塩梅
塩梅とは、塩梅の意味
塩梅(あんばい)とは、料理の味加減や物事の具合、健康状態のことである。程よく物事を処理する、程よく並べる・配置するといった意味でも用いられる。「えんばい」と読むこともある。塩梅の語源
「塩梅」の「塩」は「しお」とも読み、塩漬けにするといった意味合いでも使われる。「梅」は「うめ」とも読み、「ウメそのもの、またはウメが熟す時期やそのころの雨」といった意味合いがある。「塩梅」とは、もともと「塩」と「梅酢(梅を塩に漬けた時にできる酢)」のことである。食酢がない時代に料理に梅酢を使用していた当時、塩と梅酢の味加減が丁度良いことを「良い塩梅だ」と表現していたことが語源とされる。塩梅の使い方、例文
「塩梅」は、「塩梅を見る」「塩梅を間違える」などの名詞的用法のほか、「塩梅する」といった動詞的用法でも用いられる。「あんばい」を物事の処理や配置について述べる場合は、「塩梅」のかわりに按配、按排、案配といった字が用いられることもある。塩梅の類義語
「塩梅」の類義には「具合い(具合)」「さじ加減」などがある。「具合い(具合)」は、機械や道具の調子についても使用できる(例:網戸の滑り具合がいい)。「さじ加減」は、料理の味付け以外に物事の強弱や大小をコントロールするといった意味合いでも用いられる(例:どうするかは社長のさじ加減で決まる)。あん‐ばい【▽塩梅/×按排/×按配】
読み方:あんばい
[名](スル)《味の基本である塩と梅酢の意の「えんばい」と、物をぐあいよく並べる意の「按排」とが混同した語》
1 料理の味加減。「—をまちがえて、食べられたものではない」
2 物事のぐあい・ようす。「いい—にメンバーがそろっている」
4 (按排・按配)物事のぐあい・ようす・程合いを考えて、程よく並べととのえたり処理したりすること。「文化祭での出し物の順をうまく—する」
[補説] 2〜4は「案配」とも書く。
えん‐ばい【塩梅】
塩梅
姓 | 読み方 |
---|---|
塩梅 | あんばい |
塩梅 | しおうめ |
塩梅
塩梅(えんばい)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/26 04:28 UTC 版)
西洋音楽で言うところのメリスマ。近似する音程へ徐々に移行する一種のポルタメント。ゆっくりと慎重に音程を変更するところから、具合を測りつつ物事を進めるさまを表す。
※この「塩梅(えんばい)」の解説は、「雅楽」の解説の一部です。
「塩梅(えんばい)」を含む「雅楽」の記事については、「雅楽」の概要を参照ください。
塩梅
「塩梅」の例文・使い方・用例・文例
品詞の分類
- >> 「塩梅」を含む用語の索引
- 塩梅のページへのリンク