メルカリ/環境省のCO2削減プロジェクトに参画

2024年12月05日 14:30 / 経営

メルカリは11月29日、環境省が提唱する「デコ活」(脱炭素につながる新しい豊かな暮らしを創る国民運動)と、その一環として実施しているプロジェクト「The POSITIVE ACTION Initiative」(以下、PAI)に参画すると発表した。

生活者の脱炭素に資する行動促進を目的に、環境省と有志の企業等と連携して、生活者によるさまざまな脱炭素に資する行動をCO2排出削減量に換算した数値の策定と、その策定を通じた脱炭素に資する行動の社会実装に向け、取り組む。

取り組みにあたり、メルカリが2024年9月に発表した2024年度版「Impact Report」(インパクトレポート)に掲載した、メルカリの事業を通じて生まれた削減貢献量​​(ポジティブインパクト)の算出の知見を提供する。

デコ活の一環として実施しているプロジェクトPAIでは、脱炭素につながる新しい豊かな暮らしを創る目的に、「CO2可視化に係る共通の物差し(ルール・標準)の策定」「共通の物差しを活用した社会実装」「インセンティブに係るルール・標準の設計」について共同で検証を行っている。

PAIの活動の一環として、生活者の脱炭素に資する行動によるCO2排出削減効果の基準作りに取り組む。具体的には、生活者が日々行う脱炭素に資する行動に応じたCO2削減効果の参照となる値を算定することで、脱炭素に資する行動とその効果のデータベースを作成する。

CO2削減効果の参照となる値は、カーボンフットプリントガイドライン等の既存のガイドライン等を参照し、各種の行動ごとに、脱炭素に資する行動を行った場合と、行わなかった場合の排出量の差分の考え方から算定をする。今回、算定を行う脱炭素に資するアクションの種類は100種類以上を予定している。

データベースの公表は2025年3月までに行い、脱炭素を促進するための仕組み作りやサービス開発等に広く活用してもらう。

また、PAIではデータベースを活用して各社がサービス等の社会実装を進めるため、望ましいルール整備やインセンティブ設計の在り方(価値化に繋がる可視化)等について議論を進める。

さらに、各社の持つ消費者との接点やセンシング等の技術を活用した削減についても検討する。

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