て‐づまり【手詰(ま)り】
手詰まり
手詰まり
手詰まり
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/12 15:56 UTC 版)
バンカーヒルの戦い後、包囲戦は事実上手詰まりとなり、両軍共にはっきりとした優位には立てず、その状況を著しく変える意志も手段も無かった。7月にワシントンが司令官に就任したとき、その軍勢を20,000名から任務に適した者13,000名に減らす決断をした。また過去の戦闘で軍隊が持つ弾薬貯蔵量を甚だしく減らしていたことを認め、フィラデルフィアから運ぶことで補われることになった。イギリス軍も援軍を持ってくることに忙しかった。ワシントンが到着した時までに、ボストン市内には1万名以上の兵士がいた。 1775年の夏から秋を通じて、両軍共に閉じ籠もり、時には小競り合いも有ったが、意味ある行動は採らないようにしていた。大陸会議は主導権を取りたいと考えており、カナダのフランス語を話す人々やイギリス人植民者達に数回、革命側に加わるよう誘う手紙を送ったが拒絶されたので、カナダへの侵攻を承認した。9月にベネディクト・アーノルドが1,100名を率いてメインの荒野を進軍した。この兵士はボストン郊外に集結していた部隊から引き抜かれた者達だった。 ワシントンは1775年暮れに人員の危機に直面した。軍隊の兵士大半は1775年暮れに徴兵期間が切れる者ばかりだった。ワシントンは多くの従軍継続のための動機付け手段を導入し、包囲を続けられるだけの勢力を維持することができた。ただし、包囲を始めた時よりは少なくなった。
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