来年1月1日に日本武道館で行われるプロレスリング・ノアの「ABEMA presents NOAH“THE NEW YEAR”2025」(ABEMA PPVで全試合生中継)に向けた記者会見が27日、都内で行われた。

Wメインイベント第1試合で対戦するWWE・US王者の中邑真輔(44)と佐々木憂流迦(35)が出席。これまでインタビュー等で中邑から厳しい言葉を投げかけられ続けていた憂流迦は「はっきり言って中邑真輔、好きです。ただプロレスラー、シンスケ・ナカムラはめちゃくちゃ嫌いっすね。ここに来るまでに、本当に心にグサリ、グサリと、くどくどと言われて、本当に嫌な気持ちですよ」と本心をぶつけ、「1月1日、僕が経験してきた、キックボクシング、柔術、武術、全てプロレスに落とし込んで、その首元にかみついてやろうと思ってます」と“格闘スタイル”で真っ向勝負することを誓った。

これに対し中邑は「本日やっと(憂流迦の)思いの丈を聞けましたが、戦前から情緒不安定ですか、まあ散々自分のハードルを、期待値を下げるような発言をしておいて、ここに来てやっと覚悟が決まったかなと、そういうふうには感じておりますが、どうでしょうね。リングの上でどういう立ち振る舞いをするか、楽しみかなとは一瞬感じてはおりました」と余裕の表情だった。

憂流迦が「まだ出していない」という“格闘スタイル”についても中邑は「スタイルはスタイルなんでしょうが、戦いは戦いなんで。見せる見せない、それ以前の問題かな」と問題にしていない様子。続けて「(憂流迦が)先日の後楽園で、たぎって、キンシャサをやったと。僕もXでクリップも見ましたよ。少しばかり落胆をしまして、そういう選択肢をとるのかと。なんというか、プロレスごっこ、中邑真輔ごっこでもやってるのかと。そういう意味で、イラッとするような感情の動かされ方をしたっていうのは、好意的にとってやろうかなとは思いましたね」とあくまで上から目線で話した。

この日も挑発的な言葉を浴びせ続けられた憂流迦は「腹は決まってるんで。今、見て分かる通り(服装が)白一色なんで。腹を切る覚悟で。そのくらいの覚悟を持たなきゃ戦えない相手ですから。腹を切る覚悟で行きます」と悲壮感を漂わせて話した。