入江酉一郎の動物画 新たに20点 笠岡 竹喬美術館の特別展後期開始

ライオンなどを題材にした動物画が並ぶ特別展会場
ライオンなどを題材にした動物画が並ぶ特別展会場
 笠岡市六番町の市立竹喬美術館で開催中の特別展「日本画家 入江酉一郎(ゆういちろう)のどうぶつ画」(山陽新聞社共催)は後期展に入り、今年の干支(えと)・巳(み)にちなんだヘビの掛け軸などが新たに展示された。2月2日まで。

 入江酉一郎(京都出身、1921~2013年)は現代日本画を代表する動物画家。花鳥画の名手山口華楊に師事し、日展を中心に活躍した。1月4日に始まった後期展では前期展(昨年11月16日~12月22日)から20点を入れ替え、ヘビのほか、カンガルーやサイ、ラクダなどを題材にした72点が並ぶ。

 日展特選作「ライオン」は分厚い絵の具を削って美しい毛並みを表現し、子豚を抱えた民族衣装姿の女性を描いた「娘たち」は異国情緒を醸し出している。同美術館は「子どもから大人まで楽しめる作品ばかり。ぜひ足を運んでほしい」としている。

 月曜休館(1月13日開館、14日休館)。入館料は800円、高校生以下無料。

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