へ。 実父に連れられて初めて食べたラーメンに感動し、「清流企画」の面接を受けにくる。 おおよそ社会常識や人間関係の機微を読むという能力に欠けており、本人に悪気はなくとも率直すぎる発言が他人を苛々させることもしばしばある。 料理そのものへの知識や感覚は非凡で、味覚も鋭いが、食したラーメンを「トボトボ」「ワクワク」と表現するなど言語化、客観化できていないことが多い。 芹沢からも「ワクワクとはなんだ?」という宿題を出され、なでしこラーメン選手権予選中に「料理はバランスだが、ラーメンはアンバランス」とその「ワクワク」の正体を自覚することになる。 新作ラーメンやコンサルタントのアイデアをひらめいた際には「ピッコーン!」の声と共に指1本たてた両腕を伸ばす。これは他の登場人物にも揶揄されている(終盤では芹沢に真似をされ、本人も衝撃を受ける)。 芹沢達也 フード・コンサルティング会社「清流企画」の社長。前作『ラーメン発見伝』の主要登場人物。 前作に引き続きラーメンに対する飽くなき探究心と知識・能力を見せ、さらに今作ではフード・コンサルタントとしての卓越した手腕も発揮する。 ゆとりに対しては彼女の言動に苛立ちつつもその能力は認め、フード・コンサルタントとして指導していく。 ラーメン調理時に万が一でも髪の毛が入らないようにスキンヘッドにしているとは作中での本人の弁。前作の時点でそう語っているが、前作で登場人物に「ハゲ」呼ばわりされた時や、本作で後述の石原の父に昔は髪もフサフサだったと述懐された時には不愉快な表情になっている。 河上堅吾〈40〉 「清流企画」社員。温厚な常識人でゆとりに親身に接する。既婚者。 「らあめん清流房」の看板メニュー「濃口醤油らあめん」の弱点に気づいているなど、舌は鋭敏なものを持っている。 前作には登場せず、また芹沢と安本との確執を知らない。 白坂隼人〈34〉 「清流企画」社員。 数多くの女性と付き合っており、女性のラーメン事情などに詳しい。 気さくな人柄ではあるが、二股をかけていたり人妻と不倫していたりなど、女性関係については不義理が目立つ。 また、不義理が原因でゆとりが白坂の二股の相手と勘違いされるなど迷惑を被ることもあった。 夏川彩〈26〉 「清流企画」社員。 茨城の実家でラーメン屋「夏川食堂」を営んでいた両親の姿を見て育ち、自らもその跡を継ぎたいと考えていた。 しかし、彩が中学一年の頃、父親がガンで死去し店も閉店してしまう。 店舗そのものは物置として残っており、もう一度再開させるのが夢。 もともとはそのための修行として芹沢が店主のラーメン屋「らあめん清流房」にスタッフとして勤めていたが、人事異動で清流企画に配属されたため、清流房に戻りたいと考えている。 須田正史〈24〉 「清流企画」社員。気弱な性格の元ラーメンオタク。ゆとりと共に仕事をする場合に業界事情を解説することも多い。 夏川ともども酒癖が悪く、後述の武田剛三は夏川や須田らを誘って呑んだ際に被害に合い、以後は一緒に呑むことを拒絶されている。
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