両宮山古墳工事 18日に見学会 赤磐市教委

両宮山古墳の工事現場見学会をPRするチラシ
両宮山古墳の工事現場見学会をPRするチラシ
 赤磐市教委は18日午前10時~11時、国史跡の前方後円墳・両宮山古墳(同市穂崎、和田)の工事現場見学会を18日に開く。県内で唯一周濠(ごう)を持つ古墳で、水面に生じる波で浸食されないよう墳丘の裾部分に石積み護岸を整備しており、3月末までに完了予定。見学会は現場を間近で見られる貴重な機会となる。

 古墳は5世紀後半の築造で、吉備の有力豪族の墓とみられる。裾部分は波で少しずつ削られ一部が崩落したため、市教委が2017年度から工事を進めている。

 見学会では、参加者が水抜きした周濠を歩き、普段は近づけない墳丘を観察。市教委文化財担当の有賀祐史主幹が工事の概要や工法の特徴、文化財を守る取り組みを説明する。

 無料。先着20人。汚れてもよい服と靴で参加する。小雨決行。14日までに市教委社会教育課文化財班(086―955―0710)に申し込む。

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