枝とは? わかりやすく解説

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え【枝】

読み方:え

草木のえだ。「が—」「下—(しずえ)」

(つき)の木のこちごちの—の春のの」〈二一〇〉


えだ【枝】

読み方:えだ

【一】[名]

や幹から分かれて出た部分つけたり、さらに小枝出したりする。「—もたわわに実がなる」

本(もと)となるものから分かれて出たもの。「—道」「話の—

子孫一族。うから。

「今に—広ごり給へり」〈大鏡道長上〉

人間の手足。四肢(しし)。

其の—を引き闕(か)きて」〈記・中〉

【二】接尾贈り物木の枝につけて差し出したころから助数詞贈り物数える語。

「雉(きじ)一—奉らせ給ふ」〈源・行幸

[下接語] 打ち枝・上(うわ)枝・折り枝・枯れ枝小枝・小(さ)枝・下枝・作り枝釣り枝役枝連理の枝


し【枝】

読み方:し

[音](呉)(漢) [訓]えだ

学習漢字5年

[一]〈シ〉

木のえだ。「枝葉樹枝分枝楊枝(ようじ)」

分かれ出たもの。「枝族連枝

[二]〈えだ〉「枝葉枝道小枝

名のり]え・しげ・しな

難読枝折(しおり)・下枝(しずえ)・枝垂(しだ)れ・上枝(ほつえ)


し【枝】

読み方:し

接尾助数詞細長い物を数えるのに用いる。「長刀(なぎなた)一—」


よ【枝】

読み方:よ

えだ。一説に、花びらとも。

この花の一—の内に百種(ももくさ)の言(こと)そ隠(こも)れるおほろかにすな」〈万・一四五六〉


読み方:えだ
【英】branch

とは、ツリー構造における分岐のことである。

例え2分木では、各節から分岐する枝は2本以下となる。


読み方:えだ
【英】:edge, arc, branch

グラフ定義する構成要素. 平面上に幾何学的に表現されグラフにおいて, 有向グラフ場合点と点を結ぶ矢線で表され, 無向グラフでは(曲)線分表される. 枝は, 辺, 弧, 線などとも呼ばれる. 英語では, 有向グラフarc, 無向グラフedge使い分ける流儀もある.

「OR事典」の他の用語
グラフ・ネットワーク:  最近近傍法  有向グラフ    枝    点連結度  無向グラフ

作者庄司肇

収載図書わが弾片
出版社沖積舎
刊行年月2002.2
シリーズ名庄司肇コレクション


作者木原浩勝

収載図書隣之怪―木守り
出版社メディアファクトリー
刊行年月2007.6


読み方:えだ

  1. 兄弟同胞、又は下肢のこと。

読み方:えだ

  1. 娘ノコトヲ云フ。〔第六類 人身部・長野県〕
  2. 娘。
  3. 〔的〕娘のこと、「スメ」に同じ。
  4. 娘。秋田地方〕 自分の子供。〔香具師
  5. 伜。親(幹)から分れたのを形容して。〔香〕
  6. 娘。「てきや」は「自分の子供」の意に用いる。

分類 ルンペン大阪、的、長野県露店商、香、香具師


読み方:えだ

  1. 同胞。〔第二類 人物風俗
  2. 兄弟同胞を云ふ。

読み方:えだ

  1. 下肢。〔第二類 人物風俗
  2. 足。
  3. 下肢を云ふ。

分類 ルンペン大阪

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読み方:エダeda

所在 滋賀県大津市


読み方:エダeda

所在 大分県竹田市

地名辞典では2006年8月時点の情報を掲載しています。

読み方
えだ
えださき
しげ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/03/04 23:21 UTC 版)

折れて樹木から離れて流されてしまい、打ち上げられた枝

(えだ)とは、

  • 草木のえだ[1]。植物の主たる幹から分かれた茎[2]。(多年生の維管束植物の)から分かれた[3]
  • ものの“本”(本筋・本体など)から別れ出たもの[3]。「枝道[3]

概説

枝とは、草木(植物)の幹から分かれた茎、あるいは分かれた茎や葉の総称である。人々に馴染みの深いのは樹木の枝である。が、広義には、藻類などの、分枝構造で樹木の枝に外観が似ているものもこの名で呼んでいる[3]。→#植物の枝

