弟島
弟島
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/23 05:14 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動座標: 北緯27度10分0秒 東経142度11分30秒 / 北緯27.16667度 東経142.19167度
弟島 | |
---|---|
所在地 | 日本(東京都) |
所在海域 | 太平洋 |
所属諸島 | 小笠原諸島 |
座標 | 北緯27度10分0秒 東経142度11分30秒 / 北緯27.16667度 東経142.19167度 |
面積 | 5.2 km² |
最高標高 | 235 m |
最高峰 | 冠岩 |
プロジェクト 地形 |
弟島(おとうとじま)は、小笠原諸島の父島列島の一部をなし、東京都小笠原村に存在する島。面積5.20km2。
島の特徴
明治時代から大正時代にかけて移住が進められ、最盛期には100人前後の住民が暮らしていたが、現在は無人島である。かつて住民が飼っていたヤギやブタが野生化して繁殖していたが、生態系保護や植生回復などのために駆除された[1]。また固有トンボなどの昆虫希少種の保護を目的に環境庁と神奈川県立生命の星・地球博物館が2004年から共同で駆除を進めていたウシガエルも、2008年には根絶が確認された[2]。
小笠原国立公園に含まれている。
地勢
- 面積 (5.2km2)
- 山
- 測量ヶ岳
- 天海山
- 広根山
- 浜
- 黒浜
- 小浜
- 鹿ノ浜
- 崎
- 黒崎
- 小浜崎
- 東望崎
- 広根崎
- 乾崎
- 海岸
- ネコ海岸
- 東海岸
- 西海岸
脚注
- ^ “野生鳥獣被害防止事業部の実績”. 財団法人自然環境研究センター. 2012年2月20日閲覧。
- ^ 弟島におけるウシガエルの根絶の達成 (PDF)
関連項目
弟島
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/20 09:19 UTC 版)
弟島は湿潤な環境であり、現在小笠原諸島の固有種である5種のトンボ類が全て生息する唯一の島である。トンボ類の繁殖に悪影響を及ぼすと考えられたノブタ、ウシガエルの駆除は完了しており、今後はクマネズミの駆除が課題となっている。また植生についても弟島にはシマグワの遺伝子に汚染されていない純系を守ったオガサワラグワが唯一残っているなど保全の必要性が高い。小笠原諸島の他の多くの島で猛威を振るっているアカギについては弟島では駆除が完了しており、今後モクマオウ、ギンネムの駆除が検討されている。
※この「弟島」の解説は、「小笠原諸島の自然」の解説の一部です。
「弟島」を含む「小笠原諸島の自然」の記事については、「小笠原諸島の自然」の概要を参照ください。
固有名詞の分類
- >> 「弟島」を含む用語の索引
- 弟島のページへのリンク