タ1600形
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/19 04:19 UTC 版)
「国鉄タ1500形貨車」の記事における「タ1600形」の解説
タ1600形は、二硫化炭素専用の10 t 積みタンク車として1929年(昭和4年)12月19日に新潟鐵工所にて1両(タ1600)が製作された。その後1931年(昭和6年)6月3日から1956年(昭和31年)5月19日にかけて4両(タ1601 - タ1604)が新製又はタム300形及びタム400形より改造され本形式に編入された。 落成時の所有者は福井二硫化炭素、旭絹織(2両)、昭和硫炭、日東紡績の4社でありその常備駅は、森田駅、石山駅、曽根駅、郡山駅であった。 車体色は黒色、寸法関係は一例として全長は6,100 mm、全幅は2,160 mm、全高は3,406 mm、軸距は3,000 mm、実容積は7.9 m3 - 8.3 m3、自重は10.9 t - 11.1 t、換算両数は積車2.0、空車1.0、走り装置はシュー式の二軸車で、最高運転速度は65 km/hであった。 1968年(昭和43年)9月30日に最後まで在籍した2両(タ1600、タ1604)が廃車となり、同時に形式消滅となった。
※この「タ1600形」の解説は、「国鉄タ1500形貨車」の解説の一部です。
「タ1600形」を含む「国鉄タ1500形貨車」の記事については、「国鉄タ1500形貨車」の概要を参照ください。
- タ1600形のページへのリンク