人は、身近なことを用いて概念的なことや高度なことを理解する[4]。人にとって草木は身近なものであり、様々なことをしばしば草木の枝になぞらえて理解している。

漢字では木の根元部分や中心部分(幹の部分)を示すために、「木」の字の縦線の下方に横向きのしるしをつけ「本」と書く。 戦国時代の武士は、日ごろ拠点にしている本城(根城)に対して、その他にある枝城と呼ぶことがあった[5]。中世や近世の日本において、新田を開発したことで元の村(本郷、元郷)から分出した村を枝郷と言った。

道の枝分かれ。人生の分かれ道、決断の場面がしばしばこのような絵で表現される。

日本語では木以外の「枝」に木偏(きへん)抜きのの漢字があてられていることや(支流支線支社)、の漢字があてられて表現されていることがある(分岐など)。

植物の枝

枝という名称は、が成長してできたをひとかたまり、ひと単位として呼ぶ総称である[3]。広義には、外観がそれに似た分枝構造もこの名で呼び、たとえば藻類の分岐構造についてもこの名称を用いることがある[3]

枝分かれすることや、枝分かれした部分を学術的には分枝と言う。生物学的に言うと、植物の分枝にはいくつか様式があり、同じ勢力で2分することを繰り返すのが二叉分枝と呼ばれ、これが系統学的には古いもの、とされている[6]。この二叉分枝から単軸分枝仮軸分枝が派生することになった[6]

植物の枝の関連項目

信仰と枝

キリスト教

カトリック教会・ルーテル教会などの枝の主日では、棗椰子(なつめやし)棕櫚(しゅろ)などヤシ科の植物などの枝(現代の植物学的に言えば「葉」にあたる)を聖別する。正教会では聖枝祭に相当する。これは、イエスがエルサレムに入城する時、群衆が棗椰子の枝を持って、当時 王を迎える時にしていたのと同じように迎え入れたことにちなむ。

その翌日のこと、祭りにきていた群集は、イエスがエルサレムにこられると聞いて、シュロの枝を手に持ち、迎えに行った。そして叫んだ。 「ホサナ。主の名によってこられる方に、祝福あれ、イスラエルの王に。」 — ヨハネ 12:12-13

また次のたとえはしばしば言及される。

わたしはぶどうの木、あなたがたはそのである。もし人がわたしにつながっており、またわたしがその人とつながっていれば、その人は実をゆたかに結ぶ。 —  新約聖書、『ヨハネによる福音書』 15:5、イエスの言葉

日本の仏教や神道

日本の仏教ではシキミの枝が供養などに用いられることがある。仏壇の脇に配置したり、墓前に供えたりする。

神道ではサカキの枝が神事に用いられることがある。

情報と枝

ツリー構造

情報工学ではデータ群やファイル群などを、樹木に似せたツリー構造(木構造)で構築することがあり、そこではノードから分かれた先を枝と呼ぶことがある。

フローチャートの枝分かれ

また、命令の一連の流れが枝分かれすることをbranch分岐)と言う。なお分岐する先をあらかじめテーブル(表のようなもの)の形であらかじめ書き込んでおくものをbranch table(ブランチ・テーブル、ジャンプ・テーブル、分岐テーブル)と言い、これによってプログラムを簡略化できる[7]

脚注

  1. ^ デジタル大辞泉「枝」
  2. ^ 大辞林
  3. ^ a b c d e f 広辞苑 第五版 p.295「枝」
  4. ^ こうしたことを学術的には概念メタファーとも言う。
  5. ^ 出城とも
  6. ^ a b 岩波 生物学辞典 第四版 p.129「枝」
  7. ^ [1]

関連項目


出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2011/04/29 10:46 UTC 版)

眼窩下動脈」の記事における「枝」の解説

眼窩下管の中で、二つの枝が別れる眼窩枝:下直筋下斜筋涙嚢栄養供給する 前上歯槽動脈上顎切歯臼歯上顎洞粘膜栄養供給する顔面において、いくつかの枝が眼窩内眼角および涙嚢向けて走り顔面動脈の枝である眼角動脈吻合する。他に鼻に向けて走行し眼動脈の枝である鼻背動脈吻合する枝がある。また、上唇挙筋口角挙筋の間を走行し顔面動脈顔面横動脈頬動脈吻合する枝がある。

※この「枝」の解説は、「眼窩下動脈」の解説の一部です。
「枝」を含む「眼窩下動脈」の記事については、「眼窩下動脈」の概要を参照ください。

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出典:『Wiktionary』 (2021/08/11 12:32 UTC 版)

発音(?)

熟語


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