東京府とは? わかりやすく解説

東京府

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/08/08 15:54 UTC 版)

東京府(とうきょうふ[1])は、かつて存在した日本府庁所在地東京市麹町区有楽町二丁目(現在の千代田区丸の内三丁目)。




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東京府

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多摩地域」の記事における「東京府」の解説

多摩3郡が神奈川県属していた1872年明治4年12月行政区画地図 多摩郡内の旧幕府旗本領は韮山県品川県などに編入されたが、川越藩領との移管含めて、各町村ごとの管轄変遷極めて錯綜している。1871年明治4年8月29日旧暦7月14日)の廃藩置県後同年12月旧暦11月)に多摩郡は東京府と入間県分割されたが、多摩郡内が横浜居留する外国人遊歩区域含まれるとの神奈川県知事陸奥宗光の上申により全域神奈川県移管された。ただし、東部中野村ほか31現在の中野区杉並区)は1872年明治5年9月再び東京府へ移管された。1878年明治11年11月施行され郡区町村編制法により、神奈川県管下区域3分割され西多摩郡南多摩郡北多摩郡に、東京府管下区域東多摩郡となったこの後多摩3郡は1893年明治26年)に東京府へ移管された。この理由は、帝都水源である多摩川玉川上水を東京府の管理下に置くためとされた。しかし当時政府日清戦争備えて海軍力増強予算帝国議会成立させるめだったという説もある。それは、この時期多摩地域自由民権運動中心でもあり、この時期には自由党地盤でもあった。これは、多摩地域養蚕業中心とした製造業者とそれを横浜港から輸出する流通業者多く軍事よりも産業振興求める層だったからであるといわれている。軍事大増強を阻もうとする自由党地盤行政区画変更という手段解体したのではないかというものである移管の際に反対運動中心となったのは自由党戦闘組織である三多摩壮士団だった。大阪事件以降村野常右衛門森久保作蔵東京市政において大正末頃まで大きな影響力を及ぼす。多摩名望家民権家で同時に多様な集団受け皿となった人物多く輩出している。 1895年明治28年)に内務省東京15区政府管理下に置くために「東京都制および多摩設置法案」を出したが、帝国議会東京市民から自治権を奪うものだとして反発を受け、成立には至らなかった。しかしこの時期、「多摩県」構想や「武蔵県構想実際に存在した。 「多摩県」構想は、多摩3郡のみで県を構成する案だった。この構想での県庁所在地は、八王子市である。一方、「武蔵県構想は、東京市発足当時15区)を除く東京府、すなわち多摩3郡と豊多摩郡北豊島郡荏原郡南足立郡南葛飾郡含めて県を構成する案だった。この案では、豊多摩郡内藤新宿町1920年東京市四谷区編入)あるいは八王子市県庁を置く案があった。 1907年明治40年4月1日埼玉県北足立郡保谷村北多摩郡編入された。 1932年昭和7年10月1日東京市20区制に編成されることにともない豊多摩郡東京市編入された。 1936年昭和11年10月1日北多摩郡砧村千歳村東京市世田谷区編入された。

※この「東京府」の解説は、「多摩地域」の解説の一部です。
「東京府」を含む「多摩地域」の記事については、「多摩地域」の概要を参照ください。

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